2025.08.08

KABUTO ONEが夏祭り会場に!? お金がテーマの「子どもえんにち」に行ってきました!

こんにちは、兜LIVE!編集部です!



7月最後の週末、兜町のランドマークKABUTO ONEに子どもたちの楽しげな声が響きます。開催されたのは「子どもえんにち」。お金のまち・兜町らしく、遊びながらお金への興味を育む工夫が散りばめられたイベントです。ビルの中に縁日空間が広がるというギャップ、親子で一緒に楽しめる体験型の仕掛け、そして参加者と運営が一体となって生み出す穏やかで和やかな空気——。五感で兜町を楽しめる、そんな2日間となりました。


今回のレポートでは、2日目の様子をお届けします!


◆KABUTO ONEに広がる、夏のわくわく空間

会場となったのは、兜町の中心に位置するKABUTO ONEのアトリウム。普段はビジネスパーソンが足早に行き交うこの場所が、この日ばかりは賑やかな縁日空間に大変身。11時の開始を待ち構えていたように続々と人が集まり、受付にはあっという間に長い列ができました。

│続々と家族連れが来場!


高い天井と大きなガラス窓に囲まれたアトリウムは、屋内でありながら開放的で明るく、天候にも左右されない快適な空間。家族連れが安心して過ごせるこの場所に、遊びのコーナーが所狭しと並び、会場全体がわくわく感で満ちています。


│開放的で明るいアトリウム


本イベントは平和不動産株式会社が主催し、兜町町会が後援。近隣の人気飲食店「KABEAT」と「GARDEN HOUSE COFFEE」がフード&ドリンクを提供し、3階のブックラウンジ「Kable」はお金にまつわる絵本や書籍をラインアップ。




地域の企業や団体、お店が連携して作り上げたこのイベントは、子どもたちを主役に、親子のふれあいや、まちとのつながりを自然と生み出す場に。あたたかなまなざしとやさしさに包まれた空間がそこにはありました。



◆“お金のまち”でお金に親しむ、兜町ならではの企画

兜町といえば、証券取引所や金融機関が立ち並ぶ“お金のまち”。そんな地で開かれた「子どもえんにち」には、遊びを通してお金に親しめるアイデアが随所にちりばめられています。


│1億円って重いっ!


たとえば「いちおく円のおもさってどれくらい?」のコーナーでは、模造紙幣で再現された1億円(約10㎏)・5千万円(約5㎏)・1千万円(約1㎏)の塊が登場。1億円を抱えようとしてその重さに驚き、思わずよろけてしまう子の姿も。「お金パズル」では、お札の図柄のパズルを正しく並べるのに頭を悩ませながらも、集中して取り組む子どもたちの姿が印象的でした。



書籍コーナーでは、子ども向けに分かりやすく書かれた“お金の本”を紹介・販売。手に取って少し読んでみると、子ども向けながらもお金の本質に触れられており、大人にも学びと読みごたえがある内容です。親子が一緒に手に取りたくなるような良書ぞろいで、売れ行きも好調とのことでした。


会場中央には、この地にゆかりの深い“日本資本主義の父”渋沢栄一氏の銅像が。普段はKABUTO ONEのアトリウムの一角で来訪者を静かに見守る像ですが、この日は少し特別な演出が。渋沢氏が描かれた新一万円札を模した大型パネルが用意され、渋沢氏の隣で“お札”を抱えて記念撮影できるという楽しい趣向に、子どもたちも思わずにっこりです。



│はい、チーズ!


◆ごほうびを目指して!親子で挑む謎解きミッション


会場内を巡りながら謎を解いていく「謎解きミッション」も、今回の目玉企画のひとつ。親子が協力して4つの謎を解き、これで終わりかと思いきや、最後のミッションが待ち受けています。すべてをクリアした子どもたちは、完成させた用紙を出店に持っていき、冷たいジュースのごほうびをゲット!


│親子協力して回答作成中


筆者も実際にチャレンジしてみましたが、大人と子どもが一緒に頭をひねる、ほどよい難易度。親子で相談しながら解き進め、ひらめいた瞬間の「あ、わかった!」という声と笑顔には、達成感があふれていました。


│完成したミッションを提出


│ごほうびのジュースをゲット!


◆懐かしの縁日遊びに親子大盛り上がり!

縁日ならではの定番の遊びも欠かせません。会場には、カタヌキあそび、千本つり、スーパーボールすくい、わなげといった、昔ながらの遊びがずらりと並び、どのコーナーも子どもたちの熱気であふれています。


│カタヌキあそびに夢中


│お菓子が釣れました♪


スーパーボールすくいでは、ポイを器用に操って次々とボールをすくい上げる子、水面をじっと見つめて慎重に狙う子など、それぞれのスタイルとペースで挑戦。わなげコーナーでは、全ての輪を的の棒に見事命中させ、お菓子をいくつもゲットして得意げな表情を見せる子も。


│大人たちより上手!


│入れー!


│作戦勝ち


昔ながらの遊びに夢中になる子どもたちの笑顔——そんな、ノスタルジックで原風景のようなシーンが、都会のまんなかに広がっていました。

◆食も充実!街の魅力とつながる出店コーナー

たっぷり遊んだあとは、お腹が空いてのどがかわきます。出店には、ホットドッグやタコス、かき氷やジュースなどのフード&ドリンクが並び、大人向けにはビールの販売も。


│何食べようかなー


KABUTO ONEの通路スペースにはテーブルや椅子が設けられ、親子や仲良し家族同士が会話を楽しみながらゆっくり食事する姿が多く見られました。大人と子ども、それぞれがもぐもぐタイムを満喫。


│会話が弾みます


筆者も皆さんの笑顔につられて、タコスとレモネードを購入。さすが人気店の出店とあって、思わず「お!美味しい!」と声がもれるほどのクオリティです。



│お手頃価格で本格的な美味しさ!


街のお店の美味しさを味わうことで、地域の魅力を知る——そんなきっかけが、ここにもありました。


◆兜町で育む“親子の思い出”と“まちの未来”

今回のイベントは、お金がテーマという兜町ならではのユニークさと、地域の人々が協力して作り上げた温かさあふれる素敵な縁日でした。


ここで体験したひとつひとつの出来事が、子どもたちにとってこの街の思い出として、そっと心に刻まれていくことでしょう。


この日、この場所で生まれたたくさんの笑顔が、兜町の未来をやさしく形づくっていく——そんな、小さくも確かな一歩だったのかもしれません。
(取材・撮影:柴田幸恵)



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