2023.01.15

日本橋日枝神社から街を知る!エース証券様が奉納された由緒板の除幕式が行われました

こんにちは。

兜LIVE!編集部です。


2022年12月16日(金)、茅場町にある日本橋日枝神社(ひえじんじゃ)にて、エース証券様によって奉納された由緒板(ゆいしょばん)の除幕式が行われました。今回は式の様子や、どういった思いから奉納に至ったかをお伝えします。

◆東京の真ん中、茅場町に鎮座する日本橋日枝神社


茅場町の立ち並ぶビルの隙間に静かに鎮座する日本橋日枝神社。永田町にある日枝神社の摂社で、その歴史は長く400年以上もこの土地を見守ってきました。初めて訪れる人は、都会の真ん中というその立地に驚かれることでしょう。


そんな日本橋日枝神社に、新しく由緒板が建てられました。由緒板というのは、物事の起源や由来など、その施設がどういった歴史を持っているかを説明した文書を記載した看板のこと。神社の場合には、その起源に加えて御祭神についてなどの説明が書かれることが一般的です。

今回、神社の氏子であるエース証券様より由緒板と壁代(かべしろ)が奉納されることとなり、先日除幕式が執り行われました。


◆感謝状の授与から除幕式へ


まずは社殿にて奉納報告祭が行われました。なお、この時に社員の方々の後ろにかけられた壁代(神社の内装に用いられる帳のこと)も、今回由緒板と同じく奉納されたものです。奉納に際しては、感謝状の授与も行われました。



社殿での儀式が無事に終了すると、由緒板の除幕式が開始となりました。出口社長自ら曳綱(ひきづな)役を務められ、いよいよ由緒板がお披露目。



除幕が終わるまでは少々緊張感のある空気でしたが、無事に完了し和やかなムードに。出口社長にも、晴れ晴れとした表情が見えました。



2メートル以上の高さがある由緒板、その造りの美しさも目を引きますが、由緒や御祭神に関する記述が細かになされています。式の後には、参拝された方々が足を止め熟読している姿が見られました。



裏側にはかつての境内と街の様子などが描かれています。また、ここに「エース証券株式会社」の名前もしっかりと入っています。そのこともあってか、除幕後には社員の方々が写真に納めるシーンも。


◆エース証券様と日本橋日枝神社について

今回奉納を行ったエース証券様の出口社長(現:東海東京証券株式会社 副社長)にお話を伺いました。



――日本橋日枝神社とエース証券様との関わりについて教えてください。

東京では兜町(平成には、茅場町に移転)に支店を構えまして、日本橋日枝神社様が当支店の氏神様です。弊社の創業者である伊藤銀三翁(大阪証券業協会会長、日本証券業協会副会長などを歴任)の父は、"東の渋沢栄一、西の五代"と謳われた五代友厚氏の筆頭番頭でした。そのため、創業にあたり五代氏の奥様からもご支援を受け、伊藤銀證券としてスタート(平成元年に総合証券に昇格を機にエース証券に社名変更)し今年で創業108年を迎えた会社です。神社のすぐ近くにあるKABUTO ONEには渋沢翁ゆかりの「佐渡の赤石」が納められており、こんな近くの場所に私たちが由緒板と壁代を奉納できたのも何かのご縁かと感じております。


――なぜ日本橋日枝神社に奉納しようと思われたのでしょうか?

今回、東海東京証券との統合もあり、「エース証券」という名前はなくなってしまいました。そこで、これまでお世話になった地域への貢献が何か出来ないかと考えた結果、社員、OBの総意で寄附を募り由緒板と壁代を奉納させて頂くことが決定しました。


――これからの茅場町・兜町エリア、そして日本橋日枝神社について、どういった思いを持たれていますか?

近年では、この茅場町・兜町界隈は再開発が進んでいることが目に見えて明らかです。休日もさまざまな世代の方々が訪れるようになり、これまでと違う賑わいを見せています。今後、ますますこのエリアの重要性が大きくなっていくことでしょう。私としては、日本橋日枝神社様を中心として、金融・証券のメッカとしてさらに発展していくことを願っております。この由緒板を通して、地域の方々や観光客の皆様に神社の歴史を知っていただければ幸いです。



また、会社のこれまで歩んできた歴史をまとめた「エース証券 100年史」も見せていただきました。中には、会社のこれまでの軌跡や創業者のエピソードがぎっしりと詰まっており、テレビ番組で紹介されたこともあるほど、素敵な一冊に仕上げられています。


◆まとめ


除幕式が終了した後にKABUTO ONEへ行ってみたところ、出口社長のお話でも伺った「渋沢栄一の赤石」をエントランスに見つけました。触れると商売繁盛のご利益があるとされているそうで、通りがかりに触っていく方もいらっしゃいました。



新しいお店も続々とオープンし、茅場町・兜町エリアを訪れる人は増えていますが、日本橋日枝神社を知っているという方はまだ少ないことでしょう。次回の訪問時には、ぜひ神社にも立ち寄って由緒板をチェックしてくださいね。


日本橋日枝神社


*エース証券株式会社は2022年5月1日に東海東京証券株式会社と合併いたしました。


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