2023.11.14

【兜町夜市2023・後編】兜町のおいしいお店ではしご酒!兜町夜市飲み歩きイベントに行ってきました

こんにちは。兜LIVE編集部です。

今回は、2023年10月27日(金)から29日(日)まで開催された街歩きイベント「兜町夜市(かぶとちょうよいち)」から、「兜町夜市飲み歩き」の様子をご紹介します!


◆兜町夜市飲み歩きとは?


「兜町夜市」は、昨年(2022年)から始まった日本橋兜町の街歩きイベントです。第2回目の開催となった今回は、お買い物、飲み歩き、音楽ライブの3つのコンテンツで兜町の夜を楽しめる内容でした。


そのコンテンツのひとつである「兜町夜市飲み歩き」は、期間限定の飲み歩きチケットを利用して、兜町近隣の魅力的な飲食店の“はしご酒”を楽しめる、大人の夜遊びイベントです。


兜町夜市飲み歩きの開催概要

【開催期間】2023年10月27日(金)、28日(土)、29日(日) 時間は各店舗により異なる
【参加方法】エリア内5カ所のチケット販売場所で飲み歩きチケット(3枚綴り税込3,000円)を購入してから、参加店舗で専用メニューを注文し、チケットと交換する。
【参加店舗】
caveman
Ao
B by the Brooklyn Brewery
Neki
TOKYO CAMP Prod. PORTESTORE
Human Nature
Omnipollos Tokyo
平和どぶろく兜町醸造所
HOPPERS
KABEAT
KNAG
PONY PASTA(Keshiki内)
CAFÉ SALVADOR
bank(BANK内)
yen(BANK内)
coin(BANK内)
Patisserie ease
teal


◆飲み歩きMAPと共に街を一周


それではさっそく、飲み歩きを始めましょう!


まずはKABUTO ONE1階アトリウムで飲み歩きチケットを購入します。KABUTO ONEでのチケット販売開始時刻ちょうどの10月28日15時頃には、すでにチケットを求めるお客さんが続々と集まっていました。


チケットを入手したらさっそく飲みに……と行きたいところですが、飲み歩ける時間とアルコール処理能力には限界があります。大切なチケットを有効活用するため、まずは街をひとまわりしながら、飲み歩き戦略をたてます。



この日は土曜日でしたが、兜町はたくさんの人で賑わっていました。歩道沿いに設置されているベンチには、20代のカップルや女性グループの姿も多く、平日の兜町とは違う雰囲気。ビルや店舗のオレンジ色の照明が、徐々に暗くなっていく街並みをドラマチックに演出しています。


KABUTO ONEの北側の路上は、歩行者天国になっていました。



自由に利用できるテーブルが置かれ、キッチンカーも出店していました。歩道の植栽の緑に囲まれて、休日らしいのんびりとした空気感。筆者も少しだけテーブルをお借りして、1人作戦会議を行いました。


◆いざ、出陣。


時刻は17時をまわりました。太陽は沈んで、街はブルーアワーの美しい時間帯。ウキウキ気分で飲み歩きへ出陣です!


MAPを見ながら、先ほど立てた戦略どおりに1店舗目へ向かう道中、キッチンカーからお肉が焼けるよい香りが漂っていました。



しかし、制限時間がある今宵は、立ち止まることはできません……強い意志を持って振り返らずに歩を進めます。


◆「B by the Brooklyn Brewery」に到着


1店舗目に選んだのは、1923年築の第一国立銀行別館をリノベーションした複合施設「K5」内の「B by the Brooklyn Brewery」さん。ニューヨークのブルックリン地区を本拠地とするブルックリン・ブルワリー初のフラッグシップ店として、2020年にオープンした注目のお店です。


店舗は地下にあり、下写真奥の階段を下っていくのですが、しかし……!



階段を下ると、すでに入店待ちの行列が……! 飲み歩きと同時開催の「兜町夜市ミュージックフェス」の会場でもあったため、たくさんのお客さんが集まっていたようです。


とにもかくにも、制限時間がある今宵。Bさんの利用は別の機会のお楽しみとして、次のお店へ向かいました。


◆「Ao」にて、上質なサワーをカウンターで嗜む


次に訪問したのは、Bから徒歩数十メートル。同じくK5内にある「bar ao(アオ)」さんです。こちらの店舗は、第一国立銀行創設者の渋沢栄一が執務室を置いていたといわれる場所にあるのだそう。



店内は深紅のインテリア。壁の本棚には渋沢栄一が読んでいそうなタイトルの書籍がぎっしり


この日の飲み歩きメニューは、「松と月桃サワー」「季節のお茶割り」「リアルレモンサワー」「サワーシティ(ノンアルコール)」の4種類。筆者は「リアルレモンサワー」を注文しました。



自家製レモンリキュールと黒糖焼酎を使用したレモンサワーは、レモンの皮の香りが濃厚で、普段のレモンサワーとは一線を画す高級感のある味わいです。メニュー表に書かれている説明から、店のコンセプトや原材料へのこだわりが感じられました。



カウンター内の棚には「桂皮」「陳皮」「薔薇」などの文字が書かれた缶が。どんなサワーに使われるのだろうと想像を巡らせるのも楽しい



ゆっくりと味わって、ごちそうさま。


「おいしかったです」の言葉とともにチケットをスタッフに渡し、次のお客さんに席を譲ります。


◆「平和どぶろく兜町醸造所」にて、できたてどぶろくに大満足

Aoを後にし、次なるお店へ。酔い覚ましも兼ね、いくつかの飲み歩き参加店舗をのぞきながら、夜の兜町をぶらぶらと歩きます。



ミュージックフェスを開催していた「KNAG(ナグ)」は満席(左)、オープンテラスにフードトラックが印象的な「TOKYO CAMP」も大賑わい(右)



そして本日2軒目のお店に到着。「平和どぶろく兜町醸造所」さんです。


こちらは、できたてのどぶろくをいただけるブルワリーパブ形式のお店。飲み歩き用には、「どぶろくプレーン+金山寺味噌とクリームチーズのクラッカー」の特別メニューを提供していました。


店内奥の醸造室前で、チケットと商品を交換。青い琺瑯鍋からスタッフが目の前で注いでくれたどぶろくを、立ち飲みカウンターでカジュアルにいただきます。



どぶろくはどろりとしていて、まったりとした風味。甘みは少なく、爽やかな酸味があります。例えるなら、濃厚系の飲むヨーグルトといった感じでしょうか。



飲み終わったグラスには、お米のつぶつぶがたくさん。付け合わせのクラッカーの金山寺味噌もとても美味でした。ごちそうさまでした!


◆「Human Nature」にて、ナチュラルワインとカジュアルに出会う

さて、3軒目はどちらのお店に致しましょう。レモンサワー、どぶろくときて、残るはビールかワインか、はたまたスイーツか……



ほろ酔い状態であてどもなく歩いていると、路地裏でネオンを輝かせているお店に引き寄せられました。店外まであふれるお客さんで賑わっているこちらのお店は、「Human Nature」さん。ナチュラルワインの酒屋&角打ちスタンドであり、飲み歩き参加店のひとつでもあります。



「ナチュラルワイン」とは、一般的には、化学的な添加物を使用せず、限りなく自然な製法で醸造されたワインのこと。ただし、規格に基づく分類ではないため、どのようなワインをナチュラルワインと呼ぶかは、取り扱う人に委ねられています。


Human Nature のワインセラーには、大量のナチュラルワインが置かれていました。一体何種類あるのでしょう……?



飲み歩きでは、店主おすすめの銘柄からひとつを選んで、店内のカウンターでいただけます。筆者が選んだのはこちら。



発泡した赤ワインのように見えますが、実はワインの絞りかすを入れて醸造されたビールなのだそう。(日本の酒類の分類上では「発泡酒」に該当します)



アルコール度数は5.5%で、一般的なビールと同程度。炭酸は弱めで、赤ワインの渋味や香りをほんのりと感じながらも、するするとあっという間に飲めてしまいました。ごちそうさまでした。


◆兜町夜市はたのしかった!


3軒のはしご酒を終えると、空には月齢13の月が昇っていました。


楽しい1日を過ごした満足感と共に、遠回りして茅場町駅へ向かいます。時刻は20時過ぎ。飲み歩き参加店舗の多くもすでにラストオーダー・店じまいの時間です。



“THE 金融街!”な平日の顔、のんびりとした休日の顔、人々がフリーダムに楽しむ夜の顔……今回、兜町夜市に参加したことにより、「兜町にもこんな表情があったんだ!」と、街の魅力を再発見できた気がします。


楽しい時間を、ありがとうございました。次回開催も楽しみにしています!


兜町夜市2023

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