2025.01.28
こんにちは。
兜LIVE編集部です。
2024年12月15日日曜日、茅場町にある坂本町公園で、「こども焼きいも・もちつき大会」が開催されました。
澄み渡った青空のもと、茅場町や日本橋、兜町周辺にお住まいのファミリーを中心に多くの方が訪れ、大いに盛り上がりました。
約300名の参加者が、香ばしい焼きいもともちつきを堪能。日本橋消防署による消火訓練体験や、警視庁・中央警察署の白バイ隊員や人気キャラクターとの記念撮影などのイベントも実施。
今回は、おいしい焼きいもとおもちが食べられる。さらに消火訓練や白バイ隊員との記念撮影も楽しめ、にぎわいを見せた「こども焼きいも・もちつき大会」の模様をレポートします!
「こども焼きいも・もちつき大会」は、子どもたち向けのイベント。その名の通り子どもたちが、焼きいもやもちつきを体験します。ですが、大人も一緒に楽しめますよ。
このエリアでは以前から焼きいものイベントが開催されていましたが、今回はお正月を前にもちつきも加えて、より盛り上がるイベントにしようと企画されたようです。
開催された場所は、茅場町駅から徒歩約3分のところにある坂本町公園。
坂本町公園は、兜町・茅場町にお住まいの方やお仕事をされている方たちの憩いの場。お隣には中央区立阪本小学校があり、子どもたちも元気に走りまわれる美しい芝生が目を引く公園です。
「こども焼きいも・もちつき大会」は、2024年12月15日、10時にスタート。参加費は300円。坂本町公園の入口で、受付をします。受付開始前からすでに40人弱が列をつくっている人気のイベント。
受付時に支払いを済ませると整理券が渡されます。おいもが焼けるまで、2時間程度かかるので、番号によって引き換え時間が変わります。
整理券をもらったら、さつまいもを受け取り、焼く準備をします。子どもたちには特別に駄菓子のお土産付き。受付を済ませるとお土産選びのカウンターが。
駄菓子のカウンターを抜けると、係の方がバケツに入ったたくさんのおいものなかからひとつ選んで、手渡してくれます。新聞紙においもを密着させ、さらにアルミホイルを丁寧に巻いていきます。
私はイベントに参加していた地元の小学生に教えてもらい、さつまいもを包みました。
新聞紙とアルミホイルに包んだら、さつまいもを持って公園の奥にある、焼き場に持っていきます。
係の方に渡して、あとは焼けるのを待つばかり。受け取りの時間は決まっているので、公園内で遊ぶもよし。別の場所でのんびりするもよし。出入りは自由なイベントとなっています。
焼きいもができるまでの間、公園内では日本橋消防署による「消火訓練」や警視庁・中央警察署の白バイ隊員と記念撮影などの体験コーナーが楽しめるようになっています。
日本橋消防署のコーナーには、小さなお子さんを連れた親子連れが並んでいました。「消火訓練」は、消火器の使い方を学び、火元に見立てた的に向かって、消火活動をするというもの。
消火器は訓練用のものを使用していますが、使い方は実物と同じ。子どもたちは日本橋消防署の署員の方に消火器の使い方を教わりながら、火元に見立てた的に向かって見事に噴射していきます。
凛々しく消火器を使う我が子の姿をうれしそうに記念撮影する親御さんが、多く見受けられました。
実際の火災現場で消火器を使う機会はないのがベストですが、小さい頃から使い方を学ぶことは、いざという時のためにとても大切ですよね。普段はなかなか触れる機会がない消火器を扱う貴重な体験ができるコーナーでした。
坂本町公園の入口付近にある「兜町・茅場町まちかど展示館」前の広場には、警視庁・中央警察署のコーナーが。「兜町・茅場町まちかど展示館」は、このエリアのお祭りで使用されているお神輿が展示されています。
警視庁・中央警察署は、やって来た子どもたち向けに警視庁オリジナルのマスキングテープなどのグッズを配っていました。
大人の方にはクリアファイルにもなるバックが配られ、なかにはハンドタオルとスマホスタンドが入っています。さらに防犯や犯罪被害者支援を呼びかけるリーフレットを封入。取材で伺ったにもかかわらず、私もいただきました。
白バイ隊員もやってきて、子どもたちは白バイに乗って隊員と記念撮影。大きな白バイと白バイ隊員のかっこよさに子どもたちは、大喜びでポーズを取っています。
また、警視庁の人気キャラクター「ピーポくん」のぬいぐるみと写真撮影も。この日、「ピーポくん」は別の場所でお仕事中とのことで、ぬいぐるみで参加。警視庁・中央警察署のコーナーも大人気で、多くの親子連れが並んでいました。
滅多に見られない白バイを身近に感じ、記念撮影できるコーナーは、笑顔の絶えない場所となっていました。
「こども焼きいも・もちつき大会」のもうひとつのメイン・イベント、「もちつき大会」は、11時30分開始とのこと。ですが、開始時間の少し前から、もちつき大会の場所には長蛇の列ができています。
今ではあまり見かけなくなった、お正月の風物詩でもある「もちつき」。参加希望の子どもたちが、交代でもちをついていきます。
長年このエリアのもちつきで使用されてきたと思われる杵と臼が、坂本町公園の入口前の広場に設置されました。
11時30分に「もちつき大会」が始まると、公園中に「よいしょ~、よいしょ~」という元気な掛け声が響き渡り、活気あふれる雰囲気に包まれました。
小さな子には、大人がいっしょに杵を持ちサポート。町内の方々が手慣れた様子で進めていきます。ひとりあたり10回くらいついて交代。係の方がつき方のコツを教えてくれるので、お子様でも安心です。
小学校3~4年生くらいになる子たちのなかには、大人の手を借りず自分の力で杵を持ち上げてつく子も。なかには杵の使い方がうまく、しっかりおもちに当てる子もいて、係の方も驚いていました。
途中、警視庁・中央警察署の署長さんも参加し、盛り上がりをみせた「もちつき大会」。その後、13時すぎまでもちつきに並ぶ列は途切れることはなく、多くの子どもたちがもちつきを体験していました。
焼きいもができあがる時間になったので、受け取りに行ってみました。焼き上がり時間は、入口付近に掲示されているだけでなく、音声でも案内してくれます。
焼き場では数多くのさつまいもをまとめて焼き、1回の引換時間で100人分の焼きいもを交換できるようになっていました。
今回の「こども焼きいも・もちつき大会」で使用されたさつまいもは、千葉県産の「紅あづま」。上品な甘さが特徴でホクホクした食感が楽しめる品種。加熱すると甘味が増すので、焼きいもに適していると言われています。
久々に野外で焼かれた焼きいもを食べてみました。
評判通り、ホクホクしていておいしい!新聞紙が焦げていて、さつまいもにたどりつくまでに少々時間がかかりましたが、食べやすいサイズにきれいに割れます。ほどよい甘さとホクホクの食感に食欲が止まらず、一気に完食。
さらに、「もちつき大会」コーナーの近くでお土産用に配られていたおもちもいただいてみました。「もちつき大会」のおもちは、茅場町の和菓子店「伊勢屋」さんが提供しているとのこと。
持ち帰り用に配られたおもちはあんこときなこの2種類。やわらかくてモチモチとした食感を楽しみたいなら、なるべく早く食べるのがおすすめとのことだったので、その場でいただきました。
ますば、あんこから。
何と言ってもまず、おもちがおいしい!モチモチとしていて、もち米の味がしっかり感じられます。あんこが甘すぎず、ほどよい甘さ。そしておもちからも感じるほんのりとした甘味がたまりません!
続いて、きなこ。
きなこのパウダーからもやわらかい甘味が出ていて、こちらもおいしい!おもちそのものが、やわらかく適度な甘味もあって食が進み一気に食べてしまいました。
これまで食べていたおもちとは全く違い、やわらかくてもちもちとした食感とほんのりした甘さ。おもちの概念が覆る味にびっくり。「伊勢屋」さんにも行ってみたくなりました。行列ができる人気のイベントというのも頷けます。
午後13時すぎに、もちつきが一通り終了。15時ごろまで焼きいもの引き換えタイムが続き、盛況のうちに「こども焼きいも・もちつき大会」は終了しました。
2024年12月15日、日曜日に茅場町の坂本町公園で開催された「こども焼きいも・もちつき大会」。
焼きいもやもちつきを通じて、地域の大人や子どもたちが交流できるイベントです。
特に最近ではなかなか見られなくなった「もちつき」は、兜町・茅場町周辺に住む子どもたちに文化を継承する意味でも大切な行事と言えるでしょう。
坂本町公園にいらしていたファミリーがみなおいしそうに、そして楽しそうに焼きいもやおもちを頬張る姿が印象的でした。おいしいものは最強ですよね。
警視庁・中央警察署や日本橋消防署の協力と、地域の方々によって企画され、温かい雰囲気のなかで開催された「こども焼きいも・もちつき大会」。
次回「こども焼きいもともちつき大会」がこの形態で行われるかは未定ですが、次回の開催を期待します!
取材場所:坂本町公園
住所: 東京都中央区日本橋兜町15-3
電話番号: 03-3546-5435(中央区役所)
アクセス:東京メトロ・東西線・日比谷線「茅場町」駅12番出口から徒歩3分
主催:日本橋七の部地区委員会
協力:茅場町2.3丁目、兜町、茅場町1丁目、未来グリーンクラブ
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