イベントレポート

2020.07.14

兜LIVE!かぶかや・ヒューマン#6 「REWILD OUTDOOR TOKYO」山口雄輝さん

2020年6月、茅場町に一風変わったカフェが誕生しました。この名も『REWILD OUTDOOR TOKYO』。森を想像させる開放的な空間や変わったサービスは、早くも多くのメディアで 紹介されています。一体、どのような方が仕掛けたのでしょうか。オーナーである山口雄 輝さんに迫りました。

疲れた人を癒す都会の森が茅場町に誕生


――山口さん、はじめまして!茅場町に面白いカフェができたと評判ですね!
ありがとうございます。今日もこの後テレビの取材が入るんですよ。




――床は芝生で、鳥のさえずりも聞こえて……まるで森の中みたいです!このカフェはどのようなコンセプトなのでしょうか。
“都会の森であそぶアウトドアカフェ”です。朝昼はカフェ、夜は本格的なキャンプ体験
を楽しめる空間で、自分で火を使ってアヒージョをつくったり、焼き場でフォカッチャや
スモアというマシュマロクッキーを焼いて食べたりすることができます。



イチオシメニューは、『スモーキーマウンテン』という燻製料理。ヒッコリーやサクラの
チップを使っていて、木の香りがすごく良いんですよ。コーヒー豆にもこだわっていて、
豆を挽いている様子が見えるマシンも導入しています。



――どのような客層を想定しているのでしょうか。
都会で疲れた人です!都会の人たちは皆、疲弊していますからね……(笑)。森で遊びた
い人や、「キャンプ体験をしたいけれど、県をまたいで行くほどではない」という人がタ
ーゲットです。もし火が焚ける本格的なキャンプ空間が都会にあれば、アウトドアのハー
ドルは圧倒的に下がりますから、まずはここで気軽にその良さを知ってもらえたらと思っ
ています。


一般的なアウトドアカフェは「アウトドア風のご飯が出てきて終了」ですが、ここは自分
で料理をつくる「体験」ができる。かなりエッジが効いているんです。店内にはハンモッ
クもあるので、ここでユラユラとリラックスできますよ。



そして、このカフェはオールキャッシュレスなので、お金を触らなくて良いんです。お客さん自身のスマートフォンを使ったセルフオーダーシステムも導入しているので、新しい生活様式にも対応していて安心だと好評です。



人間の本質に気づく体験を提供したい

――野生味と時代の最先端が共存しているカフェなんですね!こんなことを思いつく山口
さんって、一体何者なのですか!?

実は私、株式会社 信光オールウェイズという不動産会社の取締役をしています。もとも
とこの『REWILD』というアウトドアブランドは、会社とは別で、私個人が副業としてつくったものなんです。


現代社会は資本主義や貨幣経済なので、出世だったり、お金を持つことだったり、事業を
成功させることだったりが人々の目標になっていますよね。でも私は、大事なことはそれ
らではないと思っているんです。



ある時たまたま友人と森の中でお酒を飲んでいたのですが、お酒も美味しいし、電波が飛
んでいないのでモバイルデトックスもできるし、ものすごく良かったんです!「やっぱり
コレだよね~!」と思いました。


皆がこれをやれば本質的なことに気づくだろうし、「こんなに忙しく仕事しなくてもよか
ったんだな」と思うかもしれない。自然の中でこのような体験をすることで、本来の人間
らしさを取り戻す時間を提供したいと思ったんです。それが『REWILD』を立ち上げたきっかけです。



圧倒的なスピードでキャンプ施設を続々オープン

――ご自身の体験をもとに誕生したブランドなのですね。
完全に私の価値観の押し売りです(笑)。こうして「アウトドア人口を増やす」というビ
ジョンを掲げ、キャンピングカーのレンタル事業を始めたのですが、それだけでは物足り
なさを感じて……。それで2018年に、千葉県の養老渓谷に『REWILD RIVER SIDE GLAMPING HILL』というグランピング施設をつくりました。


ホームページ画面より
#RIVER SIDE GLAMPING HILL


ここは“NATURE、PHOTOGENIC、CREAN、SERVICE”をコンセプトにした女性のためのアウトドア空間で、キャンプとグランピングが楽しめます。芝生は綺麗に整備されていますし、温泉もありますし、デコデコにライティングしているので写真映えもバッチリなんです!


この施設がとても上手く行ったので、「これはもう副業の域ではないな」と。それで、信光オールウェイズの社内にアウトドア事業部をつくり、本業として運営していくことにしました。



2020年6月にはこの『REWILD OUTDOOR TOKYO』、そして千葉県勝浦市に広大な音楽キャンプ場『REWILD MUSIC FES CAMP』をオープンしました。


『REWILD MUSIC FES CAMP』は音楽にとがらせていて、場内には常に良い感じの音楽が流れています。プロのアーティストが来てフェスをしたり、場内全員で同じ楽器をつくって演奏したり、皆で踊ったりと、大自然の中で音楽を楽しめるんです。近くの提携温泉も利用できます。


ホームページ画面より
#REWILD MUSIC FES CAMP


――事業展開のスピードが速くて驚きです……!
確かに速いですね。今年の12月には、長野県須坂市にスキー場もオープンしますよ。忍者のエンターテイメントを入れたスキー場で、すり鉢状のゲレンデの底が城下町になっているんです。三味線の音楽が流れていて、スタッフもお客さんも忍者の恰好をして、場内全部が忍者の世界。忍者と言っても、これまでに使われてきた古い忍者ではなく、200年~300年後の新しいカタチの忍者を体現していく予定です。


オフシーズンの夏場には、須坂市全体をプロデュースして、エンタメ化していきます。私は場づくりが得意なので、エンタメで町に人を呼べたら良いですね。



訓練で手に入れたポジティブ思考

――エネルギー量と行動力がすごくて、圧倒されます……!何が今の山口さんをつくったのでしょうか。
実は私、小学生のころは6年間いじめられていて、卑屈な子供だったんですよ。ターニングポイントは大学時代。フィリピンのスラム街で、空手を通して治安を良くしている方に会ったのですが、そこでかなりの衝撃を受けて……。「俺もこうしている場合じゃない!一生懸命生きよう!」と、やる気スイッチがバシバシに入ったんです。


私がポジティブなのは、訓練の結果です。言葉がマインドをつくると思っているので、言葉で心をハックする訓練を3年ほどやりました。「疲れた」と言うとその瞬間に疲れたマインドになりますが、「今日は攻めたな~」と言えばポジティブな気持ちになる。これを繰り返していれば、私のようなポジティブモンスターのいっちょ上がりです!(笑)。



23歳から自分で事業をする準備を始めたのですが、当時の私が欲しかったものは4つありました。それは、「経営のトレーニング」「親孝行」「次のステップへの資金が回る仕組み」「つながりの構築」です。


新卒では生命保険会社に就職し、25歳の時にこの信光オールウェイズに転職しましたが、この4つをすべて求めるために、副業で神田にコミュニケーションスペースを出店しました。本業が終わったあとに自ら現場に立っていたので大変でしたが、この店から500組のビジネスパートナーや13組の夫婦が生まれたりして、とても面白かったですね。



現在は、『月島もんじゃ こぼれや』というもんじゃ焼き屋を経営しています。その他、釣りの世界大会『Great Amazon World Fishing Rally』を主催したり、アウトドアのオンラインサロン『タキビダイ』を運営しています。


土日も活気のあるエリアになって欲しい

――マルチに活躍されているんですね!こんなにアクティブな方が茅場町に居たなんて、驚きです。山口さんの背景を知ってから改めてこのカフェを見てみると、感慨深いものがあります。
今日は色々お話ししましたが、まずは多くの方にこの『REWILD OUTDOOR TOKYO』でキャンプの楽しさを知ってもらいたいですね。ここで日頃の疲れを少しでも癒してもらえたら本望です。


そして、「アウトドアっていいじゃん!今度キャンプ行こう!」と思ったら、うちが運営するキャンプ施設に足を運んでください(笑)。



――理想的な動線ですね(笑)。最後に、現在開発中のこの日本橋兜町・茅場町エリアへの期待をお聞かせください。
土日にも人が居る街になって欲しいですね。今のビジネス街の感じもすごく良いですが、本当に土日に人が居ないので……。平日はビジネス街だけど、土日は街のコンセプトがガラリと変わる、というのも面白いと思います。これから活気づいていくことを期待しています!



取材を終えて

『REWILD OUTDOOR TOKYO』オーナーの山口さんにお話をうかがいました。いかがでしたか?本質的なものを大切に、エネルギッシュに活動されている山口さん。今後の活躍にも注目です!都会で疲れた皆さん、ぜひ茅場町の森に癒されに来てくださいね。山口さん、お忙しい中ありがとうございました!
 
REWILD OUTDOOR TOKYO
住所:東京都中央区日本橋茅場町 2-1-13 信光ビル 1 階
(東京メトロ 茅場町駅 徒歩 4 分)
営業時間:ランチタイム11:00~14:00/キャンプ体験タイム14:00~22:00
定休日:土・日・祝日(相談可)
座席数:36 席(貸切の相談可)

▼お話に登場した施設などはこちら
RIVER SIDE GLAMPING HILL

REWILD MUSIC FES CAMP

アウトドア オンラインサロン『タキビダイ』

Great Amazon World Fishing Rally

(ライター:安藤小百合

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