2025.07.29

三重県内の日本酒が集合するイベント「旨し酒三重2025in東京・兜町」が今年も開催されました。

みなさん、こんにちは!
兜LIVE!編集部です。


2025年7月12日(土)にFinGATE KAYABAにて、三重県内の日本酒が集合するイベント「旨し酒三重2025in東京・兜町」が今年も開催されました。
昨年に引き続き、三重の日本酒や食を愛する人たちが集まり、イベントは素晴らしい熱気に包まれていました。
今回も、大盛り上がりのイベント当日の様子をお伝えします。




◆「旨し酒三重2025in東京・兜町」乾杯の音頭で開幕!


会場に入った参加者の皆さんは、清水会長の挨拶に併せて最初の一杯を試飲ブースで注いでもらいます。そして定刻、正面のモニターで三重の酒づくりの様子をバックに開会の挨拶が始まりました。



三重の代表的な食と日本酒のペアリングの話を聞き、参加者の皆さんの意欲は高まるばかり。盛大な「乾杯!」の音頭とともに「旨し酒三重2025in東京・兜町」が始まりました。


今回参加している蔵は、以下の24先になります。
「高虎」松島酒造(津市)
「寒紅梅」寒紅梅酒造(津市)
「青雲」後藤酒造場(桑名市)※
「上げ馬」細川酒造(桑名市)
「噴井」石川酒造(四日市市)
「鈿女」伊藤酒造(四日市市)※
「天一・天慶」早川酒造部(川越町)※

「天遊琳」タカハシ酒造(四日市市)※
「三重の寒梅」丸彦酒造(四日市市)
「宮の雪」宮﨑本店(四日市市)※
「作」清水清三郎商店(鈴鹿市)※
「夢窓」新良酒造(松阪市)
「白米城」中山酒造(松阪市)
「式」河武醸造(多気町)※
「酒屋八兵衛」元坂酒造(大台町)
「おかげさま」伊勢萬(伊勢市)※
「伊勢旭」旭酒造(明和町)
「福和蔵」井村屋(津市)※
「るみ子の酒」森喜酒造(伊賀市)※
「半蔵」大田酒造(伊賀市)※
「俳聖芭蕉」橋本酒造場(伊賀市)
「天下錦」福持酒造場(名張市)※
「瀧自慢」瀧自慢酒造(名張市)
「義左衛門」若戎酒造(伊賀市)※
※は蔵元会場参加



こちらは「半蔵」のブースです。蔵元の皆さんには、どの銘柄がおすすめか、どれから試飲してほしいかお尋ねして、それぞれ酒瓶を持っていただきました。




こちらは「天下錦」のブースです。開始してすぐ、多くの方が試飲に詰めかけている印象がありました。皆さん、いろいろな銘柄を順に試して舌鼓を打っています。



関東近郊でも抜群の知名度を誇る「作」。やはりブースも大盛り上がりでした。そんな作も試飲し放題とあって、たくさんの人がブース前に並んでいました。




「鈿女」のブースです。しっかり味の山廃仕込みからシャンパンのようなスパークリング日本酒も提供されていて、男女問わず人気があります。



今年は燗酒を提供されているところがあったのも、魅力のひとつでした。「宮の雪」ブースでは、冷やしたものと燗をつけたものの、飲み比べができます。冷房の効いた部屋でいただく燗酒に、皆さん「おお!」と声が上がっていました。



今年も、三重の食にちなんだおつまみがいくつも提供されていました。少しリッチな三重のおつまみセットやかわきもの、ポテトサラダなど…。今回注目したのは、「とばーがー風 アジフライバーガー」です。



「とばーがー」は、鳥羽市内で作られ鳥羽市内で食べられることが「とばーがー」を名乗る条件なのだそう。そのため、ここで販売しているものは「とばーがー風」なのだとか。志摩産のあおさが入ったタルタルソースが決め手です。




「天一・天慶」のブースでは、おすすめのペアリングを窺いました。夏らしい味わいのものを取り揃え、白身魚やさっぱりした和え物、冷やし中華まで合わせられるとのことです。




こちらも大人気の「若戎」のブースです。ワカエビプラス003は酵母を象った可愛らしいラベルデザインで、目を引く鮮やかさから女性にも好評です。こちらはチーズなどと合わせるのがおすすめとのことでした。




「るみこの酒」ブースでも、燗酒が提供されていました。皆さんそれぞれ飲み比べながら、香りや味わい、広がりの違いに会話が弾んでいるようです。




「颯」ブースです。三重県で開発された「神の穂」で仕込まれたものや、湿度の高い毎日ぴったりの夏酒など、参加者の皆さんは繰り返し楽しまれているようでした。




「福和蔵」ブースです。こちらでおすすめのペアリングを伺ったところ、刺身や和食全般とのペアリングをぜひ試してほしいということでした。三重県といえば伊勢海老やカキ、海藻類の他、マダイ、ブリ、マグロなど、さまざまな海鮮物が思い浮かびます。


「おかげさま」のブースも大賑わいです。伊勢神宮への「おかげ参り」にちなんだ「おかげさま」の名前からも、地域に根付いた酒蔵であることが伺えます。



参加者の皆さんも様々なブースを巡り、あっという間にほろ酔いに。今日のこの日を楽しみにしていらっしゃったというお二人に、記念に1枚撮らせていただきました。



「式」ブースです。昨年に引き続き、提供されている柚子にごり酒が「締めのデザート的1杯」として、大人気でした。女性にはもちろんのこと、多くの男性も飲みやすさにリピートしている様子です。



直接蔵元さんがいらっしゃれなかった酒蔵のお酒も、たくさん試飲することができます。こちらでは、スタッフの方々にお気に入りの銘柄を挙げていただきました。 多くの参加者さんが訪れ、目移りしながら選んでいる様子も印象的でした。




楽しくお酒を飲んでいると、参加者同士の会話も弾みます。「これがおいしい」「あれが気に入った」など、日本酒のおいしさを初めて出会う皆さんと共有できる素敵なイベントです。



男女年齢問わず、多くの日本酒好きの方々が、今年もこのイベントに訪れ、各々節度を持って堪能されているようでした。




楽しい時間はあっという間で、今年も閉会の時が訪れてしまいました。閉会の挨拶が済むと、インターバルの短さを皆さん知ってか知らずか、引き際は鮮やかです。
帰路につく参加者の皆さんは、お酒による心地よさも手伝い、とても満足そうな表情をされていました。


◆閉会後はKABUTO ONEで記念撮影

1部が12:30〜14:30、2部が15:00〜17:00と、昨年と変わらずタイトなスケジュールではありますが、閉会後には蔵元の皆さんと連れだって記念撮影の一幕も。
イベントが盛り上がれば盛り上がるほど、出展者の皆さんには大変だと感じる場面もあるかもしれません。ですが、皆さんの協力によって、この素晴らしいイベントはあれだけの盛り上がりとなっているのです。





皆さん揃っての笑顔の集合写真は、三重を盛り上げる蔵元さんたちの素晴らしい連携を物語っているようです。


◆清水会長から開催によせて


昨年に引き続き、日本酒を愛する誰もが笑顔になれるイベントを主催してくださった、三重県酒造組合の清水会長から、「旨し酒三重2025in東京・兜町」についてコメントをいただきました。


「昨年出展された蔵元の皆さんは、非常に手ごたえを感じてくれたかと思います。だからこそ、今年も出てみようとなったのではないでしょうか。準備も早くなり、とてもいい流れが生まれていると思います。


また、だんだんと三重の酒の認知度は上がってきているのではないでしょうか。それでも灘や伏見、新潟や東北に比べると、生産量の面からも三重県は酒どころではないように思われがちですが、世界を見渡してみるとシャブリと呼ばれる有名なフランスワインがあります。シャブリは2000人ほどの村で生産量もそこまで多くはないですが、非常に高品質な白ワインを造っています。それと同様で、三重県が目指すのはシャブリやシャンパーニュのような、少ない生産量であっても高品質なものを造っている、そういう地域でありたいと思っています。


そして、そんな我々が何を考えて酒づくりをしているかというと、実は地元の食べ物なんです。「自分たちが食べているものをもっとおいしく食べるには」ということを常に考えています。伊勢海老やアワビやカキ、フグ、伊賀牛…いつもそんなものばかり食べているわけではありませんが、そういったものを食べたときに、よりおいしくなるように、酒づくりをしているんです。そこに伊勢神宮という土台となる歴史があって、三重は『美食の聖地』と呼べる場所になりつつあるのだと感じています」


清水会長のお話を聞き、三重で作られるお酒がいかに高品質で食文化を大切にしているかが、胸に沁みるようでした。


◆まとめ

今年の「旨し酒 三重」も、その名の通りおいしい日本酒と三重の食の組み合わせの魅力を実感できる、本当に有意義なひとときでした。
やはり蔵元さんから直接そのお酒の魅力について話してもらい、ペアリングを聞き、自分でも味わいながら合いそうな食を想像してみる…というのは、いっそうお酒の楽しみ方の幅を広げてくれるのではないでしょうか。


また来年も、この素晴らしい時間が訪れることを夢見てしまう、そんなイベントでした。


▪️三重県酒造組合


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