2020.02.09

第21回『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』を開催しました。

こんにちは!
兜LIVE編集部です。


1月25日(土) 、日本橋茅場町にあるFinGATE KAYABAにて、第21回『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』を開催しました。



事始めの街と呼ばれている日本橋兜町・茅場町。江戸時代には酒問屋で賑わっていたこの街には、今でも日本酒の種類が豊富な名店が点在しています。


兜町・茅場町を応援する兜LIVE!では、「日本酒」をまちの魅力の一つと捉え、どなたでも参加できるイベントを月1回の頻度で開催。日本各地の蔵元をお招きし、楽しく日本酒について学び、味わい、交流しています。


今回のゲストは、岐阜県美濃加茂市の御代桜醸造さん。
同社が手掛ける日本酒ブランド「御代櫻」「津島屋」のご紹介、蔵元の「日本酒に対する想い」などをお話しいただきました。


◆まずは、ぶらり街歩き

まずはこの街のことを知らなくては!ということで、イベント前には希望者が集まり「街歩き」を開催。兜町・茅場町の歴史ある名所を、ぶらりと巡りました。
 


◎プレナスさん本社
 


みんな大好き「ほっともっと」や「やよい軒」を展開するプレナスさん。「米食文化研究所」を設置し、米文化継承事業に力を入れているそうです。ワークショップの開催などもあるそう。


◎KABUTO ONE
 


建設中のこちらは、地下2階、地上15階建てのオフィスビルになります。約200席の巨大フードコートで、近隣のランチ難民を救います。


◎銀行発祥の地
 

街中には、こうして歴史を教えてくれる掲示がいくつもあります。


◎K5
 


兜町第5ビル。こちらは2020年2月に「K5」と名称を変え、ホテル、レストラン、バー、コーヒーショップ、ビアホールが入った施設に生まれ変わります。ビアホールは、ニューヨーク初のクラフトビールブランド「ブルックリン・ブルワリー」の世界初フラッグシップ店。ビール好きは注目です!


◎日証館
 



取引所の喧噪を今に伝える、重厚な証券集合ビル。戦時中は「ビルディング」という横文字が使えなかったため、漢字名を採用したそうです。最近はドラマの撮影に使われることも多いとか。入口のシンボル「赤石」は、なでるとご利益があると言われています。


◎東証正門


東京証券取引所の正門です。辰巳の方角に向いていて、縁起が良いそう。


◎日枝神社
 

子授け、子宝、商売繁盛のご利益がある日本橋日枝神社。
商売繁盛のお守りを購入された方も居ました。


(この方、実は……。正解は後ほど!)


参加者の方からは、「はじめてこの辺りを歩きましたが、こんなビルの中に神社があるんですね~」と驚く声も。

あっという間の45分。皆さん「このあたりの街並みが良く分かった」と、大満足でした!
 

続いて、本題の日本酒イベントに入ります!


◆蔵元トーク



この日のゲストは人気の蔵元さんということで、43名もの申し込みがありました。


御代桜醸造の代表取締役、渡邉博栄さんのご登場です!
 

(おや、この方……先ほどお守りを購入していた方!蔵元さんだったのですね)


渡邉さんは、大学の経営学部を卒業された後、麒麟麦酒株式会社を経て、2003年に御代桜醸造株式会社に入社。2005年より6代目として代表を務めています。趣味はランニングと登山という、アクティブな代表さんです!
「うちの酒造に来たことがある方~?」という渡邉さんの問いに手を挙げた参加者は、なんと10名強!皆さん、知っているどころか、既に実際に足を運んでいるんですね!


◎御代桜醸造とは
岐阜県美濃加茂市にある酒造場。明治26年(1893年)創業、今年で127年目という老舗です。生産能力は年間約800石で、一升瓶にして8万本。従業員数は8名ですが、昨今はベテラン社員の定年もあり、若返りが課題なのだとか。



◎岐阜県美濃加茂市とは
御代桜醸造のある美濃加茂市は「日本のへそ」と言われており、東京、神奈川、名古屋、大阪など、大消費地へのアクセスが非常に便利な場所。外国人比率が9.2%と高いのも特徴です。酒造りに適した良水があり、乾燥して安定した気候の中で酒造りに取り組めるそうです。


◎2ブランドの日本酒を展開
御代桜醸造の主な事業内容は、日本酒をはじめとした酒類と、奈良漬けなど食品の製造・販売。日本酒は、手仕込みと最新技術の融合で製造しており、「御代櫻(みよざくら)」「津島屋(つしまや)」という2ブランドを展開しています。


こちらの蔵元の代表商品である「御代櫻」は、地元原材料にこだわったラインナップ。地域に貢献し、より地域で愛される地酒を目指しています。直販や海外輸出も伸長中だとか。

一方の「津島屋」は、2012年誕生の新ブランド。創業当時の屋号だというこちらは、特定名称(純米系)の品質管理にこだわった商品で、今後の大きな進化が期待されます。


 


◎日本酒の伝統を守ろう!
近年、若者の日本酒離れが進んでいるそうです。若い方々に日本酒の魅力を広めるため、イベントなども開催しているのだとか。


渡邉さんは、「日本酒は単に酔う為だけのアルコールではなく、歴史や伝統に裏付けられた失われてはならないもの。日本が持つ大切な価値の1つとして伝えていきたい」と、力強くお話しされていました。

私たちも積極的に日本酒を楽しみ、伝統を絶やさないようにしたいですね!

 


◆3種類を利き酒!

続いては、お待ちかねのテイスティングタイムです!

テイスティングしたお酒は、こちらの3種類。
 


左)津島屋外伝 純米大吟醸 四十三才の春
中)津島屋 純米大吟醸 備前産雄町 無濾過生原酒 H30BY
右)津島屋 純米吟醸 廣島産八反錦 無濾過生原酒 R1BY


ABCそれぞれのおちょこに注がれた日本酒が、上記3つのどれに当たるか、ブラインドテイスティングです。

なんと、全問正解した方がこんなに!
 


正解した方には、御代桜醸造オリジナルの升がプレゼントされました♪


 

追加のお酒もご用意しました。
蔵元おすすめ、こちらの3種です。
 


左)津島屋外伝 純米酒 der Nordwind(北の風)Perlwein2020
中)御代櫻 特別純米酒 岐阜県産ひだほまれ 無濾過生原酒 R1BY
右)津島屋 純米吟醸 信州産美山錦 幕開け R1BY


実際に味わいながら蔵元の説明を聞くことで、日本酒についての理解が深まります。


お酒に合う地元のおつまみもご用意しました。

・御代櫻ライン漬(奈良漬/御代桜醸造製)
・ハム(明宝ハム、明方ハム)
・赤カブの漬物
・飛騨のあげちゃん(油揚げに味噌だれを染み込ませたもの)
・おかず味噌(ヤマコノ製)


地元産の日本酒とおつまみのペアリング、嬉しいです。
その後も、みなさん存分に日本酒を堪能していました。


◆まとめ

あっという間に予定の90分が終了。御代桜醸造さんの「御代櫻」「津島屋」について、たっぷり学び、たっぷり味わうことができました。みなさん、そして渡邉さん、ご参加ありがとうございました!

 




本イベント「日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ」は、これからも月1回の頻度で開催予定です。お酒好きの方、これから日本酒について学びたい方、お気軽にご参加ください!
お待ちしております♪


開催予定はこちらから


御代桜醸造
*御代桜醸造Instagram(@miyozakura_brewery)


(ライター:安藤小百合


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