イベントレポート

2020.10.12

兜LIVE!かぶかやヒューマン #9 「オムニポロス・トウキョウ 店舗マネージャー 澤本佑子さん」

ストックホルム発の人気クラフトビール「Omnipollo(オムニポロ)」が、アジアで初めて東京に進出しました!コンセプチュアルでエッジの効いた存在で、世界のビールファンを虜にしている同ブランドですが、8月にOPENした東京店もすでにメディアやSNSで話題になっています。

一体どのような経緯で日本に出店したのでしょうか?そして、そこで働く人とは?「オムニポロス・トウキョウ」マネージャー兼店舗マネージャーの澤本さんに迫りました。


◆40カ国以上で愛される「オムニポロ」

――澤本さん、はじめまして!お店もビールもカワイイですね。
ありがとうございます。特徴的ですよね。




写真提供:Media Surf Communications Inc.


――「オムニポロ」は、ストックホルムで人気のお店なんですよね。
はい。Henok Fentie(ヘノク・フェンティ)とKarl Grandin(カール・グランディン)が「ビールそのものの概念に、常に変革を起こし続ける」という理念を掲げ、2010年にスウェーデン・ストックホルムで共同設立したブランドです。


ヘノクとカールは、ビールが単なるビール以上の存在になることを目指しているんです。「ファッション・デザイン・スタイルを総合し、その全てのエクスペリエンス(経験)を楽しんで欲しい」という想いでクラフトビールを創造し続けています。


写真提供:Media Surf Communications Inc.


――世界的に有名なビールブランドなのですか?
はい。ヨーロッパ・アメリカ・カナダを中心に、40カ国以上で販売されています。


ビールスタンドの店舗はスウェーデンに3店舗、ドイツに1店舗あります。ローカルの人に愛されていて、いつもワイワイしていますね。どの店舗もビールが主体ではありますが、店舗ごとにスタイルが異なり、ピザが美味しくてファミリーに人気な店もあるんです。



ちなみに醸造は、ストックホルム市内の古い教会を改装した工場で行っています。スウェーデンには1000年にも渡るビールの歴史があり、ビール醸造はとても伝統的なことと考えられています。オムニポロのような若い企業は、このような伝統的な空気に身を置きながらビールづくりをすることで、より自由で独自性のある表現を生むことができると考えているんです。


写真提供:Media Surf Communications Inc.


◆念願の東京出店!新たなカルチャーの一部に

――なぜ今回、東京に進出することになったのでしょうか。
ヘノクとカールは、初めて来日して以来、日本のストリートウェアやクリエイティブカルチャーなどから大きな刺激を受けていました。日本に特別なインスピレーションを感じていて、オムニポロを始めたときから東京にバーをオープンすることを夢見続けていたんです。


日本に出店を検討する際にも、歴史あるエリアに関心を持っていましたが、その中で出会ったのがこの木造建築です。前身は70年間親しまれてきた鰻屋だったのですが、その佇まいや雰囲気が彼らにとって正に理想的で。「ここで出店しよう!」となり、リノベーションして今に至ります。



これは以前ヘノクが話していたことの引用になりますが、金融街として長い歴史を持つ日本橋兜町は今新たに進化しようとしていて、その未来の可能性に共感したホテルや飲食店が次々にオープンし、新たなカルチャーを作ろうとしていますよね。オムニポロもその一員として、街の新しい空気を醸造していきたいと考えているんです。


――どのようなお客さんがターゲットですか?
もちろん、すでに日本に居るオムニポロファンの方は想定していますが、その他のターゲットは絞っていません。ビール好きな人、ローカルの人、近隣で働いている人……特定のジャンルだけではない幅広い方々が集まって、色んなカルチャーがミックスされればと。


写真提供:Media Surf Communications Inc.


そうそう、当店イチオシの「ソフトサーブ」は、ビールシャーベットが乗っている甘いビールなんです。とても特徴的で見た目もカワイイので、スイーツ好きな人にも来ていただきたいですね。現地でも人気な商品なんですよ。


写真提供:Media Surf Communications Inc.

◆幻想的な不思議空間でこだわりのメニューを

――外観は前身の鰻屋を感じるのに、中は最高にポップ!とてもユニークなお店です。
店舗デザインを担当したのは、既存のオムニポロのビールスタンドも手がけてきたFredrik Paulsen(フレドリック・ポールセン)です。今年は「Sweden Designer of the Year」と「ELLE DECOR Sweden Inspirer of the Year」の2つのアワードに選ばれた、気鋭のインテリアデザイナーなんです。


歴史ある木造建築をリスペクトし、残せる部分は出来る限り活かしながら、伝統と革新が同居する幻想的でユニークな店舗空間を実現しました。




“認識の境界線を溶かす”というデザインコンセプトのもと、オムニポロのブランドビジョン同様に、様々な概念やイメージを根底から覆すような工夫が施されています。


床から壁まで鮮やかなスカイブルーで境界なく繋がり、天井を見上げれば伝統的な木造の屋根裏を見ることができ、まるで空と地面が逆転してフワフワ浮いているような感覚になるんです。



――メニューが気になります!
ビールはトータルで11種類、月替わりビールもご用意します。日本限定のものも絶賛開発中で、近々お披露目できる予定です。


写真提供:Media Surf Communications Inc.


フードはホットドックとサイドメニューをご用意しています。ホットドックは「CAVEMAN(※)」のオーナーシェフによる監修で、素材にもこだわっています。味はクラシック・ジャパニーズ・ベジタブルの3種類、私のオススメはジャパニーズです。甘辛いチャーシューが入っていて、色んな旨味が凝縮されているんです。

(※CAVEMAN:ホテル「K5」内のレストラン)


サイドメニューは、ジャガイモとサツマイモのフレンチフライ、ブロッコリーを使ったエスニックなコールスローサラダなどをご用意しています。


◆ビール愛が引き寄せたマネージャーのポジション

――澤本さんは、店舗マネージャーとしてどのようなことをされているのですか?
最近はもっぱら店舗の運営と、ファンの方に楽しんでいただけるような企画を進めています。今後はコミュニティの活性にも力を入れたいと思っていて、SNSだけでなくメールマガジンなどもできたらと。ビールのイベント、ポップアップでの出店、ケータリング等もできたら良いですね。



――もともとこの地域に馴染みはあったんですか?
出身は東京ですが、この仕事を始めるまでは馴染みがなくて。以前グラフィックデザイナーをしていた時に出入りしていた活版印刷所が茅場町にあったので、たまに来ていたことはあるんですけれど、それくらいでしたね。最近気づいたんですけれど、ビジネス街なのにマンションや住宅もあって、住んでいる方が結構居ることに驚きました。


――前職はグラフィックデザイナーだったんですね!
アメリカに留学してグラフィックデザインを学んで、帰国後はデザイン事務所や代理店で働いていました。その後、都内3ヵ所にあるコワーキングスペースの運営チームとしてコミュニティ醸成の仕事に携わっていたのですが、そのときに出会ったのが「オムニポロジャパン 株式会社」代表の松井だったんです。


私自身本当にビールが大好きで、ブルワリー巡りの旅をしたり、焼酎の蔵元巡りをしたりしているんです。お酒をつくっている人を知れることも楽しくて。


松井が探していた“ビールに対してパッションがあり、コミュニティを盛り上げていける人”という人物像に私がマッチしたことから、こちらのマネージャーをやらせていただくことになりました。


◆ビールのようにカジュアルに楽しめる街になってほしい

――オムニポロ、知れば知るほど奥深いですね!早く飲みに来たいです(笑)
ありがとうございます。皆さんが想像する“いわゆるビール”に囚われない特徴的な商品が多いですし、お店も個性的なので、ビールを通した新しいフードエクスペリエンスを楽しんでいただければと思います。


ゆくゆくはアーティストとコラボするなど、カルチャーづくりの面も考えて行きたいですが、まずは日本初上陸のオムニポロを多くの方に知っていただけたら嬉しいですね。


写真提供:Media Surf Communications Inc.


――現在この日本橋兜町・茅場町エリアは再開発中ですが、どのような街になっていって

欲しいですか?
ふらっと来てふらっと戻って来られるような街になったら良いですね。「今日もここに来てみたら面白いことがあったな~」と思えるような。会社、ビル、老舗、新しいお店……色んなものがあるけれど、肩肘張らずにカジュアルな気持ちで来られるような街になってくれたら良いですね。


他にはない雰囲気の街になるような気がしていて、私もワクワクしています。ビールもカジュアルな飲み物ですから、うちの店にもふらっと寄ってもらえたら嬉しいです!


◆取材を終えて

「オムニポロス・トウキョウ」の澤本さんにお話をうかがいました。いかがでしたか?これまで体験したことのない不思議な店舗空間に、澤本さんのパッション溢れるお話……なんだか異次元に居るような気分でした。ぜひ皆さんもオムニポロの世界を体験しに来てみてくださいね。


澤本さん、お忙しい中ありがとうございました!


Omnipollos Tokyo(オムニポロス・トウキョウ)
・東京都中央区日本橋兜町9-5
・15:00-22:00(LO:Food 20:30 / Drink 21:30)
※ 水曜定休
・最新情報はInstagramでチェック


(ライター:安藤小百合


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