2018.02.27

つみたてNISA勉強会が開催されました!

こんにちは!
兜LIVE!編集部です。


2月22日(木)に日本橋兜町・茅場町のCAFE SALVADOR BUSINESS SALONにて兜LIVE!イベント「つみたてNISA勉強会」が行われました。

今回はきんゆう女子。とコラボをして開催いたしました。


ゲストには、日本証券業協会さんより金融・証券インストラクターの森内茂樹さんがお越しくださいました。森内さんの優しい口調に癒されながら、今回は当日のお勉強会の様子をレポートします♪


撮影:兜LIVE!編集部


◆まずは自己紹介から。


各テーブルごとに、自己紹介からスタート。

今日呼ばれたいあだなと、好きな街についてお話しました。


参加者さんの中から「表参道の路地には、これまで気が付かなかったお店があり、また来たいと思った」等とお話いただき、盛り上がりました。また「つみたてNISAの仕組みが知りたい」と勉強会に参加した人が多く、「つみたてNISA」への関心の高さが伝わりました。


ますます、今日の勉強会が楽しみです。


さて、自己紹介が終わったところで、金融・証券インストラクターの森内さんのお話へ。

ちなみに「金融・証券インストラクター」とは日本証券業協会さんの認定講師のことだそう。

日本証券業協会さんが「中立・公正」な立場で活動されているため、金融商品の勧誘もないとのこと。安心してお金について学べますね。


いよいよ本題のつみたてNISAのお勉強です。


◆そもそもNISAとは?


つみたてNISAのお話の前にまずは「NISA」について、森内さんから教えていただきました!


投資の勉強を始めると、NISAという言葉を目にすることが多いと思いますが、そもそもNISAとは何か、分からないという方も多いのではないでしょうか。

NISAとは英国式のIndividual Savings Account(訳:個人貯蓄口座)の日本版(Nippon)の略称です。「少額」の「投資」が「非課税」になる制度のことを言います。


具体的には投資をし、金融商品から利益(売却金や配当金等)を得た場合にかかる20%の税金が、NISA口座での取引ではかかりません。


日本政府が”自助努力による資産形成”、”貯蓄から投資へ”と願いを込めて作った仕組みだそうです。

(ここからはつみたてNISAと区別がつくように、これまでのNISAを一般NISAと呼びます。)


◆つみたてNISAとは?


つみたてNISAは2018年1月からスタートした「積み立て」限定のNISAのことです。

一般NISAは好きなタイミングで金融商品を購入することができますが、つみたてNISAは定期的に同じ金額を積み立てる投資方法のみで利用できるそうです。

例えば、「毎月、あるいは2か月毎に1回、2万円ずつを積み立てる」ことができる仕組みということですね。


投資した年から、最大非課税期間は20年間で、毎年40万円まで利用できるそうです。つまり20年で最大800万円!塵も積もれば山となるですね。

私はお話を聞いて長期の積立・分散投資に最適な制度だと思いました。



撮影:兜LIVE!編集部


◆つみたてNISAを始めるためには?


つみたてNISAを始めたい方は、つみたてNISAの口座開設と、つみたて続ける商品を選ぶ必要があります。


口座開設は銀行や証券会社で行うことが可能です

ここで、開設時の注意点を森内さんから教えていただきました。

1人1口座で、1つの金融機関でのみ口座開設が可能だそうです。また、一般NISAとつみたてNISAの口座を同時に2つもつことはできないので、あらかじめどちらにするか決めましょうとのこと。

また、一般NISAからつみたてNISAに乗り換えることは毎年可能だそうです。

私は、開設した後も、変更ができると聞いてほっとしました。


口座開設後は商品を選んで積み立てることになります。

つみたてNISAでは、金融庁さんが長期・分散投資に適しているとして選んだ、

株式投資信託とETF(上場投資信託)の約150種類から購入ができるそうです。

私は勉強会後どのような購入できる商品が気になり調べてみたところ、金融庁のWebサイトで公表されていました。


◆商品選びのポイント。商品の特性とリスクについて


森内さん曰く価格が変動する金融商品を購入する際に気を付けるべきことは、よく分からないものを安易に買わないようにすることだそうです。そこで、つみたてNISAの対象となる投資信託とETFそしてリスクについてお話いただきました。


●投資信託は分散投資を行っている商品。

投資信託の魅力は、比較的安い価格で購入ができ、分散投資が行われていることだと森内さんにご説明いただきました。


株式の場合、通常安くて1銘柄(1社)あたり5万円ほど投資をすることで購入ができますが、投資信託はなんと通常数千円から購入することができます。


また、投資信託は複数の株式などを組み合わされて作られている商品のため、1銘柄の株を買うよりもリスクの分散ができているとのこと。


例えば、日経平均株価の指標となる225銘柄の株を購入しているような値動きの投資信託を数千円から購入するができます。

投資信託を使わずに225銘柄の株をそれぞれ購入しようとすると・・・私には購入できない額だなと思いました(汗)。


その他にもTOPIX(東証さんに上場している株式すべての平均)の動きに合わせた投資信託などもあるそうで、このような投資信託をいくつか持つことで、より分散投資ができるそうです。


●ETF

投資信託の内、証券市場に上場されているものをETFと呼ぶそうです。投資信託の価格は1日1回更新されますが、ETFは上場されているので、株式と同じように平日午前9時から午後3時までリアルタイムに金額が変化するとのことです。



●金融商品のリスクを知ろう!

金融商品には信用リスク、価格変動リスク、為替変動リスクと様々なリスクがあるそうです。これらのリスクは資産や地域、時間の分散によって軽減できると森内さんから教えていただきました。


また、投資信託の販売会社などの倒産なども考えられますがその時点で保有しているお金は戻ってくるそうです。ですが、元本が保証されている商品ではないことを、あらかじめ知っておきましょうとのことでした。


私は森内さんのお話を聞いて、商品を選ぶためにまずは知ることが大切だということをよくわかりました。商品について分からなければ金融機関の窓口に出向いて尋ねてみようと思いました。


◆参加者さんからの質問。一般NISAとつみたてNISAどちらが良いの?


森内さんからのお話し後に参加者さん同士でのシェアタイム。お話についてどう思ったか、分からないことはどんなことかなどを話しあいました。

中には「つみたてNISAが一般NISAと違う仕組みといことを初めて知った」などいう声もありました。


シェアタイム後に森内さんへの質問コーナーへ。一番多かった質問は「私に向いているのは、一般NISAとつみたてNISAどちらなのか」ということでした。


森内さんからは初心者の方や、株式投資についての勉強をする時間がない、まとまったお金を用意するのが難しい人はつみたてNISAがオススメと回答いただきました。

また、株式投資のお勉強を十分にされているという方は、非課税投資枠が年間120万円と、つみたてNISAよりも大きい、一般NISAを利用してみるのもいいと仰っていました。


皆さんの質問を聞いて、私はどちらがいいかは、一人ひとりの状況で変わってくるということが分かりました。



撮影:兜LIVE!編集部


◆番外編:iDeCoのプチお勉強会。


つみたてNISAのお話が終わった後にも、「皆さんにiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)についてぜひお話したい」という森内さんのご厚意でiDeCoのプチお勉強会となりました。


皆さんも「iDeCo」という名前を聞いたことがあるようで、熱心に耳をかた向けていました!


iDeCoは個人で加入する私的年金のひとつで、掛け金に所得税がかからないという仕組みです。また、60歳以上になってお金を引き出す際も退職所得控除などの対象になり、税金の優遇があります。
その分60歳を過ぎるまでお金を引き出せな買ったり、口座管理手数料がかかってきたりするため、あらかじめiDeCoに利用するお金をいくらにするかしっかり考える必要がありそうです。


「iDeCo」を利用するためにはまず、自分の年金を確認してみると良いそうです。働き方によって、iDeCoの利用額が変わってくるのだそう。


私も自分の年金が気になり、帰宅後調べてみると日本年金機構のサイトに「年金ネット」おいうものを見つけました。皆さまも参考にしてみてはいかがでしょうか。


お話を聞いて、私はつみたてNISAと併用するのもいいなと思いました!


◆まとめ


つみたてNISAに興味を持って、参加された方も「初めてだったけれど分かりやすかったです」「一般NISAとの違いが理解できました」「iDeCoとの違いが分かりました。」と喜んでいました。


森内さん、丁寧に教えてくださり、ありがとうございました!とても内容が分かりやすくお勉強できました!

そして、iDeCoのプチ勉強会まで開催いただきありがとうございました。


一般NISAとつみたてNISAの年間の非課税枠の違いや、有効な年数を理解したところで、私はまずNISA口座を開設するところから始めてみようと思いました!



*関連情報

日本証券業協会


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