2022.01.24

兜町のランドマーク「KABUTO ONE」に新たに3つの飲食店がオープン!

こんにちは!

兜LIVE編集部です。


2021年8⽉24⽇に日本橋兜町に開業したランドマーク「KABUTO ONE」。同施設の1Fに2021年12⽉6⽇(⽉)、新たに飲⾷店3店舗が同時オープンしました。今回はオープンに先立って行われた内覧会に参加してきましたので、その様子と各店舗についてレポートします。


◆日本橋兜町のシンボルとして誕生した「KABUTO ONE」


日本橋兜町の永代通りと平成通りの交差点に位置する「KABUTO ONE」。地上15階建てで、上層階はオフィス、3階にブックラウンジ、1階にはアトリウムや飲食店が入った複合施設になっています。「KABUTO ONE」全体についての詳しいレポート記事はこちらをご覧ください。


◆新感覚の食堂、モダンスリランカレストラン、コミュニティカフェがオープン!

「KABEAT」のドリンクカウンターエリア


⽇本橋兜町は、明治時代から続く“コト始めの街”としての歴史的な要素を残しつつ、近年は様々なジャンルの若⼿クリエイターが集い、新旧融合の再活性化プロジェクトで注⽬を集めています。


その流れを汲みながら次のフェーズを担う飲⾷店として、 3店舗が新たにオープン。兜町の⿎動を⽣み出す新しい⾷堂「KABEAT(カビート)」、多様な人々の交流拠点としてコミュニティを育むカフェ「KNAG(ナグ)」、スタイリッシュな店内で食べるスリランカの家庭料理とストリートフードのモダンスリランカレストラン「HOPPERS(ホッパーズ)」が同時に「KABUTO ONE」内に開業しました。


◆生産者と6人の料理人がコラボした新しい食堂「KABEAT」

「KABEAT」店内を照らす行燈の内側には、生産者と料理人たちの映像が流れている


「KABUTO」×「EAT」の造語で、「兜町」「食」「株」「BEAT=鼓動」などの意味を持つ「KABEAT」。


生産者にも着目し、選りすぐりの食材を使用する「KABEAT」


「⽣産者を応援する⾷堂」をコンセプトに、昔ながらの⽂化や伝統を受け継ぐ⽼舗、職⼈、または⽇本の⾵⼟を知り丹精込めて農業を行う⽣産者がつくる美味しい⾷材を、⾷のクリエイターである6名の若⼿⼈気料理⼈たちが現代のフードシーンに合わせてアップデートしていくお店です。


左から大越基裕氏、馬場麻衣子氏、秋元さくら氏、林亮平氏、米澤文雄氏、大津光太郎氏、平雅一氏


メニューを監修するのは、「アッカ」や「タクボ」などの有名店を経験し、調布市国領で予約困難な人気イタリアン「Don Bravo」を営む平雅一氏、中華の名人・脇屋氏に師事した清澄白河のモダンチャイニーズレストラン「O2」の大津光太郎氏、NYの三つ星レストランにてスーシェフを務め、ヴィーガン料理も得意とするアメリカンレストラン「The Burn」の米澤文雄氏、京都の名店「菊乃井」で17年修業を積み和食店「てのしま」をオープンさせた林亮平氏、「オー・ギャマン・ド・トキオ」などで腕を磨き目黒にフランスの家庭料理とワインの店「Morceau(モルソー)」を開いた秋元さくら氏、スペインの三つ星レストラン「サンパウ」の立ち上げに参加しシェフパティシエも務め、2010年代々木上原にパティスリー「BIEN – ETRE(ビヤンネートル)」を開業した馬場麻衣子氏の6名。 グルメ界を席巻する注目の若手シェフが一同に会した、珠玉の新店になっています。


米澤文雄氏監修の「しらすとピスタチオデュカのオイルパスタ」をはじめとした料理


メニューはランチ15品、ディナー60品前後を提供予定。米澤文雄氏監修の「しらすとピスタチオデュカのオイルパスタ」や、平雅一氏監修の「オッソブーコ/発酵レモンのグレモラーダソース」、大津光太郎氏監修の「にぼバターとレモンの焼豚混ぜそば」、林亮平氏監修の「フグ唐揚げ 塩レモン添え」、秋元さくら氏監修の「安曇野げんき豚のロールカツレツ」、馬場麻衣子氏監修の「減農薬キウイのチーズケーキ」など、季節の食材とクリエイターのコラボレーションによって生み出されるメニューが特徴となっています。


店舗は、新鮮な食材と調理人の熱意が伝わるようなオープンキッチンを採用。店舗全体が平成通りに面しているため、通りからも躍動を感じられるような全体構成となっています。また店舗カウンター上部の行燈(あんどん)は、かつて東京証券取引所内で活発に売買を成立させていた「場立ち」がモチーフ。当時の取引所の熱気を「食」を通じて再び呼び起こすような空間づくりになっています。

◆兜町の表情を豊かにするコミュニティカフェ「KNAG」


「KABUTO ONE」1階の角部分、平成通り沿いに入口を構える「KNAG」は、多様な⼈々の交流の拠点としてコミュニティを育むカフェ。店名の「KNAG」は北欧の⾔葉で「コート掛け」を意味し「この街の人々がコートを掛けて寛ぐような場になれれば」という想いで名づけられています


ランチメニューの「サンドイッチとデリ・サラダプレート」1,100円


モーニングでは、同店舗の運営を担うWAT社が運営する蔵前「Marked」のベーカリーで毎朝焼き上げたフレッシュベイクを、同社が自家焙煎するCoffee Wrightsのコーヒーと⼀緒に提供。またランチには⽣産者から届いた新鮮な野菜や、こだわりの調味料を使⽤したデリやサラダを。


ディナーメニューの「本日のデリ盛り合わせ」2,000円


ディナーではパブのようなカジュアルな雰囲気で気軽にクラフトビールやワイン、⾷事を提供します。


◆押上「スパイスカフェ」の2号店となるモダンスリランカレストラン「HOPPERS」


「HOPPERS」は押上で行列ができる人気のスパイス料理店「スパイスカフェ」のオーナーシェフ・伊藤⼀城⽒による、スリランカの家庭料理とストリートフードを提供するモダンスリランカレストラン。新たなスパイス料理のスタイルを発信し続けてきた「スパイスカフェ」のスタンダードを継承しながら、スリンランカ料理というジャンルで表現するレストランです。ちなみに店名の「HOPPERS」は、スリランカで愛される米粉とココナッツミルクを発酵させ、半球状に焼き上げたクレープのような料理に由来しています。


ランチの「スリランカ定食」1,650円


ランチはスリランカ料理において定⾷を意味するライス&カレーやホッパーを中⼼に、スリランカの体にやさしい野菜たっぷりの家庭料理を提供。ディナーはワインペアリングとコースを中⼼に、ワンランク上のモダンスリランカ料理を楽しむことができます。


◆気鋭のシェフたちによるトークライブも開催!

平和不動産株式会社開発推進部の山中真之さん


「KABEAT」を手がけるGREENING執行役員の菅原悠さん


内覧会では平和不動産株式会社開発推進部の山中真之さん、「KABEAT」代表としてGREENING執行役員の菅原悠さん、「KNAG」代表としてWAT代表取締役社長の石渡康嗣さん、「HOPPERS」代表としてスパイスカフェのオーナーシェフ・伊藤一城さんよる挨拶が行われました。


「KNAG」を手がけるWAT代表取締役社長の石渡康嗣さん


「HOPPERS」を手がける「スパイスカフェ」のオーナーシェフ・伊藤一城さん


「コロナ禍に直面し、より一層飲食業界を盛り上げたいと考えるようになった」「日本の食文化に焦点をあて、再編集しここから発信していきたい」「街の人たちのつながりが生まれる空間にしたい」など、みなさん新店舗を通して実現したい想いを語っていました。



その後、「KABEAT」メニュー監修シェフ6名とビバレッジキュレーター1名によるトークセッションも行われました。登壇したのは、「Don Bravo」平雅一氏、「O2」大津光太郎氏、「The Burn」 米澤文雄氏、「てのしま」林亮平氏、「Morceau」秋元さくら氏、「BIEN - ETRE」馬場麻衣子氏と「An Di」などを手がけるビバレッジキュレーターの大越基裕氏です。


「今回のコンセプトとメンバーの顔ぶれを見て、面白そうだと感じ参加しました」(平氏)、「僕自身も地元を盛り上げるべく清澄白河でお店を営んできたので、同じく日本橋兜町を本気で盛り上げたいと考えているみなさんの気持ちに共感しました」(大津氏)、「生産者とのバトンリレーを大切している姿勢に共鳴しました」(林氏)というように、みなさんお店のコンセプトや目指す未来に共感し、お互い切磋琢磨できると感じ参加を決めたと語っていました。


左から米澤文雄氏監修の「安曇野豚とアサリのアレンテージョ」と、林亮平氏監修の「フグ唐揚げ 塩レモン添え」


内覧会では、一部試食メニューも提供されました。福田農園北海道亀田郡の「北海道産王様しいたけ」のプリッとした食感とジューシーさが魅力的な平雅一氏監修の「北海道産王様しいたけとカラスミのピザ」や、アサリの出汁と安曇野豚のうま味が溶け込んだ米澤文雄氏監修の「安曇野豚とアサリのアレンテージョ」など、どれも食材の魅力を存分に引き出したメニューばかり。ちなみに試食会では、竹とサトウキビの繊維で作られた「WASARA」の食器を使用。環境への配慮や、食のサスティナブルを意識しているという印象も受けました。


オープン後大きな話題を呼びそうな「KABUTO ONE」の新店舗たち。予約が殺到する前にぜひ足を運んでみては?


「KABEAT」

「KNAG」

「HOPPERS」


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