イベントレポート

2020.06.19

第23回『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』を開催しました。

こんにちは!
兜LIVE編集部です。


5月30日(土)、日本橋茅場町にあるFinGATE KAYABAにて第23回『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』を開催しました。


事始めの街と呼ばれている日本橋兜町・茅場町。江戸時代には酒問屋で賑わっていたこの街には、今でも日本酒の種類が豊富な名店が点在しています。
兜町・茅場町を応援する兜LIVE!では、「日本酒」をまちの魅力の一つと捉え、どなたでも参加できるイベントを月1回の頻度で開催。日本各地の蔵元をお招きし、楽しく日本酒について学び、味わい、交流しています。


今回は新型コロナウイルス感染防止の外出自粛を受けて、初のオンライン開催となりました。
山形県遊佐町の高橋酒造店の佐藤武志さんとオンラインツールで繋ぎ、日本酒ブランド『東北泉』のご紹介や、日本酒に対する想いなどをお話しいただきました。



■最近流行りのリモート飲み?

今回の兜LIVE!イベントでは、初のオンラインでの開催となりました。


事前に本日紹介の日本酒3種とおつまみを宅配便で郵送し、当日は山形県遊佐町と茅場町FinGATE、参加者各自のご自宅を繋ぎました。今回は約30名の方にご参加いただきました。


蔵の方から目の前でお話を直接聞くのは魅力的ですが、オンラインの良いところは、人数制限がなく、遠方からでも参加が可能ですね。今回は名古屋からご参加いただきました。ありがとうございました♪



■「東北泉」と高橋酒造店のご紹介

高橋酒造店(東北泉)蔵人 佐藤 武志さん


高橋酒造店は、1902年(明治35年)に山形県遊佐町吹浦(ゆざまちふくら)で創業されました。
立地も恵まれていて、標高2,236メートルの鳥海山の麓にあり、海と山に挟まれた自然豊かな環境の場所にあります。


高橋酒造店には元々、佐々木勝雄さんという名杜氏がいらっしゃいました。
今でも佐々木さんと一緒にお酒を造っていた蔵人が高橋酒造店にいるので、佐々木さんが行なっていた良い所を伝承しながら、日々お酒造りを行なっているそうです。



佐々木さん取材記事が掲載されている1999年11月18日号のサライ(提供:高橋酒造店)


佐藤さんは、元々楯の川酒造で活躍していましたが、2年前から日本酒製造の極みを高めるために高橋酒造店の蔵人になり、今期の造りから、鳥海山に想いを馳せて、ブランド『東北泉 純米大吟醸 Mt.chokai』を立ち上げています。


高橋酒造店では、料理に寄り添うようなお酒を目指すために派手な香りがする酵母を使っておらず、「コンテストに強いお酒というよりかは晩酌に強いお酒にしたい」とのことでした。



蔵から見た鳥海山(提供:高橋酒造店)


お酒造りのこだわり(仕込み水とお酒)

高橋酒造店では、鳥海山に降った雪が山体に染み込み、そこで磨かれた水が流れている牛渡川(うしわたりがわ)の伏流水を仕込水として使っています。


牛渡川(提供:高橋酒造店)


牛渡川は、川の底がはっきり見えるほど透き通っていて、底を流れる梅花藻(ばいかも)がとても鮮やかで綺麗です。初夏になると、白い花を咲かせるそうです。


また、酒米は地元産にこだわらず、岡山県の雄町や兵庫県の山田錦などのお米も使っているそうです。「地元のお米を使うことももちろん良いことですが、良い産地の良いお米を使えばそれだけ良いお酒ができると思っています。」と佐藤さんは仰っていました。



(提供:高橋酒造店)


■それでは、いよいよテイスティング!

佐藤さんに3種類の日本酒の特徴をお話いただきながら、

各自テイスティングを楽しんでいきます。



①東北泉 雄町 純米吟醸
雄町の持ち味であるコクがあり、冷でもぬる燗でも美味しく飲むことができる。


②東北泉 純米大吟醸 瑠璃色の海
①と同じお米(雄町)を使っていて、メロンや瓜を感じさせる風味があり、クリアな旨味があるのが特徴的です。


③東北泉 純米大吟醸 Mt.chokai  (マウントチョウカイ)
フルーティなエッセンを入れ、①と②と比べジューシーな味わいがあるのが特徴的。「多くの人に親しみを持ってもらうようなお酒を目指した」とのこと。


今回のブラインドテイスティングはとても難しかったのか、当選者はなんと1名でした!(もちろん、佐藤さんも当選しています笑)


また、今回ご用意いただいた日本酒に合うおつまみは『干したこ』。

高橋酒造店の近くにあるヤマサ鮮魚という魚屋さんで購入できるそうです。



このまま食べても美味しいですが、少し炙って頭の部分が少しぷくっとしてから食べると美味しいそうです。この『干したこ』1枚で何杯でもお酒飲めちゃいそうな気がしました!



■いつもと違った交流の仕方

普段なら蔵元を囲んで質問や感想を言い合えるのですが、オンラインとなるとなかなか難しい...そこで、今回はチャット機能を使って、アンケートをとってみました。


やってみたアンケートはこちら!

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今回の蔵元のお酒を洋食料理店で出すとしたら、どの料理に合うと思いますか?

(複数回答可)


1.ボンゴレなどのシーフードスパゲッティ
2.ハンバーグやステーキなどの牛肉を焼いた料理
3.チキンや豚肉のソテー
4.ビーフシチューやビーフストロガノフなどの煮込み料理
5.白身魚のムニエルなど魚を焼いた料理
6.カルパッチョやマグロとアボガドのサラダなどの生魚の西洋料理
7.シーザーサラダやモッツァレラチーズとトマトなどの新鮮野菜料理
8.ボルシチやラタトゥイユなどの野菜煮込み料理
9.カラマリやフィッシュアンドチップスなどのイカや魚のフライ料理
10.洋食には合わないかも...

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結果は「1.ボンゴレスパゲティと魚料理」「6.カルパッチョなどの生魚を使った西洋料理や白味魚のムニエル」が人気上位でした。


日本酒がお好きな方はグルメが多いのですかね!

ビシソワーズやフリカッセにも合いそうだね!と盛り上がっていました(笑)


またトーク中に参加者の方から、佐藤さんに寄せられた質問はこちら。


質問1

Q.蓋麹はどのくらいの酒に使っているのですか?

A.全体の10%ほどのお酒は蓋麹法で造っています。(蓋麹法は昔から行われていた日本酒醸造の工程「麹造り」の製法方法です。)


(提供:高橋酒造店)


質問2 

Q.飲み飽きないための大事な要素とは何ですか? また、そのお酒を造るためにどのようなことに力点を置いていますか?
A.酸味/甘さ/辛さといった味の膨らみもあり、香りもしっかりしている、どれも主張し過ぎず絶妙なバランスがとれているような…そのようなお酒造りを心がけています。
また、お米や酵母によってお酒の味が変わるので、それぞれの特徴をしっかり理解するようにしています。その中でも、このお米ならこういう設計したら美味しくなるというような、お米を中心に私は考えています。


質問3 

Q.山形県の有名な魚って何ですか?
A.春はコアミの刺身、クチボソカレイやニラマスなどが有名です。夏は岩牡蠣。秋はやっぱりイクラ。冬はイクラを取った鮭を干した鮭とばが美味しいですね。



蔵の近くから撮影した写真(提供:高橋酒造店)


質問4 

Q.東京近辺で東北泉を購入できるお店はありますか?
A.こちらのお店で購入可能です。


■まとめ

初めてのオンライン開催は、途中音声が途切れてしまったり(笑)と、多少のトラブルがありながらもとても楽しい時間を共有できました。


「日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ」は、これからも月1回の頻度で開催予定です。お酒好きの方、これから日本酒について学びたい方、お気軽にご参加ください!

お待ちしております♪




高橋酒造店


『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』Vol.5



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