2018.03.13

マネーフォワード取締役兼Fintech研究所長の瀧俊雄さんの取材に行ってまいりました!

みなさん、こんにちは!

兜LIVE!編集部です!


2月9日(金)の『Tokyo Financial Street 037』にお越しいただいた、マネーフォワード取締役兼Fintech研究所長の瀧俊雄さんの取材に行ってまいりました。


撮影:兜LIVE!編集部


\こんなことをお聞きしました!/

◆兜町との関わりや思い出
◆これから新しくなる兜町・茅場町に期待すること、理想像について
◆兜町・茅場町に関わっていき、これから新しい街をつくる人々へのメッセージ


インタビュー:マネーフォワード取締役兼Fintech研究所長 瀧俊雄さん×兜LIVE!編集部

◆兜町との関わりや思い出について

兜LIVE!編集部(以下、兜):瀧さん、こんにちは!本日はお忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございます。早速ですが、瀧さんは日本橋にある野村証券さんでキャリアを積まれた後、2012年にマネーフォワードさんに参画し、昨年には東証マザーズに上場されるなど、瀧さんにとって、とても心に残る出来事がここ東証であったと思いますが、東証があり、かつ金融機関さんが多く集まる兜町エリアとの関わりや、思い出などはありますでしょうか?


瀧さん:私が小学生の時に、まだ"場立ち"が残っていた時の東証に行ったことがあり、とても子ども心に印象深かったのを覚えています。また、私の母親が金利計算システムを作っていたシステムエンジニアだったということもあり、小さい時から金融と身近な生活を送ってきました。そのため、昔から"金融市場"の存在を刷り込まれてきたのかなと感じています。


また、私が野村證券にいたころは、市場調査の研究をするために茅場町の東京証券会館の中にある「証券図書館」をよく利用していました。そこで、長い時間をかけて金利の年鑑のようなものをつくっていました。
最近では、昔は正直味気なかった(笑)東京証券会館の1階にカフェ・サルバドルというオシャレなカフェ・スペースができたり、兜町エリアの印象が変わってきているな...と感じています。


:小学生の頃から金融に触れる機会があったなんてすごいです...!ちなみに、瀧さんが小学生の時に見た東証と、上場セレモニーでの東証で何か違いを感じたことはありましたでしょうか?


瀧さん:金融市場が好きな人間として、上場セレモニーで電光掲示板に「祝上場」と表示されたのはとても感慨深かったです。マネーフォワードには証券会社出身のメンバーが多いので、自分の名前が表示された時は、正直みんな心にグッときたと思います。笑

また、会社というのは自分たちの思いやビジネスだけでは回らなくて、いろんな人たちが周りで支えてくれたり、切磋琢磨したりしながら発生していくものなので、そういった社会の中の自分たちということを再認識できたのはとてもいい機会でした。


:ありがとうございます!小学生の時の思い出をお聞きできるとは思わなかったので、とても楽しくお話を聞かせていただきました。また、瀧さんのお話をお聞きして仕事は1人ではできないということを再認識いたしました。



撮影:兜LIVE!編集部


◆これから新しくなる兜町・茅場町に期待すること、理想像について

:兜町では新しいビルの建設や、Fintech企業の積極的な誘致など、再開発プロジェクトが進んでいますが、これからの金融の街としての兜町エリアに期待していることや、理想像などはありますでしょうか?


瀧さん:株式の取引が電子的になったことで、どこにいても取引ができるようになったので、逆に、兜町ならではの金融教育や制度を作っていくような場を積極的に取り入れた街づくりが大切だと考えています。そういう街になると、多くの企業も集まってきて企業同士にとってもいい刺激になりますし、そういった場所に来慣れていると、自分も起業してみようかと考えて、"うっかり起業する人"が増えるようになるとも思っています。


個人的には、起業というのは、やむを得ず「うっかり」するものだというのが大事なのかなと考えていまして、よく起業とファーストペンギンを掛け合わせた表現があるかと思うのですが、実際には一番最初に飛び込むペンギンは必ずしも勇敢というのものではなく、ほとんどのペンギンが他のペンギンに影響されてうっかり飛び込んでしまうケースが多いので、起業したいのだけれども、どうしても最初の一歩を踏み出せない...という方が何かに促されて「うっかり」起業するような街を目指していくのがいいかなと思います。


また、たとえ起業が成功しなかったとしても、その時の経験は、今後の人生の糧として必ず活きてくるので、最初の一歩を踏み出せずに悩んでいる人を動かしてあげることができるような街にしていくのが理想的だと思います。


:ファーストペンギンってうっかり飛び込んでしまうケースが多いのですね笑。瀧さんのおっしゃる通り、起業したいのだけれどどうしよう...と思っている方にそっと手を差し伸べることができるような街になるといいな...と感じました!



撮影:兜LIVE!編集部


◆兜町・茅場町に関わっていき、声から新しい街をつくる人々へのメッセージ

:今後の兜町エリアには、FinTech企業をはじめ、スタートアップ企業が多く集まってくると思いますが、これからの新しい金融を作っていく方々へ伝えたいことや、何かメッセージなどありますでしょうか?


瀧さん:個人的に、日本人にとって会社とは何かというのが、意外とまだ社会に根付いていないような気がしています。20世紀の大きい会社のイメージは、社会保障まで含まれていて、いい会社に入ればいい国に住めるような意味合いがあったと思いますが、いまの会社は新陳代謝がとても激しくて、10年前のスター企業が今もそのままということはあまりありません。そのため、もっと転職社会になるべきだと思っています。


そのためには、転職しても困らないような社会を設計していく必要性があるので、いい会社とは何かを意識し続け、そこで得たものを発信し続けて欲しいですね。また、労働者として働くだけでなく、自分自身も投資や投資信託などを通じて資本のオーナーになることで、資本家と労働者との間の不公平感がなくなると思うので、そういったことを意識しながら社会や世の中をより良くしていくために時間を割いて欲しいなと思います。


:「働く」ということは奥が深いな...ということを瀧さんのお話を聞いて実感しました。本日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございました! 


まとめ

今回の瀧さんのお話を通じて、「お金」に関することや、起業したりするときの不安を少しでも和らげ、多くの方が自分たちの社会や金融に関心を持つことができるような街をつくっていくことが必要だな...と感じました。


実際に、マネーフォワードさんでは、“未来のおかね”を学べるお店『mirai talk』を2018年1月5日にオープンし、お金に関する不安を解決する場所を提供しています。家計や資産運用に不安がある方は、ご活用してみてはいかがでしょうか。また、『Tokyo Financial Street 037』ではマネーフォワードさんのサービスについてもお話しいただいているので、気になった方はぜひご覧になってみてください♪


◆『Tokyo Financial Street 037』(瀧さんご出演) 


◆ マネーフォワード


mirai talk


撮影:兜LIVE!編集部

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