2018.02.06
こんにちは!
兜LIVE!編集部です。
「女性のためのフィンテック勉強会#1」が日本橋兜町・茅場町の「カフェ・サルバドル」で開催されたので、兜LIVE!編集部でもいってみました!
今回の「フィンテック勉強会#1」は、"お金・フィンテックへの理解を深めることでより金融を楽しんでもらいたい"をテーマに、クラウドクレジット株式会社・株式会社Good Moneyger・STOCK POINT株式会社の、フィンテック企業3社の広報担当の女性たちが立ち上げた勉強会です。
撮影:兜LIVE!編集部
今回は、当日の勉強会の様子をレポートしたいと思います。
まずは、2016年に設立されたばかりのSTOCK POINT株式会社の代表取締役、土屋清美さんが登壇されました。
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STOCK POINT株式会社の代表取締役、土屋清美さん。
まず、最近よく耳にするブロックチェーンについて土屋さんが説明してくださいました。
「昨今話題のビットコイン(仮想通貨)を管理している技術がブロックチェーンです。ブロックチェーンは、お金のやり取りなどをまとめた取引台帳をネットワーク上でみんなで管理しましょう、という仕組み。またブロックとハッシュ値を使い、ソフトウェア自体が改ざんできない安全な仕組みになっているんです」と土屋さん。
つまり、銀行などがセキュリティに費用をかけてきた預金の残高やお金のやり取りなどの“取引台帳”を、ブロックチェーンを使えばコストをかけずに管理することができるのです。
最近、ブロックチェーンの技術を用いて、ポイントで投資ができるアプリをローンチされたそうで、「みなさんにもいつも購入する商品や好きなメーカーがあると思います。私たちが始めたのは、お気に入りのメーカーの商品を買い続けて一定のポイントが貯まれば、それを株に交換できるサービス。ポイントの価値が日々株価によって変動するんです」と土屋さん。
好きなメーカーの商品を買い続けるだけで、元手も現金も要らずに株主になれるんです。株主になったら企業のことをもっと知ったり応援したくなりますよね。
次に登壇されたのは、金融教育とロボアドバイザーを運営する株式会社Good Moneygerの広報・榎原望美さん。
「実はこの会社に入社する前4年間は専業主婦をしていました。子供の親になったものの、経済のことがわらからずコンプレックスを解消したいと思い、金融教育をしているこの会社に入ったんです」と榎原さん。
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Good Moneyger広報の榎原望美さん。
1歳と4歳の子供を持つお母さん。生活者の視点で金融について話していただきました。
Good Moneygerさんが経済をもっとカンタンに楽しく学ぶために開発したのが、なんとカードゲーム!
榎原さんは、
「例えばバブル経済になったら不動産の価格は上がります。万が一戦争になったら、日本株と不動産は下がります。そのような経済と金融の基礎知識を遊びながら学べるんです」。とおっしゃっていました!
このゲームは、中学生や高校生を対象にしたZ会の講習会や銀行の新入社員研修などに使われているのだそうです!
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お堅いイメージの金融の知識を遊びながら学べる、カードゲーム「Asset Allocation」。
さらにGood Moneygerさんは、投資のはじめの一歩としてロボアドバイザー「VESTA」も提供しています。
「人口知能(AI)を使い、資産やリスクに応じて最適な投資を教えてくれるのが『VESTA』です。弊社のサービスはアドバイス型なので、自分で納得したうえで投資ができます。私も9月から『VESTA』を始めたんですが数千円の含み益が出ています」と榎原さん 。
預金よりも夢がありますね!
「VESTA」は無料で始められ、社長自ら執筆する相場分析レポートも提供しているとのこと。お金や金融に関する知識を得ながら、投資を学べるとのこと。
次に海外へのソーシャルレンディングを行う、クラウドクレジット株式会社の広報の水野綾香さんが登壇されました。
ソーシャルレンディングとは「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」をオンライン上で結びつける新しいサービスのことです。
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10年間ファイナンシャルプランナーをしていたという、広報の水野綾香さん。
「『ソーシャルレンディング』が広まったのは、ネットが普及し個人がお金を貸すことができるようになったことが大きいですね。銀行がリスクを取っていたお金の回収や与信などを個人の投資家がその責任を担うことで、銀行よりも高いリターンが得られるのです」。
そもそも、クラウドクレジットは、世界的な不均衡をなくしバランスシートを整えたいという思いで発足したそう。
「日本は世界的に見ても資金余剰国なんです。日本の余っているお金をぺルーやカメルーンなど資金が不足している国に届けることで、途上国の方々は成長のチャンスが得られます。途上国は金利が高いのと、銀行と違ってネット上でお金のやり取りをするのでコストを抑えることができ、高いリターンが期待できるのです」。
具体的にはカメルーンの主要産業、カカオ豆の業者の運転資金など、さまざまな投資先があるそう。投資額一口1万円、最低7か月から始められ、平均10%の利回りを出しています。
少しハードルが高い…と思っていた、金融・経済・投資の世界。でもお気に入りの商品を買い続けるだけで株主になれたり、金融カードゲームで遊んだり、発展途上国を支援できる投資があったり、驚くようなサービスや商品が生まれていました。金融の知識を楽しく学んで、自分に合った投資に挑戦したい、と思いました。
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