2024.07.25
みなさん、こんにちは!
兜LIVE! 編集部です。
2024年7月7日(日)にFinGATE KAYABAにて、三重県内の22蔵の日本酒が一度に楽しめるイベントが開催されました。
日本酒を愛する人、三重のお酒を楽しみたい人が集まり、イベントは大盛り上がり。
今回は、イベント当日の様子をお伝えします。
「旨し酒三重2024 in 東京・兜町」は、三重県内の酒蔵が茅場町に集まるイベントです。現地では22蔵の日本酒がどれも試飲でき、地元の名産品をつかったおつまみの販売も行っています。
会場時刻の少し前から、外には行列が。35℃を超える真夏の暑さのなか、列に並ぶ人は皆早く日本酒をテイスティングしたいと、とても楽しそうに待っているようでした。
こちらのイベントは事前予約制で、3,000円のチケットで日本酒はどれも飲み放題。和らぎ水とオリジナルのお猪口もついてきます。受付で水とお猪口を受け取れば、参加の準備は万全です。
今回のイベントの主催である三重県酒造組合の清水 慎一郎会長(清水清三郎商店(株))による挨拶で、イベントは開催されました。
参加者の皆さん揃って「えいえいおー!」とこぶしを掲げて、気合いも十分です。
性別年齢問わず、活気あふれる会場内です。
待ってましたとばかりに、お猪口を片手に皆さんそれぞれの酒蔵のブースへ向かっていました。
今回参加している22蔵は、下記になります。
・松島酒造(株) 代表銘柄:高虎
・今村酒造(株) 代表銘柄:きげんよし
・(資)後藤酒造場※ 代表銘柄:青雲
・伊藤酒造(株)※ 代表銘柄:鈿女
・(資)早川酒造部 代表銘柄:天一
・(株)タカハシ酒造※ 代表銘柄:天遊琳
・丸彦酒造(株) 代表銘柄:三重の寒梅
・(株)宮崎*本店※ 代表銘柄:宮の雪 *「崎」は「たつさき」正式表記です
・清水清三郎商店(株)※ 代表銘柄:作
・新良酒造(株) 代表銘柄:夢窓
・中山酒造(株) 代表銘柄:白米城
・河武醸造(株)※ 代表銘柄:式
・元坂酒造(株) 代表銘柄:酒屋八兵衛
・(株)伊勢萬※ 代表銘柄:おかげさま
・旭酒造(株) 代表銘柄:伊勢旭
・井村屋(株)※ 代表銘柄:福和蔵
・(名)森喜酒造場 代表銘柄:るみ子の酒
・(株)大田酒造※ 代表銘柄:半蔵
・橋本酒造場 代表銘柄:俳聖芭蕉
・(株)福持酒造場※ 代表銘柄:天下錦
・瀧自慢酒造(株)※ 代表銘柄:瀧自慢
・若戎酒造(株)※ 代表銘柄:義左衛門
※は蔵元会場参加
皆さん、蔵元さんとの会話を楽しみながら、どんどん試飲していきます。
味の好みも聞いてもらえるため、気になるお酒を選ぶのもよし、出ているものは全種類飲みたい!というのも、もちろんOKです。
試飲をしながら、銘柄ごとのペアリングを訊ねることもできます。思いがけない料理や食材とのマッチングを聞けば、ますますそのお酒の魅力に気付けるでしょう。
女性同士連れだっての参加も多く見られ、日本酒を楽しむ人々の幅の広さが窺えます。
蔵元さんと参加者の皆さんの談笑のひとときも。日本酒や和らぎ水を片手に、あちこちで会話が弾んでいます。
試飲で気に入ったものが三重県内でしか手に入らないお酒と知って、残念がる一幕も。三重に訪れるしかない、と決意を固くする人も見られました。
皆さんを楽しませているのは、日本酒だけではありません。会場内で販売されているおつまみも三重の名産品を中心にお酒のお供として喜ばれていました。
こちらは茅場町食堂の「三重おつまみセット」です。うなぎサラダ・ハマグリのフリット・松坂牛の塩煮・伊勢うどんナポリタン・いといんせんべい燻製とさまざま。
三重のおいしさに一工夫を加えて作られたおつまみセットは、量もほどよくお酒にもよく合います。もちろんどれもおいしいのですが、口に入れた瞬間に燻香がふわっと広がるいといんせんべいの燻製には驚かされました!
こちらは、ポテサラ塩辛クリームソース・鶏ももチャーシューの2点セット。
こちらももちろん、お酒にぴったり。塩辛クリームソースのコクがあってクリーミー、ほどよい塩気はそれだけをおつまみにできそうなほどでした。チャーシューも食べ応えがあり、お酒が進みます。
また、三重テラスブースにある「イセ野カツオ」は筆者も大好物のおつまみです。アオサ味のかつおぶしチップとアーモンドの組み合わせがたまりません。旨味がぎゅっと詰まっていて、食感も抜群ですよ。
売っているのを見つけたら、絶対にまとめ買いしてしまう一品です。
イセ野カツオをはじめとして、かわき物のおつまみももちろん大人気です。各ブースでおつまみを頬張りながら試飲をいただく……というのも、酔いの回りにくい、素敵な楽しみ方でしょう。
食べながら、飲む飲む。長テーブルはいつも満席でにぎやかな様子でした。
瞬く間に2時間が経ち、ついに閉会時刻の14:30を迎えました。
こちらのイベントは、1部と2部の入れ替え制。まだまだ談笑していたい、お酒も楽しみたいという雰囲気はありますが、「インターバルが30分しかないので」という少しだけ冗談めかした閉会の言葉もあり、参加者の皆さんも満足そうに会場を後にしました。
1部が12:30〜14:30、2部が15:00〜17:00と、出店側の方々にとっては、休む暇もないといったスケジュールでしたが、三重県の日本酒を通し、充実した時間を参加者の皆さんと共に作り上げてくださったことに感謝しかありません。
(毎年、兜LIVE!主催の日本酒イベントにお越しいただいいている清水会長。2023年12月撮影の写真)
この魅力的なイベントを主催してくださった、三重県酒造組合の清水会長から、「旨し酒三重2024 in 東京・兜町」についてコメントをいただきました。
「東京では、なかなか三重は酒どころというイメージがないかもしれませんが、実は非常に古い歴史があります。今回、『美食の聖地 三重の酒』というキャッチコピーを掲げているんですが、三重県は伊勢えび・あわび・松坂牛・伊賀牛・牡蠣などおいしいものが揃っています。まさしく美食の宝庫です。
それに加えて、伊勢神宮が2000年前からあります。考えてみれば、三重の我々がお酒を造り、お米を作るというのも、すべて伊勢神宮に奉納する……そういったところから発達してきたんじゃないだろうかと思います。そういう歴史を踏まえて、三重県というのは実は美食の聖地なんだということをアピールし、皆さんにお酒と共に楽しんでほしいと考えて、今回の開催に至りました。
三重のお酒は、各蔵元に聞いても、わりといろいろな味わいに分かれていて、「三重の酒」としては、ひとつのまとまりというのはあまりないかもしれません。
じゃあ、三重の酒は特徴がないかというと、そうではない。何だかバラバラのように思えるけれど、それぞれの酒蔵に、じゃあ「どんなものと一緒に飲んだらこのお酒は美味しいですか?」と訊ねてもらうと、そこにはみんな地元の食があるんですね。
そうすると、味わいごとドーナツ状にプロットしたお酒の中心に、三重の食があるということがわかるんです。
ある人は、松坂牛と一緒に食べると美味しいよとか、伊勢えびと食べてみてくださいとか、そう言ってくれるはず。蔵元はいつも伊勢えびやあわびを食べているわけじゃないけれど、常に三重の食と共にあるんじゃないかと思っています。
この機会に、ぜひ三重県の魅力を知っていただきたいし、三重というところを再認識してほしいと思っています。」
清水会長のお話を聞き、個性も味わいもさまざまな22蔵のお酒と美味しいおつまみが、ますます魅力的に感じられました。
「旨し酒 三重」はその名の通り、三重県の美味しい日本酒と食を再認識できるイベントでした。蔵元さんからお酒の魅力を語ってもらい、参加者さんも「美味しい!」という気持ちをその場で伝えられるのは、このイベントの醍醐味ではないでしょうか。
参加者同士のちょっとした会話も、このイベントの楽しみのひとつ。日本酒を味わいながら、口々に感想を言い合うようなひとときは、とても貴重な機会だといえます。
このイベントを通して出会った、素敵な三重のお酒との再会を願ってやみません。
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