2025.04.02
こんにちは。兜LIVE!編集部です。
2025年3月21日、兜町のホテル『K5』内の新店舗オープンを祝し、Exclusive Preview at K5 が開催されました。
今回のリニューアルは、施設内1階の全店舗が入れ替わるという大規模なプロジェクトです。
・居酒屋 MARUYAMA
・CAFE DANCE
・AKAI BAR
当日はこちらの3店舗をご案内いただきました。
開業から5年が経過した「K5」のリニューアルは、目を見張るような驚きに満ちていました。
あたたかな木漏れ日が心地よい初春に行われた、内覧会の模様をレポートします。
内覧会の始まりは、K5 1階のCAFE DANCE です。
ここは、1923年竣工の「第一銀行別館」をリノベーションして作られた空間。
風化した石壁や床はあえて改修されることなく残され、擦り切れた灰色が100年の歴史の重さを伝えます。
重厚な石造りの中にモダンインテリアが配置されたカフェ内には、一度見たら忘れられない雰囲気が構築されています。
座り心地の良い椅子に座り、様々な趣向が詰められたホールを眺めていると、内覧会の始まりが告げられました。
まず、K5のブランディングやプロモーションを担当した 松井明洋さんが、K5の成り立ちや今後の展望についてお話くださいました。
2020年のオープン以来、兜町を再活性化させる強い「点」として役割を果たしてきたK5。
5年の歳月を経て行われる新たなプロジェクトを通じて、松井さんをはじめ、多くの人々が考える兜町の未来が実現されようとしています。
松井さんのお話の中で印象的だったのは、「K5フォント」の存在です。
K5ブランドを象徴するロゴを作る段階で、A-Z、1-9までのフォントを独自に作り上げたという話からは、松井さんのK5に対する並々ならぬ情熱が感じられます。
中でも特徴的なのは、「K5」のロゴが時代の流れに合わせて変化していく点です。フォントの太さや濃淡が微妙に調整され、常にアップデートされるのだと言います。
ロゴは永久不変なものであるという概念を打ち払う、画期的な試みです。
松井さんが「柳の木のように」という言葉で表現した通り、K5はこれから先も、時の流れの中でたゆたいながら、確固たる理念をよすがに革新していくのでしょう。
さて、お待ちかねの試食タイムです。
CAFE DANCEからは、オリジナルのショコラショー(ホットチョコレート)と、ホームメイドワッフルが提供されました。
ショコラショーは、ほんの少し口に含むだけで、チョコレートの濃厚な味わいが口内いっぱいに広がります。豊かな後味にうっとりとして、思わず目を瞑ってしまいました。
チョコレートの余韻を楽しみながら、シンプルなワッフルを頂きます。
外はカリっと、中はもっちりとした完璧な食感に、ほのかな甘さが際立ちます。
とろとろのショコラショーに、カリカリふわふわのワッフル。
2品の試食だけでもさまざまな食感が楽しめる内容で、CAFE DANCEの魅力やこだわりがしっかりと伝わりました。
CAFE DANCEでは、Breakfast・Brunch・Eveningの3つの時間帯で異なるメニューを提供しています。
今回試食させていただいたワッフルや、カンパーニュトーストプレート、パンナコッタ、そしてオリジナルの「ダンスブレンドコーヒー」がおすすめメニューとして紹介されました。
写真 右:ショコラショー 左:サーモンエッグベネディクト
CAFE DANCEは、食事はもちろんのこと、空間そのものを楽しむ場所でもあります。
歴史を感じさせる石壁と、要所要所に配置された鮮やかなグリーン。赤色の椅子に腰を下ろして、地元の人々と旅行客の交わりを眺める時間は、K5の思い出を唯一無二のものにするのです。
続いて案内されたのは、K5のホテルゾーン最上階のスイートルーム。
待っていたのは、「ホテル」という枠組みを超えた圧倒的な空間でした。
4.5m超えの天井高と、80平米の広大な広さがもたらす開放感。 部屋に燦燦と降り注ぐ日光に映えるグリーン。 蚊帳を思わせる藍色のカーテンの中にたたずむ、純白のキングサイズベッド。 障子を透かしたような柔らかい光をたたえるランプ。 畳を模したウールカーペットは、日の丸のごとく鮮やかな赤色です。
昔ながらの日本家庭を偲ばせる家具調度に、北欧建築のインスピレーションが煌めいています。
K5の内装は、スウェーデン・ストックホルムを拠点に活躍する建築家パートナーシップ「CLAESSON KOIVISTO RUNE」が監修しました。
彼らが部屋に配置したのは、お米の形をしたランプや、折り紙を模したチェア。
部屋を彩る観葉植物は、盆栽を思わせる素焼きの器から力強く生えています。
日本文化が感じられる数々のモチーフを眺めると、日本で育ってきた自分自身の生い立ちに対する誇りが思い起こされます。
K5に滞在する人々は、日本の伝統とともに最先端のアートを感じることができると言えそうです。
内覧会最後は、K5の1階に戻り、居酒屋 MARUYAMA にてメニューの試食を頂きました。
提供されたのは、サバの干物を使ったおむすびと、ほたてとレンコンの和え物。
和え物には、春を感じさせる菜の花のソースがかかっていました。
厨房と客席のあいだは壁がなく、おにぎりがひとつひとつ丁寧に握られるのを目の前で見ることができます。
手際よく作られる料理を眺めていると、スタッフの方がおむすびのこだわりについてお話してくださいました。
おむすびに使われているのは「ザタール(ザアタル・ザーターとも)」と呼ばれる、中東で人気のスパイスブレンド。
タイムやオレガノに、赤紫蘇のような味わいの「スマック」を加えたスパイスは、日本人の口に自然と馴染む味わいだそうです。
サバの干物とスパイスは意外な組み合わせですが、口に含むとまるで郷土料理のような奥深い味わいが口内に広がりました。
居酒屋 MARUYAMAのおむすびは、「MARUYAMA定食」やランチコース、テイクアウトのおむすびセットで頂くことができます。
主菜、汁椀、だし巻き卵、副菜のセットは、素朴な見た目ながら洗練された佇まいです。
椀を手に取ると、それぞれの食器の美麗さに心を奪われます。
厨房に陳列された器は、遠目から見ても芸術品のような品が感じられました。
それもそのはず。これらの器は日本全国の陶芸作家に特注したものだそうです。
陶芸家の手のぬくもりを感じられる柔らかい質感の器は、自然と手のひらに馴染み、食事をよりリラックスした時間に変えてくれます。
居酒屋 MARUYAMAの運営元である株式会社シェルシュは、今後、器の企画展やフードイベントを開催予定とのこと。
細部までこだわりを感じさせる料理には、目にも口にもうれしい魅力が詰まっていました。
▪️ 居酒屋 MARUYAMA
今回のK5のリニューアルの中には、1階のバー「AKAI BAR」のオープンも含まれています。
もとは「青淵(あお)-ao-」というライブラリーバーだったのですが、赤のインテリアはそのままに、名称を大きく変更しました。
架空のキャラクター・アカイさんが運営するというユニークなコンセプトのAKAI BARでは、日本のウイスキーやジンを中心にスタンダードなカクテルをいただくことができます。
強烈な印象を残す真っ赤な部屋には、世界中を旅したアカイさんが集めたコレクションが飾られています。
K5には、海外からの旅行客も数多く訪れます。
和洋折衷の個性的な小物が並ぶAKAI BARは、一日の最後にカクテルを楽しみながら、訪問客のめいめいが「故郷」を感じ取る場所なのかもしれません。
今回の内覧会で感じたのは、K5という複合施設内につくりあげられた流動的な雰囲気です。
夕食前に、地下1階のビアホールで軽く一杯。
階段を上がり、居酒屋 MARUYAMAで日本酒や焼酎とともに食事をとって、AKAI BARで締める。上階のホテルで1泊したら、CAFE DANCEでブレックファスト。
1棟の建物内で、ユーザーは流れるように魅力的な体験を味わうことができます。
日本橋兜町・茅場町地区は、「国際金融都市・東京」構想の一翼を担っています。
兜町で、K5のように注目度の高い施設がリニューアルするという事実は、これまでの街づくりが成功裏に続いていることを意味するはずです。
K5が今後の兜町にもたらす効果に思いを馳せると、今から胸が躍ります。
兜LIVE!では、これからも兜町の街づくりに関する情報を発信していきます。
目まぐるしい発展を遂げる兜町の今を届けるレポートを、お見逃しなくご覧ください!
(取材・執筆 和香葉)
▪️K5
東京都中央区日本橋兜町3-5
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