イベントレポート

2019.08.27

家族みんなで楽しく学ぶ!「こどもサマースクール」を開催しました。

こんにちは! 兜LIVE!編集部です。


去る7月27日(土)に、FinGATE KAYABAにて、兜LIVE!イベント「こどもサマースクール~家族と一緒に自由研究~」を開催しました。


兜町・茅場町は「事始めの街」として明治期以降、多くの企業が集まり栄えた街。そこで、現在もこの街で活躍する企業3社にご協力いただき、家族みんなで参加できる自由研究型・職業体験型イベントを行いました。








◆1時間目:花王株式会社による「リサイクリエーション(R)の世界を体験!」




オープニングの挨拶の後、1時間目は花王株式会社(以下、花王)によるプログラム。


事業の説明やお馴染みのお月さまマークの遍歴などといった会社紹介に続いて、現在の地球を取り巻く環境問題について、ご担当の橋本恵子さんからお話を頂きました。



今、人間が生活するために必要な資源はなんと地球1.7個分だそう!


橋本さんから「2050年、海中には魚よりもプラスチックの方が多くなると予想されている」という衝撃的なお話がありました。参加者全員が、日に日に深刻になっている地球の環境問題を真剣に受け止め、会場では熱心にノートを取っている姿があちらこちらで見られました。

日本で流通する暮らしの清潔用品の約8割がプラスチック製つめかえパックであり、花王だけで約250種類の製品を販売しているそうです。


そこで花王は、2015年より「リサイクリエーション(R)※」という新しい考え方を提案し、容器包装の新しい資源循環に向けた研究に取り組み、2016年からは、複数のコミュニティで、「リサイクリエーション」の実証実験に取り組んでいるそうです。

※「リサイクリエーション」とは、使い終えたものを再び資源に戻す「リサイクル」と、新たに価値を創造する「クリエーション」を合わせた新しい言葉です。


「ただ資源に戻すだけではなく、新しい価値を創造する」という理念のもと、取り組みのひとつとして5つの地域で試験的に集めたつめかえ用パックを「おかえりブロック」と名づけた「ブロック」へと生まれ変わらせているんです。




そして、参加者全員へ配られたのが実際に生まれ変わったブロック。シャンプー・リンスや、柔軟剤の香りが残っているのが特徴的で、みんなが鼻を近づけ確かめます。


「『環境問題が解決できたら、どんな未来になっているかな、こんな街に住みたいな、こんなものがあったらいいな』というのを自由に作ってみよう」と、ワークショップへと進みました。




最後に、参加者の作品の一部をインタビューと併せて紹介し、プログラムが終了。


作品は「タワー」や「橋」、中には「指紋認証(の装置)」を作ったというクールな参加者も。子どもたちの想像力に周りの大人が舌を巻くような一幕も見られ、非常にクリエイティブなひと時となりました。




◆2時間目:株式会社東京証券取引所による「順番当てゲーム~市場での値段の決まり方を体験しよう~」



続いて2時間目は、株式会社東京証券取引所(以下、東証)によるプログラム。東証がどういった会社なのか、そもそもの「取引」とは何かというような説明を、金融リテラシーサポート部の石田慈宏さんが参加者の子どもたちとやり取りしながら分かりやすくお話しされていました。


「東京証券取引所」がスラスラ読める参加者たちに、石田さんはご納得の様子。そして各テーブルを1チームとした「順番当てゲーム」へと進みました。




「順番当てゲーム」のルールは、まず「ラーメン」「駅名」「アイドル」「動物」といった4つのカテゴリー内に、それぞれ4種類(例えば「ラーメン」であれば、塩・しょうゆ・みそ・とんこつ)の項目があり、1位から4位と順番を決めていきます。次に、その順番に応じて各カテゴリーの持ち点10点を振り分けます。そしてチームごとに集計をして、カテゴリー内で一番高い点数をつけたチームがその項目をゲット。より多くの項目をゲットしたチームが優勝です。


石田さん曰く「現在の経済学では『かけ引き』が重要視されている。そこでマーケットにおける基本的な競争原理である『ゲーム理論』をみんなに楽しく体験してもらおう」という趣旨で企画したとのことでした。




順番のつけ方はチームそれぞれ。多数決やじゃんけんをするチームも


参加者には1回目の集計結果を発表した後、もう一度同じ作業をしてもらいます。その間、保護者の方々向けに、石田さんから「結果を踏まえた上で、もう一度同じ作業をしてもらうことがポイントになります。2回目になると予想や戦略が錯綜して、ゲームの参加者が一定のルールのもと、自らの利得が最大となる最適な戦略を選択し合っている『ナッシュ均衡』という状態が現れることになります。」と説明がありました。




ゲームの終了後、最終結果の発表が行われ、1位から3位のチームには金・銀・銅メダルが贈られました。これには参加者も大喜び。石田さんは「しっかりと戦略を練っているグループが多く、かなり高度なことをしている」と終始感心した様子でした。


筆者は経済学に疎く、ゲームの内容も正直チンプンカンプン。「でも参加者のみんなは、きちんと本質をとらえているんだな」と、参加していた子供たちに未来を任せるのが頼もしく思えました。




◆3時間目:ブルドックソース株式会社による「ソースについてのお話とスパイスハーバリウム作り」




最後のプログラムは、ブルドックソース株式会社(以下ブルドックソース)の企画。ご挨拶をいただいた後、同社の主要製品であるソースの材料や製造工程などをまとめた動画による解説が行われ、ソースの奥深さについて視覚的に学ぶことができました。


ご担当者の井筒正浩さんからは、「ブルドックソースの名前の由来」の説明も。創業当時、ペットとして人気のあったブルドックを社名に入れることで「同じように会社を愛してもらいたい」との願いが込められたという話に、会場にいた全員が「へぇぇ」と驚いた反応を示していました。




ソースについて理解を深めた後は、お待ちかねのスパイスハーバリウム作り。参加者の中には「これを一番楽しみにして来た」という子もいました。


ソースの材料であるスパイスや果物十数種類と、そこに彩りとしてラベンダーが用意され、参加者は思いおもいにガラスボトルへと詰めていきます。最後にボトルにオイルを満たし、蓋をしたらスパイスハーバリウムの完成です。




「オイルを入れるのはちょっと難しいので、小さなお子さんは大人が代わってあげてください」と事前にアナウンスがあり、途中で子供たちから多くの親御さんへとバトンタッチ。いざ代わると、親御さんの方が熱心に作っているような雰囲気で、家族の一体感が一番強く感じられるワークショップでした。




プログラムの最後は、完成品の紹介とともに制作者のこだわりやポイントを、担当者がインタビュー。「用意されたスパイスを全部入れた」、「ラベンダーを2本入れた」など、子どもたちの感性がおおいに発揮された作品に、会場は拍手喝采となりました。




◆みなさんへのインタビュー

最後に、参加した子供たちと親御さんへ筆者が直撃インタビュー。いくつか抜粋してご紹介いたします。


<参加した子供たち>
・3つのプログラム全部面白かった。一番は決められない。
・3人で来たから、一人ひとつずつ自由研究のアイデアをもらえて良かった。
・花王の「アース・オーバー・シュートデー」の話が興味深かった

<親御さん>
・去年も来て、子どもが楽しんでいたから今年も来た。毎年楽しめる。
・提供している内容のクオリティが高い。来年もあったら参加したい。
・レクリエーションと企業の社会貢献活動をうまく融合させている。




◆まとめ

それぞれ趣向を凝らしたプログラムを通じて、兜町・茅場町で活躍する各企業の取り組みや世の中の仕組みを、楽しく学ぶことができた今回のこどもサマースクール。3時間の長丁場にもかかわらず、参加者のみなさんは最後まで積極的に参加されていました。


また、子どもたちはもちろん、大人のみなさんも熱心にお話を聞いていたのがとても印象に残っています。この日は台風の進路が心配でしたが、幸い晴天に恵まれ、夏の自由研究にふさわしい1日となりました。


兜LIVE!では、今回の夏休みの思い出に彩りを添えるイベントや、家族の皆様が楽しめる季節ごとのイベントなどを、今後も企画、開催していきます。「オフィス街」というだけではない兜町・茅場町の魅力を体感しに、是非遊びに来てくださいね!




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