2019.07.24

【Tokyo Financial Street 】放送100回突破記念 特別番組にいってまいりました!

こんにちは!

兜LIVE!編集部です。


2019年7月3日(水)東京証券取引所にて、Tokyo Financial Streetの放送100回突破記念特別番組の収録が行われましたので、兜LIVE!編集部でも参加してまいりました。



当日は、Fintech業界の第一線で活躍する起業家の方をゲストにお招きして、ビジネスモデルやマーケットの展望などについてのパネルディスカッションを行いました。


また、今回の放送では資産運用や起業に興味のある学生も参加する形で行われました。


早速、当日の内容をレポートしていきたいと思います!


◆Tokyo Financial Streetとは?


2017年5月12日から、インターネット放送STOCKVOICE TVで新番組「Tokyo Financial Street」がスタートしました。 現在、東京都が掲げる「国際金融都市・東京の実現」に向けて、金融の中枢機能が集積する大手町から東京証券取引所が位置する日本橋兜町・茅場町地域を軸として、金融機能の整備のためのプロジェクトが官民連携により進められております。


毎週金曜の夕方に放送するこの番組では、その週のマーケット動向をまとめて振り返るほか、毎回多彩なゲストをお迎えして『国際金融都市・東京の実現』の話題を取り上げていきます。



放送100回突破記念 特別番組

今回の特別番組は、「若い世代の方に東京を取り巻く経済の現状を知ってほしい。興味を持ってもらいたい。」という想いのもと企画されました。そのため、ただ金融についての理解を深めるだけではなく、学生に向けて「社会人として働くということ」についての内容も含まれておりました。


■ゲスト
クラウドクレジット株式会社 代表取締役 杉山智行さん
ロボット投信株式会社 代表取締役社長 野口哲さん
ウェルスナビ株式会社 代表取締役 柴山和久さん



◆パネルディスカッション part1『私はいかにして起業したか』

パネルディスカッションpart1では、「社会人として組織で働く中でどのようなことを学んだか、そしてどのような経緯で起業をしたのか」など、これから起業を目指す若い世代へのアドバイスやメッセージも含めた内容で進みました。

まずは、ゲストの方々による、自社事業の説明や自己紹介から始まりました。

トップバッターは、クラウドクレジット株式会社 代表取締役 杉山智行さん。




杉山さんは、2008年にイギリスのロイズ銀行に入行した際、お金を借りたい人がたくさんいたのに預金が追いついていないイギリスの状況を目の当たりにしたそうです。


そこで日本の眠っている預金とイギリスのお金を借りたい人を繋げれば良いのではと思い、ロイズ銀行でもプロジェクトが進行していたのですが、途中で頓挫してしまったそうで、それなら自分で作ろうと思った事がクラウドクレジット創業のきっかけになったそうです。


また、学生へのアドバイスとしては、杉山さんが学生の時はインターンなどの仕組みは整備されていなかったので、こういった環境を活用するのはもちろんこと、もし数理的な知識が必要な業界に進むのであれば、習得に2〜3年かかるので学生のうち勉強しておいた方が良いと仰っていました。


次に事業説明や自己紹介をしていただいたのは、ロボット投信株式会社 代表取締役社長 野口哲さん



野口さんは、本屋でアルバイトをしていたことから出版業界を目指していましたが、プログラミングをしていたことから、銀行のインターンに応募したところ偶然にも通り、そこで金融の面白さを知ったことがきっかけで金融業界に入ったそうです。


また、新卒で配属されたのが、社長と関わることが多い部署だったため、社会人1年目から約4年半の間、社長の仕事について学ぶことができたそうです。この経験が起業のきっかけになっていて、もしこの期間がなければ起業はしていなかったかもしれないと野口さんは仰っていました。


それと、野口さんは、通用しない環境でも頑張れるような事、飽きない事を学生時代に探す努力をした方が良いと仰っていました。


最後にに事業説明や自己紹介をしていただいたのは、ウェルスナビ株式会社 代表取締役 柴山和久さん




柴山さんは、社会人になってからも起業をしようと思ったことは一度もないそうで、財務省やマッキンゼーでの経験から「日本で世界水準の資産運用を誰でも利用できるような社会を作りたい」という想いを持ちはじめ、気付いたら起業という道を選んでいたそうです。


また、学生時代には、自分がやりたいことを徹底的にやることが大切。社会人になると上司の許可や知識不足から、やりたいことが全てできるとは限らないので、学生時代の自由な環境の時に、自分興味のあることをやり抜く経験をした方が良い。それが将来の糧になると仰っていました。


ゲストの3名に共通していることは、起業自体が目的だったのではなく、社会人経験を通して自分のやりたいことが明確になり、それを実現させるためには起業という選択肢が必要だったということでした。


part1では金融に関するお話だけでなく、社会人に関する内容も含まれていたので、学生の方々への眼差しもより真剣だったように感じました。



◆パネルディスカッション part2「これからの時代、国際経済と日本経済の動向や展望」

パネルディスカッションpart2では、今後の資産運用を取り巻く環境の変化と展望や、資産形成と運用に対してどのように向き合っていくべきなのか、ディカッションの要素も含めながら進みました。



最近話題になっている金融庁の「老後資金2000万円問題」についてや、日本経済の将来の展望にも触れており、聞いていてとても見応えのある内容でした。


また、後半の質問コーナーでは、「ITは中国で進んでいるが、日本のFintechは他の国と比べどれほど進んでいるのか?」「どういう手順で起業したのか?」などの質問が学生からあり、一つ一つゲストの方が丁寧に回答をしながらパネルディスカッションが進んでいきました。



part2の放送は、2019年8月2日に公開される予定です。公開しましたら、兜LIVE!でも発信しますので、お楽しみにお待ちください♪


最後に参加者のみなさんで記念撮影をして特別番組は終了しました。




◆まとめ

今回の特別番組は、「若い世代の方に東京を取り巻く経済の現状を知ってほしい。興味を持ってもらいたい」という想いのもと企画されたことから、これからの金融や日本の未来について考える時間にもなっており、とても有意義な時間となりました。


また、日々ニュースを見ていると、将来の日本への悲観的な内容も多く見かけますが、今回の特別番組にお越しいただいたような、金融だけでなく日本の将来を真剣に考えている若い世代の方もいるので、こういった方々がこれからの新しい金融像を作っていくという希望もあるのではと強く感じました。



クラウドクレジット株式会社


ロボット投信株式会社


ウェルスナビ株式会社



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