2025.08.07
こんにちは。兜LIVE編集部です。
2025年8月5日、日本橋兜町の「KABUTO ONE」の裏手の通りに、レストランとショップが融合した複合施設「CASICA KABUTOCHO」がオープンしました。
2017年に東京の新木場にオープン以来、ライフスタイルやアート、食を軸にファンを広げてきた「CASICA」。今回、金融街のど真ん中・兜町に新拠点を構えることで、ますます注目を集めています。
今回はオープンに先立ち、開催された内覧会で公開された「CASICA KABUTOCHO」の店内やレストランの様子をレポートします!
2025年8月5日にオープンした「CASICA KABUTOCHO」。場所は、東京メトロ「茅場町駅」から徒歩で約3分のところにある「兜町第1平和ビル」の1階です。
兜町のランドマークでもある「KABUTO ONE」からもほど近く、複合商業施設「BANK」もある通りのビルの一角。そんな「CASICA KABUTOCHO」が2025年7月31日に内覧会を開催。その内覧会にお邪魔しました。
「CASICA」のコンセプトは、「生きた時間と空間を可視化する」。
単なるショップやカフェではなく、古いものと新しいものの出会いを演出し、訪れる人々にワクワクする体験を提供する複合施設として人気があります。
2号店でもある「CASICA KABUTOCHO」は、これまでのコンセプトを大切にしつつ、
「アジアの中の東京」がキーワード。
新木場の「CASICA」で取り扱っていた商品はヨーロッパなどの欧米的なイメージのアイテムが多めでしたが、「CASICA KABUTOCHO」では、グッとアジアに寄っています。
店内で販売されている雑貨、ランチや喫茶、ディナーまで楽しめる「可視化飯店」は、どこか懐かしくも、新しいアジアの風景を感じさせる雰囲気となっています。
「CASICA KABUTOCHO」は、ショップのなかにレストランが併設されています。レストランの名は「可視化飯店」。
テーマは、「Cross Continental Cuisine(クロス・コンチネンタル・キュイジーヌ)」。メニューは、蒸し料理や点心などを中心に、日本とアジア各地のお料理が融合された味を楽しめるとのことです。
お店に入ると、フロアに円卓が置かれ、壁沿いに4人掛けの席を配置。蒸篭が置かれたオープンなキッチンとインテリアは、香港や台湾のレストランやカフェを想像させます。
今回、「CASICA KABUTOCHO」のオープンに先立ち、内覧会で公開されたメニューは下記の通り。
・豚肉のハスの葉ちまき
・マッシュルーム焼売
・エビと干し貝柱の海鮮点心
・海老のサンバルチリ
・桂皮とたまり醤油の黒酢豚
こちらは、ディナー向きのメニューだそう。
また、ランチメニューの見本もありました。
肉まんのインパクトが強いですが、点心やサイドメニューもおいしそうです。
気になる味は、どれも本格的。とくに蒸し料理は香港の飲茶を思わせる味でありながらも、「CASICA KABUTOCHO」のオリジナリティーも感じます。
点心の皮は、プリプリで肉厚。「マッシュルーム焼売」はきのこが持つ旨味を最大限引き出しながらも、お肉の味も濃厚。しょうゆなどのつけダレがなくても、味付けがしっかりとしています。
価格帯も点心は700円程度と、リーズナブルです。このおいしさで、この価格とは正直驚きました。
また、平日のランチタイムは、兜町・茅場町周辺で働く方向けに提供スピードと価格帯のバランスを考えたメニューにしているとのこと。日常的に利用できるような価格設定にしているそうです。
「可視化飯店」には、個室スペースもあります。個室は定員が6名程度。事前の予約は必要ですが、昼間は3,000円~、夜は5,000円から使用可能。
オリエンタル感あふれるシックなインテリアの中で、お茶やお食事を楽しめるスペースとなっています。女子会やファミリーだけでなく、ビジネスでの会食にも利用できそうな個室です。
点心などのお料理もとてもおいしかったのですが、驚いたのはお茶の味。「可視化飯店」では、お食事メニューだけでなく、お茶にも力を入れているとのことです。台湾の茶人・謝小曼(シェ・シャオマン)氏の指導により厳選された台湾茶や中国茶を提供。
ウェルカム・ドリンクでお茶がおすすめとのことだったので、アイスのお茶、「東方美人」をセレクト。「東方美人」は台湾を代表する烏龍茶。ひと口飲んでみると烏龍茶というよりも紅茶に近い味わいで、はちみつのような甘さを感じます。
また、氷が溶けても味はそのままの濃厚さがキープされていて、最後の1滴までおいしくいただけました。アイスでこれほどのおいしさなら、ホットも試してみたくなります。
喫茶の時間帯は、茶器を使って自分の手でお茶を淹れるスタイルも体験可能。「可視化飯店」のフロアで飲むお茶もよいですが、静かな個室で美しい器に触れ、香りを楽しみ、気の合う人とゆっくりとお茶を味わう——そんな贅沢な時間のすごし方も、この個室スペースならできそうです。
喫茶セットの価格は、2,800円~。お茶好きの方でもそうでない方にもぜひこの個室で、優雅なティータイムを体験していただきたいです!
「CASICA KABUTOCHO」のショップエリアには、アジア各国の生活文化が息づく品々が並びます。
たとえば、中国・雲南省のれんげ、インドの石皿、タイの古都・チェンマイのかごなど、多彩な手仕事の雑貨や器たち。
そして、日本人作家が手がけた茶器や現代アーティストの一点もののアート作品まで、ジャンルを超えて“暮らしの中の美”を提案してくれます。
ティースプーンのような小さなものから大きな壺まで、アートギャラリーを思わせるディスプレイが目を引きます。また、かごのエリアは東南アジアの市場が連想できる見せ方で、ここが東京であることを一瞬忘れてしまう、ムードあふれる場所です。
厳選されたアイテムから、「CASICA KABUTOCHO」のテーマでもある「アジアの中の東京」が感じられますよ。
「CASICA KABUTOCHO」のプロデュース及び意匠設計を担当している株式会社CIRCUSの鈴木善雄さんは、こんな風におっしゃっていました。
「かつては“安さ”が魅力だった東南アジアも、今では物価の水準が上がり、質の高いアート作品もたくさんあります。安いだけではない、アジアの素晴らしさと価値のあるものをCASICA KABUTOCHOから発信したいです」
アジアと東京の「今」が融合した店内は、その信念が強く表れているのを感じます。
新木場の「CASICA」の世界観を大切にしつつも、兜町ではあらたなイメージを打ち出した「CASICA KABUTOCHO」。
ショップのアイテムは日々の暮らしをちょっと豊かに、感性を刺激してくれるものばかり。ギフトを選ぶ際にもおすすめのショップです。
2025年8月5日に兜町の新たな名所としてオープンした「CASICA KABUTOCHO」。レストランとショップが併設された店内は、新木場の「CASICA」の世界観と「アジアの中の東京」が見事に融合されています。
レストラン「可視化飯店」は、点心を中心にアジアをベースにしたお料理が楽しめます。
ランチやディナーだけでなく、本格的な台湾茶も楽しめる喫茶タイムもイチオシ。またお茶だけでなく、ワインやお酒などドリンクメニューも豊富に用意されており、価格帯はリーズナブルです。
広々とした店内には、5~6名のグループ向けの個室もあり、プライベートな空間でゆったりとお茶やお食事を楽しめますよ。
点心や台湾茶を味わい、暮らしを彩る茶器や雑貨に触れ、アートギャラリーのようなショップスペースで感性を磨く。普段の暮らしを“ちょっと特別な日常”に変えてくれる「CASICA KABUTOCHO」は、ギフト選びにもおすすめのお店です。
アジアと東京が入り混じる「CASICA KABUTOCHO」を体験しに、ぜひ行ってみてくださいね。
取材場所:CASICA KABUTOCHO
住所: 東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル1F
電話番号: 03-6231-1127
アクセス:東京メトロ・東西線・日比谷線「茅場町」駅徒歩約2分
東京メトロ銀座線・東西線、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅徒歩4分
定休日 :月曜日・第2・4火曜日
※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日が休業
ホームページ:CASICA
Instagram:@casica.tokyo
※価格・定休日は2025年8月取材時のものです。定休日、販売されている商品や価格は変更となる場合がありますので、最新の情報は公式ホームページ、SNS等をご確認ください。
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