2026.03.31

ニュースで見ていた“あの場所”へ 東京証券取引所「東証アローズ」を見学し、株式投資体験にも挑戦しました!

こんにちは。兜LIVE!編集部です!
ニュースで株式市場の動向が伝えられるとき、背景に映るあの場所。
円筒形で、チッカーと呼ばれるディスプレイが回り続ける、日本の株式市場の象徴ともいえる空間——それが東京証券取引所の「東証Arrows(東証アローズ)」です。



事前予約で参加できる見学・体験プログラムも行われており、年間およそ5万人が訪れる人気の観光スポットでもあります。
今回は、案内付き見学ツアーと株式投資体験に参加してきました。
日本の株式市場の中心を実際に訪れてみると、そこには思っていた以上に興味深い世界が広がっていました。


◆金融の街・兜町にある東京証券取引所へ

東西線・茅場町駅から歩いて数分。
証券会社など金融機関が集まる“金融の街”として知られる兜町ですが、近年はおしゃれなカフェやレストランも増え、街の雰囲気がずいぶん変わりました。
そんな街並みの中を歩いていくと、重厚感のある建物が見えてきます。
ここが、日本の株式市場の中心——東京証券取引所です。


東京証券取引所


見学者入り口はこちら(西口エントランス)


まずは手荷物検査です。
空港のようなセキュリティチェックを通過して館内へ入り、受付を行います。
館内は、想像していた以上に明るく開かれた雰囲気で、これから始まる見学ツアーへの期待も高まります。


◆ツアー前から楽しい!フォトスポットと証券市場の歴史展示

ロビーは多くの来場者でにぎわっていました。
私が参加する案内付き見学ツアーの参加者のほか、団体で訪れているグループの姿もあり、活気にあふれています。




まず目に入るのが、東京証券取引所ならではのフォトスポット。
JPXのロゴの背景に「上場の鐘」を撞くポーズで記念撮影ができるフォトスポットの前では、撮影待ちの列ができていました。


大人気のフォトスポット


ロビーには東証オリジナルグッズを紹介するショーケースもあり、キーホルダーや文具などが展示されています。
商品をじっくり吟味して、実際の購入は自動販売機で行うというユニークな仕組みです。


グッズコーナー


購入は自動販売機で


さらに興味深いのが、近くにある兜神社のお守りもここで授与されていること。
兜神社は小さな神社のため、東証アローズでお守りを取り扱っているのだそうです。金融の街・兜町らしい、ちょっと珍しい取り合わせです。


お守りは完売でした


ロビーの入り口近くには、日本の証券市場の歩みを紹介する展示施設「証券史料ホール」もあります。日本の証券市場の歴史や株式取引の仕組みを紹介する資料やパネルがそろい、小さなミュージアムのような見ごたえのある展示です。


充実の展示内容



こうして館内を見て回っていると、あっという間にツアーの集合時間になりました。
見学ツアーに参加する方は、少し早めに到着することをおすすめします。
ツアー終了後にも自由に見学することができるので、時間に余裕を持って訪れるとよいでしょう。


◆エスカレーターの先で出会う3つのレリーフ

ツアーはエスカレーターで2階へ向かうところから始まります。
エスカレーターを上がると、壁には3つの丸いレリーフが埋め込まれています。
それぞれ工業・商業・農業を象徴するもので、旧東京証券取引所の建物に飾られていた歴史ある装飾なのだそうです。


工業のレリーフ


商業のレリーフ


農業のレリーフ


続いて会議室へ移動し、株式市場の仕組みを紹介するアニメーションを鑑賞します。
3人のキャラクターの会話形式でストーリーが進み、ユーモアを交えながら、株価の仕組みや証券取引所の役割などを分かりやすく解説。金融に詳しくない人でも楽しく理解しやすい内容になっています。


そしていよいよ、東証アローズの見学通路へ向かいます。


◆ガラス越しに広がる圧巻の空間——マーケットセンター

会議室を出て進むと、ガラス越しに大きな空間が広がります。
そこでひときわ目を引く存在がマーケットセンターです。




円筒形でガラス張りのマーケットセンターには、チッカーと呼ばれる円形のディスプレイが設置され、上場企業のリアルタイムの株価が流れるように表示されています。次々に情報が更新されていく様子から、日本の市場が今この瞬間も動き続けていることが伝わってきます。



このマーケットセンターは、株式市場の状況を監視し、市場の運営を支える東京証券取引所の中枢となる施設です。
ガラス張りの構造には、市場の公正性や透明性を象徴する意味が込められているとのことです。


◆知る人ぞ知る?東証アローズの“金運スポット”

さて、見学通路を進む途中に、ちょっと特別な人気スポットがあります。
東証アローズの東口エントランスには吹き抜けの空間があり、天井には末広がりの形をしたステンドグラスが設けられています。


東口エントランス


末広がりのステンドグラス


風水学的に辰巳(南東)の方角に向いた玄関は幸運をもたらすとされ、末広がりのデザインとあわせて“金運スポット”として紹介されることもあるそうです。
実は取材に訪れた2026年3月5日は、天赦日・一粒万倍日・寅の日・大安が重なる“最強開運日”。
そんな日に東証アローズの開運スポットに立っていると思うと、なんだか晴れやかな気持ちになりました。


ステンドグラスに見入る参加者たち


◆かつて取引が行われていた場所「立会場」へ

さらに、東証アローズを訪れたそうそうたる著名人の写真が並ぶ、まるで“Hall of Fame”のような展示を楽しみながら見学通路を進みます。




通路を一周すると、つい先ほどまで見下ろしていた空間へとエスカレーターで降りていきます。



そこが、かつて「立会場」と呼ばれていた場所です。
1999年までは「場立ち」と呼ばれた証券会社の担当者がこのフロアに集まり、電話や手サインなどを使って株式売買を行っていました。
取引時間になると多くの証券マンが集まり、活気に満ちた光景が広がっていたといいます。


かつての取引風景


現在は取引の電子化が進み、その光景は歴史の一部となりましたが、当時の様子を想像しながら見学することができます。
フロアでは「上場の鐘」の前で記念撮影をしたり、株価表示装置(チッカー)や株価ボード(マルチディスプレイ)を見上げたりと、参加者は思い思いに見学を楽しんでいました。




◆仮想資金1000万円で投資に挑戦!株式投資体験

見学ツアーの後は、株式投資体験プログラムへ。
会場には机が並び、各席にはタブレット端末が1台ずつ設置されています。



参加者はそれぞれ席に着き、仮想資金1,000万円を使って株式投資に挑戦します。
ニュースを参考にしながら株式を売買していく、ゲーム形式の投資体験です。



株価は、売りたい人と買いたい人のバランスによって決まります。
買い注文が増えれば株価は上がり、売り注文が増えれば株価は下がる——。
参加者は画面に表示されるニュースを読みながら、どの銘柄をどれだけ、いつ買うか、いつ売るかを判断して取引を行います。


株価の動きとニュースを見ながら売り買いを判断


ゲーム終了後にはランキングと参加者それぞれの結果が画面に表示されます。
短い時間ながら、ニュースと株価の関係や、投資判断の難しさと面白さを実感できる体験でした。
体験の最後にはスタッフの方から、実際の投資では短時間で売買を繰り返す方法はおすすめしていないという説明もありました。少額からコツコツと長期投資すること、そして一つの銘柄に集中するのではなく、複数の銘柄に分散して投資することが大切とのこと。
ゲーム形式の体験を通して、株式取引の基本に加え、投資と向き合う姿勢についても学ぶことができました。


◆東証アローズを訪れてみて


東証アローズを訪れてみると、株式市場の歴史や仕組みを楽しみながら学べる、一般の人にも開かれた施設であることが実感できます。今回ご紹介した以外にもさまざまな展示があり、見どころはまだまだあります。


金融というと難しいイメージを持つ人も多いかもしれませんが、東証アローズの見学ツアーや体験プログラムに参加することで、金融の世界を少し身近に感じられるようになるはずです。
東証アローズの見学を楽しんだあとは、ぜひ周辺の街歩きもおすすめです。
近年はおしゃれなカフェやレストラン、ショップも増え、散策もとても楽しいエリアです。
日本の株式市場の中心を訪れたあと、街の魅力にも触れてみる。
そんな兜町の過ごし方も、きっと楽しい体験になるに違いありません。

(取材・文 柴田幸恵)


▪️東証アローズの見学ツアーはこちら
▪️兜LIVE!おすすめの兜町・茅場町お散歩コースはこちら


******************
▼兜LIVE!(かぶとらいぶ)
人と歴史と未来をつなぐ応援プロジェクト兜LIVE!では、たくさんの方が兜町・茅場町に親しみを持っていただけるような楽しく勉強になるイベントを企画・実施していきます。FacebookやInstagramをフォローして最新情報をチェックしてくださいね。
Facebook
Instagram
X(旧Twitter)

×

兜LIVE!について

運営

一般社団法人日本橋兜らいぶ推進協議会

代表者

藤枝昭裕

住所

〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町1-10
[map]

連絡先

support@kabuto-live.com