2018.05.01
こんにちは!
兜LIVE!編集部です。
先日(3/27)、CAFE SALVADOR BUSINESS SALONにて、『Special KABUTO会議~兜町・茅場町の魅力掘り起こし~』を実施しました!
通常は兜町・茅場町界隈にゆかりある方や、FinTechベンチャー・金融業界で活躍する方々の10名程度で、一緒に兜町・茅場町の未来について語り合うといった形式で開かれてきたKABUTO会議。 5回目となる今回は“Special”と題し、より多くの人に兜町・茅場町の「今」を伝えるため初の一般公開となりました。
撮影:兜LIVE!編集部
▼前回の『第4回 KABUTO会議』はこちら
http://kabuto-live.com/report/...
Specialとなる今回のKABUTO会議では、豪華なゲストにお越しいただきました。
都市出版株式会社代表取締役であり、“都市を味わい、都市を批評し、都市を創る”がテーマの雑誌『東京人』編集長の高橋栄一さんと、編集部の日岡和美さんのお二方です。
撮影:兜LIVE!編集部
1986年に創刊されて以来31年間、伝統の深層から風俗の先端まで、都市文化の新たな相貌を照らし出してきた『東京人』。
2018年2月増刊号は兜町・茅場町特集で、長く続く街の歴史や新たな取り組みの数々が取り上げられています。
撮影:兜LIVE!編集部
今回の、トークテーマは『これからの街づくりに求められるもの』について。
高橋さんは主に、今日までの兜町の歴史と、それを踏まえた上での街の可能性について話されました。
街の発展のためには、その街の魅力・物語を伝えることで、まずはより沢山の人に街へ来てもらうことが大切です。
兜町・茅場町は、日本の資本主義発祥の地として200~400年積み重ねてきた歴史ある町なので、わざわざ1から物語を作る必要がありません。 かつて兜町を「東洋のヴェネツィア」として育て上げようとした渋沢栄一氏はじめ、多くの先人達が今日までこの街を築きあげてきました。その長きに渡る歴史を資産として生かして街の物語を紡いでいくことが、これからの未来につながる、と高橋さんは言います。
撮影:兜LIVE!編集部
続いて日岡さんからは、近年の兜町の取り組みや、他の街との関連性についてのお話が。
特に印象的だったのは、豊島区の事例です。
今や文化都市の池袋と呼ばれ、多様な人で賑わう街の一つですが、一時は消滅可能性都市とまで言われていた豊島区。『東京人』前編集長の粕谷さんが、街の人を集めたサロンのような座談会を10年間で計50回以上開催し、街の歴史やストーリーを掘り返していくことで再び豊島区を活性化させることに成功したそうです。
これからの時代、様々なプレイヤーがつながれる場所、まさに今回のKABUTO会議のようなものが求められていくのでしょう。
撮影:兜LIVE!編集部
その後の質疑応答では、街のグルメから東京の街全体に関わるものまで、幅広い質問が参加者から寄せられました。
「ただ住んでいるだけだと街の背景は全くわからない。 “知る”ことでいきなり街の風景は変わって見えてくる」と日岡さんがおっしゃったように、今回の参加者の半数以上を占める兜町在住の方々にとっても、きっとこのKABUTO会議は新たな物語を築く大きなきっかけの一つになったことでしょう。
撮影:兜LIVE!編集部
街を活性化させるためには、街の魅力を発信して色々な人々を多くその場所に集めなければなりません。
また、そうして外から来た人を受け入れて新たなドラマを紡いでいくためには、今住んでいる人が何よりまずその街を楽しむことが大切です。
かつて渋沢栄一氏は「物語はつくるもの」という言葉を遺しましたが、まさに今を生きる私たちが自分たちの街が持つ物語を見返し、未来に向け活かしていくことでそこから新たな物語が誕生していくのだと、今回のイベントで実感しました。
この街のみに関わらず、他の多くの地域においても通じる学びを得ることができた、まさに“Special”の名に相応しい今回の『KABUTO会議』。
改めて、兜町・茅場町をたっぷりと勉強し楽しむ時間をくださった高橋さん、日岡さん、本当にありがとうございました!!
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