2018.01.22

「社会人のための確定申告勉強会」を開催しました!

こんにちは!

兜LIVE!編集部です。


2017年は「副業」という言葉を多く目にする1年でした。今年から個人でプラスαの収入を得るようになった方も多いのでは?と思います。


12月19日に行った「社会人のための確定申告勉強会」では、15名ほどの方にお集まりいただきました。個人事業主というより、副業をされている方が多い印象でした。


ゲストには、メリービズ株式会社代表取締役の工藤博樹さんと税理士の中原國尋さんにお越しいただきました。



撮影:兜LIVE!


納税は義務。でも賢く「節税」したい!

そもそも、確定申告とは1月1日〜12月31日の所得、所得税を計算し、翌年2月16日〜3月15日に申告書を作成し、税務署に申告することなんです。なんと、平成28年度の確定申告はマイナンバーの記入欄が追加になったそうです!マイナンバーって、本当に色んなところで使用されるようになりましたよね。


「納税」は国民の義務…とはいえ賢く「節税」したいですよね。


工藤さんと中原さんには、社会人が知っておくべき「確定申告」のキホンを教えていただきました。


会社員であれば会社が年末調整してくれるのですが、株や不動産投資をしている方や、副業を考えている人には知っておきたいことがたくさん!


女性の参加も多かったからか、一番最初に質問が集中したのは「医療費控除」についてでした。


今年は「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)」が始まりました。薬局で購入した医薬品の一部が所得控除として認められることに。これからはドラッグストアのレシートもとっておきたいものです。


そして参加者の中には株や不動産などへ投資している方もチラホラ。株式や債券、投信などを売却した場合、譲渡所得が生じます。ただ、もし投資でマイナスがでたら、3年間までは繰り越せるそうです。


つまり、来年もし利益がでた場合、課税する際に過去3年以内の損益と差し引いてもらえるということ。今年、残念ながら損をしてしまった人にも朗報(?)ですね。

なお、いま話題になっているビットコインは現時点では対象外の「雑所得」となります。ご注意を!


撮影:兜LIVE!
税理士の中原さん。優しく教えてくださいました。


どこまでが経費?わからないときは?

個人事業主に関わらず、会社でも、どこまで経費に出来るのかって気になりますよね。例えば、自宅の家賃(事業所兼自宅として)も控除の対象です。


よく漏れがちな経費は、、それは、携帯電話代や30万未満のPC。これらは購入しても、青色申告なら申告できるのです!青色申告は手間暇かかるデメリットはありますが、65万円を控除枠として使えるメリットも大きな魅力です。


寄附金控除枠では、もちろんふるさと納税も入ります。翌年の住民税から毎年引かれることで食費もだいぶ助かりますよね。


でも、いざ確定申告を自分でやろう!と思うとなんだか面倒、わからないことだらけ、という人も多いハズです。


とはいえ、個人の確定申告で税理士を頼むのはちょっと…という時「Merry Biz(メリービズ)」などのクラウド会計ソフトを使用する、という手もあります。

そして、わからないことは各税務署にある「確定申告相談コーナー」に行けば親切に教えてもらえるそうです。


そして今はWEB検索で大抵のことが分かる便利な時代ですが、ベストは「国税庁のサイトで確認すること」だそうです。税理士事務所のサイトなどでも調べられますが、情報の鮮度がやや落ちることもあるのでご注意を!


撮影:兜LIVE!


まとめ

「ふるさと納税」「副業の経費について」「生命保険の控除について」などなど、さまざまなテーマの質問が飛び交う濃い2時間となりました。


質問タイムでは、想像以上に皆さん積極的でたくさん質問が出ました!

私も少し突っ込んだ質問をしてみました。


自分で入っていた保険会社からの保険が、入院時のベッド代などで支払われたり、高額療養費で払い戻しが出たとしても、それらを全て差し引いて、自分が病院やドラッグストアに対して支払った金額が10万円を超えると申請可能だそうです。病気をした際も、何らかの形で返ってくる事が多いと分かると、前払いで請求額が「こんなに払わないといけない、、」と思っても「でも後で返ってくるよね!」と安心しますね。


「知っている人にしか適応されない」控除が多いんだな、というのが正直な感想でした。確定申告するというのは一見ちょっと面倒な作業ですが、そのひと手間さえ惜しまなければ上手に節税できそうです。


税務署は国家権力で調査ができるので、税金を誤魔化すことは不可能!でも出来る限り、正しい情報を学んで賢く節税したいものですね。


確定申告をすることで、意外と会社員をやっているだけでは見えなかった事がわかってくるのではないでしょうか?


撮影:兜LIVE!



兜LIVE!では、今後もFinTechや金融からエンタメ、グルメイベントまで幅広い方々にお楽しみいただけるイベントを企画・開催しています。より多くの方に街にお越しいただけることを心よりお待ちしております。



*関連情報


メリービズ株式会社



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