2024.09.18
今回のアフターレポートは8月30に茅場町駅から地上に出てから徒歩10秒の場所にあるCAFE SALVADOR BUSINESS SALONで開催されたイベントに行ってきました。
▼CAFE SALVADOR BUSINESS SALON 公式ページ
仕事や家事やその他諸々・・・忙しい毎日では「自分を見つめ直す」という作業がなかなかできないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回のイベントではゲストの山角真規子(やまかどまきこ 以下 山角さん)さんがレクチャーしてくれる色育(いろいく)を使って、色を通した自分との対話を楽しみながら、夕涼みの時に使う「うちわ」に色付けワークショップを行います。
▼そもそも色育とは?
色の持つチカラを使って、子どもはもちろん大人にも必要とされている【集中力・想像力・コミュニケーション】を育てるカラープログラムです。この3つのチカラ「生きるチカラ=非認知能力」は、今の社会を生きる上でとても大切で必要とされています。
いろんな理由で集まった参加者の方々、それぞれいろんな想いを持って参加いただきました。共通するのは今の自分自身の状況に変化がある事であり、お互い挨拶をする前は少し緊張感がありました。どんなイベントになるのか期待と不安が入り混じる中、スタートです。
まずは講師である山角さんから挨拶をします。自己紹介も早々に色育についても簡単な説明をしてくれます。その後すぐにうちわに色を塗り始めるのではなく、簡単なゲームが始まります。
<講師 プロフィール>
・(一社)日本色育推進会会員・色育アドバイザー
・アドバンスプロカラーセラピスト
【色を通して大人のココロを柔らかく。気持ちの選択肢を増やし、ホントの自分再発見】をテーマに活動を始める。大人向け講座の他に、民間の学童施設や高齢者の方に向けても開講中。好きなモノ・コトは、お花やコーヒー。人との対話、頑張っている人を応援・伴走すること。色育活動と並行して、シェアの時間を多くとり参加者同士の対話を楽しむ読書会「マイペース読書会」を月2回主宰。
ウォーミングアップのワークは「指定された色で浮かぶモノを順番に言う」ワークです。例えば指定の色が「赤色」だったら、リンゴ→トマト→ロブスターなどを順番に言い合っていきます。
最初のお題は「黄色いもの」。
月→バナナ→信号→ヒヨコ→黄身→レモン→ヘルメット…と、だいたいひとテーマを2往復して、次の色に移ります。
ウォーミングアップの段階ですが、思いも寄らない答えが出始めている事に参加者もついつい笑顔になります。
まだまだウォーミングアップは続きます。
色育のキャラクター「ぎゅっとくん」のカードを使ったワークです。内容は先のワークとは逆に指定されたコトやモノに対して、どの色をイメージするかを指定してもらいます。
質問1.そよ風は?
みんなで「せーの」で自分が連想するイメージ色のカードに指をさします。これが本当に面白く、前のワークよりも他者とのイメージする色の違いに驚きます。
黄色「強くも無い、明るい」
緑色「葉っぱがそもよそよとなびく情景が思い浮かんだ」
などなど
質問2.台風の強い風は?
白色「天気予報でうつる台風の雲の色」
赤色「ニュースで報じるハザードマップ」
紫色「荒ぶっているダークで気分が落ちる」
などなど
色からモノやコトを連想するよりも、逆に連想する方がよりモノやコトへの捉えている部分が違う結果となりました。自分自身の色へのイメージが分かる事での自己理解が少し進んだ気がします。
心と身体のウォーミングアップをしてから、本題であるうちわに色を塗っていく作業を始めます。塗る作業にもテーマがありオモテ面は「自分自身が見ながら心地良くなる風の色」です。まずは自分を見つめなおす時間。
久しぶりに使う絵の具に戸惑いながらも、今の自分が想う心地いいを想像しながら色を選びます。「私にとっての心地よい」を思い浮かべていくと、漠然としていた言葉から具体的な心地いいイメージが少しずつ作られていきます。きっと筆が進んだ瞬間が自分の事を知れた一歩なのです。
ウラ面は「家族や友達に送るならどんな色の風?」です。
筆を扱う事にも慣れてきたので、イメージができたらドンドン塗っていきます。今まで考えた事もない「風の色」を想像し、自分と他者を照らし合わせる。そこには感謝、尊敬、敬愛を表現する風が溢れていました。
最後に少し小さめのシールに「どんな自分でありたいか?」をイメージして塗ってもらったものをオモテ面に貼って完成です。
それではみなさん、どんなうちわが完成したか見てみましょう!
※オモテ面
※ウラ面
それぞれの想いが色となり形となった素敵なうちわの出来上がりです。最初は自分の色なんて見つかるかなと思いましたが、それぞれがテーマに沿った色を見つけて世界で一つのうちわを完成させました。
終わったあとは作ったうちわへの想いをシェアします。
例(前の画像から当てて見てください)
<参加者A>
オモテ面
「海の夕陽を表した」
ウラ面
「大事な友達に楽しんでもらいたい。自然に感謝し、自分が恵まれている感じ人に優しくなりたい」
<参加者B>
オモテ面
「涼しいだけなら水色、あたたかさも欲しいピンク黄色」
ウラ面
「地方に住んでいる家族を想い、いつまでも相手を尊重したい」
<参加者C>
オモテ面
「今まで恵まれてきた。芯には燃えるものがあり、感謝して生きてきたい」
ウラ面
「愛や豊かさを送りたい」
などなど。
イベントが終わっての感想もいただきました。
「自分の考えを色で考えることはなかった!」
「同じワークをしても、他の人と全然違うものになるのに驚いた。」
「もっと時間が欲しかった。ワークをやっているうちにドンドン気づきが生まれたので。」
などなど
忙しい日常を送る日々、自分自身と会話をする機会なんてない。ワークショップを通して、思いがけず新しい自分を知るキッカケが生まれる。そのキッカケが自分を突き動かす大きな想いの小さな一歩になるのです。
イベントが終わり、帰宅するみなさんの顔を見ると、イベントがスタートする前とは違った何かを決意をする表情でした。それは著者の勘違いかもしれませんが、笑顔であったのは間違いありません。
平日のお忙しい中にも関わらずご参加いただきまして誠にありがとうございました!
YADOKARI株式会社では、様々なつながり方を提案しています。
今回だけでなく、参加者さんからのやりたいことを企画編集しサポートすることでつながりが多く生まれています。この兜町・茅場町でのつながりを色んな場所で少しずつかたちにしながら、街ごと盛り上げていけたらと思っています。これからも一緒に楽しんでいきましょう。
まだ参加されたことない方も、ぜひともお越しください!
▼YADOKARI株式会社 公式ホームページ
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