2023.10.24
こんにちは!はじまり商店街の島田です。はじまり商店街では、定期的にイベントで集うことでコミュニティづくりの支援をしています。茅場町のCAFE SALVADOR BUSINESS SALON(以下、CAFE SALVADOR)等を中心に、読書をきっかけに参加者同士の価値観を共有する企画をつくっています。
今年の6月には100回記念イベントを開催、今まで関わってきた方々への感謝をお伝えし、まちへの参画に向けた想いを語りました(100回記念イベントレポート)。朝読書イベントはその後も毎月継続開催、まちの方々との関係を醸成する機会にも繋がっています。
読書イベントは、兜町・茅場町を知らない方々がまちと出会うキッカケにもなっています。個人のライフスタイルに合わせた参加ができるようにひと工夫。CAFE SALVADORでは出勤前の朝時間、Book lounge Kableでは仕事終わりの夜時間など、会場ごとにイベントの時間を変えています。
この読書会は、シンプルに、集まった人で一緒に本を読んで感想のシェアをします。「読む本は自分で決める」のがこのイベントのグランドルール。なかなか読めてない積読本に価値を与えることにも繋がります。読書がなかなか習慣化しない、読む機会がないと読まない、という方には特におすすめの企画です。
「まちの妄想本店ホンホン」のネーミングが気になる、という方もいることでしょう。コンセプトは「本を通して、人と遊ぶ」こと。単なる読書会ではなく、人との対話を通じて妄想(思考)遊びをする時間をみんなでつくりたい。そのような想いが込められています。
今回はいつも来てくれている参加者(仲間)からテーマを選んでもらいました。今回はご近所に住む、優しい雰囲気の素敵なご夫妻。私たちとのはじめての出会いは「日本橋兜町のコミュニティカフェknag」主催、近くに暮らす/働く人たちが集まる【ご近所さん集会】Neighbors Meetupという企画でした。
選ばれたテーマは「名前にちなんだ本」。開催日の9月19日が「苗字の日」だったことが理由とのこと。
冒頭、自己紹介を交えながら、持ってきた本の紹介タイム。ご自身の名前につかわれている「漢字」から連想したり、名前という「概念」から更に抽象度を上げた解釈をしたり。同じテーマでもそれぞれの捉え方が様々で、本を読む前から場が温まっていくのを感じました。
紹介タイムの後はモーニングセットを食べながら約40分の読書タイム。ゆったり思考を深めることが好きな方が多いご様子。参加者の方々は空間も楽しみながら、自由に本を読む時間を過ごしていました。
読書の後はオススメポイント共有タイム。本を紹介し合いながら「聞いて、話す」時間です。ビジネス書から絵本まで様々なジャンルの本に関する話題がひとつの場所で行われるのがお楽しみポイントのひとつ。
イベント運営メンバーは、「本というきっかけが、個人の価値観を共有し合うことに繋がる」という想いを持っています。本を通して生まれる交流の楽しさは、自分では普段選ばない本との出会いはもちろん、読書後に感想をシェアをすることでのアウトプットにもあるものだと日々、感じています。
はじまり商店街では、様々なつながりのかたちを提案しています。「まちの妄想本店ホンホン」では、「上手くなくていい、まずは想いを話してみることが大事な時間。」「相手に伝えようとしたときに発揮する力は、日常でも役に立つはず。」という想いを持って企画をします。
いつもの仲間からは「ライフサイクルの一部」、新しい参加者の方は「入りやすく居心地の良い場所」。ありがたいご感想を多くの方からいただいています。これこそが「継続」の成果だと思っています。
つながりが一時的なものではなく、ずっと続いてほしいという願いをこめてFacebookなどのオンラインの仕組みとも連携しながら「場」を育てています。今後もはじまり商店街では幅広いトピックの中から、これからの暮らし方、働き方、生き方のヒントになりそうなキーワードを取り入れてイベントを開催していきます。ぜひご興味があればご参加いただければ幸いです。
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