2023.09.15

【Book Lounge Kable】新たな食の選択肢に取り入れたい!「今更聞けない大豆ミート」セミナー&試食会に行ってきました

こんにちは。
兜LIVE編集部です。


近頃、「大豆ミート」という言葉を見たり聞いたりする機会が増えたと感じる方は、
多いのではないでしょうか。


食の新たな選択肢のひとつとして、注目を集めている「大豆ミート」。先日「大豆ミート」が注目されている理由とそのおいしさを体験できるイベントが開催されました。


今回は、2023年9月10日に兜町「KABUTO ONE」の3階にあるBook Lounge Kableで開催された、「今更聞けない大豆ミート」セミナーと試食会をレポートします!


◆会場のBook Lounge Kableはこんな場所



会場であるBook Lounge Kableは、3,000冊を超える書籍と緑あふれるカフェ、作業スペースなどが融合した新しいブックラウンジ。


ゆったりとした空間が魅力のBook Lounge Kableは、読書や作業に訪れる方が多くいらっしゃいます。居心地のよいカフェ・スペースは、新たな食材として大豆ミートを紹介するのに最適な場所です。

◆そもそも大豆ミートって?



今回イベントを主催しているのは、株式会社Tastable(テイスタブル)。プラントベースミート「NIKUVEGE(ニクベジ)」を開発・販売している会社です。登壇されたのは営業部の中里さん。会社の紹介から、イベントがスタート。


株式会社Tastableは、2021年9月に設立された、新しい会社。とろみをつけたり、ゼリーを固めたりする増粘剤やゲル化剤を販売するユニテックフーズ株式会社の関連会社として、動物性原料を使わない、プラントベースミート「NIKUVEGE(ニクベジ)」を開発・販売する会社として誕生。




(写真提供:株式会社Tastable)


プラントベースミートとは、植物をベースにしたお肉のような食感や味を再現した食品のこと。植物性の原料からできた代替肉の総称で、「フェイクミート」や「ベジミート」などさまざまな呼び名があります。


植物性たんぱく質で作られた「ミート」は、次のようなものがあります。

・エンドウミート
・グルテンミート
・大豆ミート


他には、マイコプロテインや野菜ボールなどもあるのだそう。

欧米諸国では、プラントベースミートというと、エンドウ豆を使用したものが主流。一方日本では、大豆がメインとなっています。


「大豆ミート」とは、大豆のたんぱく質を使ってうまれたもの。こうして見ると植物性たんぱく質の世界も、奥が深いことがわかりますね。


◆私たちにお肉が必要なわけ


人が生きるうえで、必要な三大栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質。摂取するカロリーでバランスのよい比率は、炭水化物約50~60% 、たんぱく質約13~20%、脂質約20~30%と言われています。
炭水化物は体を動かすためのエネルギー。脂質は細胞を作るのに必要な成分。たんぱく質は筋肉など、体を作るのに必要な大切なもの。


(当日資料より)


どの栄養素もバランスよく摂ることをよしとしています。たんぱく質は、動物性と植物性に分けられます。動物性はお肉やお魚。植物性の代表は、大豆などの豆類。人が生きるうえで、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質のどちらも必要です。


脂質の摂りすぎを防ぐためには、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を半々ぐらいの割合で摂るのがおすすめなんだそう。


(当日の資料より)


たんぱく質というと、主にお肉やお魚から摂っていましたが、今そのお肉やお魚が、ピンチになっているとのこと。


お肉となる牛や豚、鷄は大きくなるまでにエサや水を大量に必要とします。
家畜を育てるためには、森林を伐採して土地を開拓していきます。また家畜のエサとなる材料の穀物も必要になりますよね。家畜用のエサをつくるにも大量の土地や水を消費します。


また海を見てみると、地球温暖化により漁獲量は年々減少。エサとなる海藻やプランクトンも減っています。お魚たちも住むエリアが変わってきているというニュースを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。



お肉ばかりを食べていると、放牧地や飼料生産のための農耕地を増やすために森林伐採がますます進んでいくでしょう。そうなると、地球温暖化がより進み、土砂災害や海面上昇などで、利用できる土地や水資源が減っていくことが予想されます。


その問題の解決策のひとつとして、大豆をベースにしたミート、「NIKUVEGE(ニクベジ)」が誕生したのです。


◆大豆からうまれた、「NIKUVEGE(ニクベジ)」


大豆はさまざまなものに加工されています。
大豆が発芽すれば、もやしになり、煎って砕けばきなこになります。さらに煮た後、絞れば豆乳になり、豆乳が固まると豆腐になりますよね。


大豆から油を搾ったあとに出る搾りかすからは、脱脂大豆ができます。余分なものを除去すると粉末大豆たんぱくとなり、ドラッグストアなどでよく見るプロテインとなります。


脱脂大豆を熱と圧力で加工してできる粒状の大豆たんぱくを使ってできたものが、大豆ミート。


「NIKUVEGE(ニクベジ)」は、大豆のにおいや味を抑え、お肉のような食感と味を実現。



ハンバーグは、北海道産の玉ねぎを使用し、食欲をそそる炭火焼きの薫りを付与していることが特徴。また、独自の技術により、ジューシーな食感となるように作られているのだそう。さらにきのこや昆布などの旨みのある素材を使用し、味付けを日本人好みにしているとのこと。


大豆ミートのハンバーグというと食感がぼそぼそするのでは?と思っていたのですが、使われている材料を聞くと、動物のお肉を使ったものとそれほどの違いはない感じがしてきます。
一通り解説いただき、いよいよ「NIKUVEGE(ニクベジ)」を使ったお料理を試食します!


◆「NIKUVEGE(ニクベジ)」を使ったメニュー、いざ実食!


今回試食メニューとして、提供いただいたのは次の通りです。
•ハンバーグプレート
•ミートソースパスタ
•スパイシーキーマカレー
以上、3品。


いざ、実食!


ハンバーグプレートのハンバーグをいただきます。なかの豆乳クリームがとろとろで濃厚。ハンバーグの断面は、よく見るお肉そのものです。



ひと口食べて見ると、一般的なビーフのハンバーグとは食感が少し違い、ほろほろする感じがあります。が、大豆のにおいや味はしません。食感の感じ方は私個人の感想ですので、食べた方によって違うでしょう。ぜひお試しいただきたいところ。



(写真提供:Book Lounge Kable)


大豆なので味はあっさりしているのかと思いましたが、コクもあって、聞いていた通りジューシー感もあり、おいしい!



続いて、ミートソースパスタ。



ほろほろとしてやわらかいNIKUVEGE(ニクベジ)と甘味と酸味のバランスが絶妙なトマトソースにピッタリ!パスタがもちもちしていて、ミートソースとよくなじんでいます。一般的なミートソースと何ら変わりなく、おいしくいただきました。


(写真提供:Book Lounge Kable)


最後は、スパイシーキーマカレー。



食感や味、においなどに全く違和感なし!カレーになると食べなれたひき肉のあの味になっていました。カレーのスパイスと合わさって、NIKUVEGE(ニクベジ)がさらに味を引き立てています。


(写真提供:Book Lounge Kable)


大豆が持つ無限の可能性に驚きました。


◆Book Lounge Kableカフェ・メニューに期間限定で追加

試食した3品のなかから、気に入ったものを参加者が投票。人気があった2品は、Book Lounge Kableのカフェ で期間限定メニューとして、提供されるとのことです。


投票結果は1位スパイシーキーマカレー。2位が豆乳クリームのハンバーグプレートとなりました。どれもおいしかったですが、スパイシーキーマカレーが1位なのは、納得です。


NIKUVEGE(ニクベジ)を使ったお料理が食べられるのは、9月13日~30日までとなっています。参加された方は、大豆の新たな可能性を知り、おいしかった!とおっしゃっていました。


今回登壇された株式会社Tastableの中里さんにお話を伺いました。
「普段段食べているお肉やお魚の他に、第3の選択肢としてNIKUVEGE(ニクベジ)も活用いただけたらと思っています。NIKUVEGE(ニクベジ)が新しい食の選択肢のひとつになっていけば、うれしいです」


大豆ミートとプロテインの違いや、さまざまな植物性ミートなど、植物性たんぱく質の知られざる世界を興味深く聞かせていただきました。



「今日のごはんはお肉?お魚?NIKUVEGE(ニクベジ)!」という声が、家庭からも聞こえる日は、そう遠くないでしょう。


家庭向けのNIKUVEGE(ニクベジ)商品は、株式会社Tastableのホームページから購入可能。身近なところでは、ファミリーレストランチェーン・ロイヤルホストで、首都圏のスーパーであれば、「旅ごはん」シリーズとして販売されているそうです。


まずは、期間限定でNIKUVEGE(ニクベジ)の魅力を堪能できる、Book Lounge Kableのカフェ・メニューで体感してみてくださいね。



■株式会社Tastable
新たな食ニーズをフードテックで実現し、食文化を創造することに貢献。すべての人の豊かな生活と、地球環境を意識したものづくりの実現を目指す企業。
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町14-4
Instagram


■Book Lounge Kable
金融の街、兜町で「お金」や「暮らし」にまつわる書籍を中心に集め、緑あふれる広々とした空間とカジュアルなダイニング・カフェが融合したブックラウンジ。
住所:東京都中央区日本橋兜町7-1 「KABUTO ONE」3階
電話番号:03-5614-0568
営業時間:11:00~20:00(土日祝含む)
定休日:年末年始(12月30日~1月3日)、全館メンテンナンス日を除く
※ご利用料金はHP等でご確認ください。
Instagram


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