【兜町夜市2024・後編】路上飲食とミュージックフェス

2024年9月13～15日、残暑の暑さを吹き飛ばす街歩きイベント「兜町夜市」が開催されました。

「兜町夜市」は、飲み歩きや食べ歩きに始まり、限定商品目白押しのマーケットやムード満点のミュージックフェスなど、見どころ満載のイベント。KABUTO ONEのアトリウムや、歩行者天国の表通りに多くの来場者が詰めかけました。

3日間のイベントの中日、もっとも人手の多かった9月14日の模様を中心にレポートします。

◆昨年より拡大した歩行者天国で、ロマンチックな屋台飯を楽しむ

日が暮れ始める17時過ぎ、ぽつぽつと温かい光が歩行者天国に灯り始めます。

歩行者天国には広々とした机と椅子が設置されていましたが、17時の時点ですでに大入り満員。
飲み歩きチケットと交換したスペシャルメニューや、屋台で購入したスナック・アルコールなどを持ち込んで、皆さんゆったりと団らんしています。
時には親子連れのお客様も見受けられ、金融街の真ん中でファミリーが楽しんでいる風景に、少し目新しさを感じました。
飲み歩きイベントといえど、喜ぶ揚げ物やアイス、ジュースなども販売されているので、子供も飽きることがないようです。
特に人手が多かったのは、ケバブとかき氷が楽しめるこちらの一角。

背もたれのある椅子が快適で、思う存分たらふくに屋台飯を頂くことができます。
そして、そんな和気あいあいとした雰囲気をさらに盛り上げてくれるのが、ミュージックフェス特設の屋外ステージから流れるメロディーです。

9月14日(土)のタイムスケジュールは下記の通り。
15:00 SOMA
15:50 Matchan
16:40 kamikene
17:30 SOMA
18:20 Matchan
19:10 kamikene

◆屋外ステージ SOMA

おつまみのナッツをほおばりながら演奏を待っていると、夕暮れ時のムードにピッタリな優しいメロディーが流れてきました。
客の雰囲気に合わせて自由自在に変化する楽曲がDJの醍醐味ですが、SOMAさんは、宵の口の兜町のゆったりした雰囲気に寄り添う、しっとりした大人のメロディーを流してくれました。
普段聞かない音楽に興味があるのか、小さな子供が熱心に鑑賞している姿がほほえましかったです。

◆屋外ステージ Matchan

夜も更け、歩行者天国で飲んでいる方も少しご機嫌になってきた様子。
そんな雰囲気を察知したのか、続いてのDJ Matchanさんはキャッチーなメロディーを紡ぎだします。
時折邦楽の楽曲も挿入され、ノリやすい音色に導かれたのか、観客が屋外ステージの前に集まり始めます。

ドリンクをたしなみながら音楽に身を委ねていると、ここが日本有数の金融街であることをすっかり忘れてしまいます。
非日常の経験に心も体も沸き立ち、アルコールも一層おいしく感じられました。

◆屋外ステージ kamikene

14日のステージ最後を務めるのは kamikeneさん。

すっかり日が沈み、行燈の光が幻想的な歩行者天国に、メロウな音楽が流れます。
時折テクノミックスが挿入される楽曲に、観客のテンションは静かに上がっていきます。
ゆったりと時を過ごしたい人、気分を盛り上げて楽しみたい人。
両方の観客に寄り添う絶妙な雰囲気の楽曲はさすがの一言です。
歩行者天国は20:00に終了。

ぎりぎりの時間までミュージックフェスと屋台を楽しんだ参加者は、今日の思い出を反芻しながら帰路へついていきました。

◆まとめ

屋外ステージでミュージックフェスを、歩行者天国で屋台飯を満喫した「兜町夜市」。
中日の14日にチケットが売り切れてしまうほどの人手でしたが、ゆったりとした歩行者天国は適度にスペースがあり、混雑を感じさせない工夫がされていてとても心地よいです。
通りに面した店舗は落ち着いたインテリアに統一されており、大人な雰囲気の夜市の風景を眺めながら、心身ともにリラックスしながら楽しむことができました。

参加者の方たちも静かにしっとりとした大人の夜を楽しんでいるのが伝わり、まさに「大人の祭り」を満喫した気持ちです。
今回の記事ではミュージックフェスと歩行者天国を中心にレポートしましたが、実は、兜町夜市ではナイトマーケットも開催されていました。
限定商品が満載のナイトマーケットの盛り上がりは、また別の記事でご紹介します。そちらもお見逃しなく！
（取材・執筆 和香葉）

＊【兜町夜市2024・前編】 飲み歩きとナイトマーケットのレポートはこちら

＊兜町夜市2024詳細はコチラ

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