2018.07.29

『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』というイベントを実施しました!

こんにちは!
兜LIVE!編集部です。


7月14日(土)に、東京日本橋兜町・茅場町のFinGATE KAYABAにて、『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』というイベントを実施しました!


 
江戸時代、中央区日本橋兜町・茅場町の日本橋川沿いには酒問屋が立ち並び、にぎわいを見せていたといいます。
現在も日本酒の種類が豊富な名店があることから、「日本酒」を町のアピールポイントのひとつととらえ、実際の試飲もでき、気軽に楽しめる形式の日本酒セミナーを定期的に開催しています。


今回も、日本酒を通じてまちづくりに貢献していらっしゃる蔵元のご協力のもと開催した、日本酒セミナーのイベント模様をお伝えします。



ご協力いただいた蔵元のご紹介


「飯沼銘醸」9代目蔵元 飯沼徹典さん


飯沼銘醸株式会社

栃木県栃木市(旧西方町)に蔵を構えています。
文化8年(1811年)の創業から、200年以上にわたって酒造りをしてきた歴史の深い蔵です。
現在は、地元を中心に流通している「杉並木」と県外中心のに限られた特約店のみ取り扱いが許される「姿」が代表銘柄となっています。

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蔵元トークのご紹介

まずは、セミナーの最初に本日のゲストである飯沼徹典さんよりご挨拶。

続いて、飯沼銘醸の生い立ちや、主に手がけていらっしゃる「姿」についての興味深いお話に入っていきます。


飯沼銘醸は、200年以上の歴史のある蔵です。
しかし、そのころの酒造りは今とは全く異なっており、“質より量”を優先して安い普通酒などのお酒を大量に造っていたそうです。


その後、お父さんが「杉並木」という銘柄を造り始め、その「杉並木」は、地元の飲食店などに置かれ、多くの人たちから愛される定番酒となりました。


そして、現在は「杉並木」と、自身で立ち上げた「姿」ブランドを手がけており、酒質は向上し続けています。


ちなみに、「姿」の名前の由来は地元の伝説の場所「姿見の池」からきているのだそう。
西方町にちなんだ名前をつけたかったので、「姿」という文字を選んだとのことで、地元への深い愛情が感じられますよね。


また、お話の中で、飯沼さんが「人間関係がとても大切」とおっしゃっていたことが印象的でした。
少数精鋭で酒造りを行っている中で、チームワークの良さは重要になってくると思います。
蔵人を雇用する際に地方の方言が壁となったり、増員時に蔵人同士の人間関係が問題で人員の定着が難しかったり、といったさまざまな状況を乗り越えてきた飯沼さんだからこそ、居心地の良い環境作りを重んじることができるのでしょう。


お酒も生き物です。
素晴らしい環境で醸されたお酒が美味しいと支持を集めるのは当然なことかもしれないですね。


実際にお酒を味わってみよう!~利き酒タイム~

当日会場にも並んだ「姿」ブランドの色とりどりの素敵なパッケージの日本酒たち。


“しぼったそのままの姿を飲んでもらいたい”というコンセプトを掲げ、県外向けの「姿」シリーズは無濾過生原酒が基本で、できあがったばかりの味わいがそのまま瓶詰めされているのだそうです。


また、同じ精米歩合でも、米の品種が違うというのもシリーズの大きな特徴となっています。
地元の水や米にこだわって丁寧に造られているからこそ、米の旨みや甘みを感じることができる最高の仕上がりとなっています。



 

「姿」ブランドの魅力を知ったところで、次は楽しみにしていたテイスティングタイム! 


名前をふせたお酒をA・B・Cの容器に注ぎ、どの種類かを当てる利き酒クイズから始まりました。




全問正解の方には、「姿」特製のグラスをプレゼント!ということで、
会場もより一層も盛り上がります!


配布された資料に記載された3種類の日本酒の特徴と、味わった日本酒の風味を照らし合わせ、「これだ!」と思う選択肢のアナウンス時に挙手をしていきます。



利き酒に使用されたお酒は、香りが華やかでジューシーな味わいの「姿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 中取り」、香りが華やかでスッキリとした辛口が心地良い「姿 純米吟醸 辛口雄町 無濾過生原酒」、穏やかで濃淳な味わいの「姿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 T-ND酵母仕込み」の3種類でした。


質疑応答タイム ~試飲&おつまみを食しながら~

利き酒タイムの後は、さらに3種類の日本酒を試飲。


姿ブランドの原点とも言える柔らかな旨味が凝縮された「姿 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 袋吊瓶囲い」、まろやかでスッキリとした甘みが特徴の「姿 純米大吟醸 北しずく 無濾過生原酒」、スパッとしたキレ味が心地良い「姿 純米吟醸 生原酒 Black Impact」の登場です。なんと、Black Impactのネーミングは、名前を考えていた際、大河ドラマ「龍馬伝」で「黒船襲来」を見ていたからだそうです(笑)


それぞれの個性豊かな旨味と味わいに、感嘆の声も多数上がっていました。


そして、ここで待ちに待ったおつまみも提供されました!
今回のおつまみは、らっきょともち米でできたおかき、ピーナッツ。
日本酒にぴったりなおつまみは、「美味しい!」と大好評でした。



 
飯沼さんも、日本酒を口にしながら、参加者の方との会話を笑顔で楽しまれ、終始和やかな雰囲気が流れていました。
お酒が入りながらのイベントだとコミュニケーションもとりやすくなるのでとても良いですね!
そして、質問の絶えない大盛況が続く中、90分のイベントはあっという間に終了してしまいました。



名残惜しい雰囲気の中、イベント終了後は飯沼さんを囲んだ写真撮影が行われていました。


おわりに


今回も、蔵元の方の楽しくわかりやすいトークを聞きながら学ぶことができました。
「姿」ブランドの生い立ちや特徴を聞きながら、贅沢に6種類もの品種を堪能をすることができる大満足のイベントだったのではないでしょうか!



飯沼さんのトークからは、酒蔵や日本酒への愛情がたっぷりと伝わってきて、一際美味しさも引き立っていました。


米の違いや、造り方の変化等、「自分がどこまで美味しい酒を造れるのか」、と日々挑戦を楽しんでいるその姿は、さまざまな表情で人々を魅了する「姿」ブランドの魅力を体現している様でした。


兜LIVE!では、今後もお酒を通して学び、楽しめるイベントを開催していきたいと思います。

次回もお楽しみに!


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