イベントレポート

2020.01.16

はじまり商店街「地域と繋がり、心地よい居場所を作る。 ~場所にとらわれない次の暮らしをイメージする座談会~」

こんにちは。はじまり商店街です。


12月17日(木)、茅場町のCAFE SALVADOR BUSINESS SALONにて「地域と繋がり、心地よい居場所を作る。 ~場所にとらわれない次の暮らしをイメージする座談会~」を開催しました。



満席となった今回のイベント。今回は、「人とつながる多拠点生活を考える会<niclassを作ろう>」との共催イベントとして、多拠点生活を実践するゲストの方々と、はじまり商店街メンバーが多拠点居住のリアルな実態や実践方法について語り合うという内容でした。

首都圏在住ながら、他にも拠点を持ってみたい、という方々の数は、最近非常に増えており、「多拠点生活」をテーマとしたイベントは、いつも大人気です。


ゲストはお二人。文筆業をされる角舞子さんは、故郷の福井市を拠点に、複数の拠点でノマドワークしながら多様な分野の人に会い、関係をつなげたり、新たなプロジェクトを生み出したりしながら執筆活動を行なっています。そしてもう一人は、「人と繋がる多拠点サービス-niclass-」に取り組んでいる、株式会社kijiyaの吉田浩司さん。建築士としての仕事から、住居とあわせて働く、癒すといったサービスを包括した、新しい多拠点居住サービスを提供しようとしています。



◎大義よりも楽しいこと。未完成でもまずやってみよう。




角さんは福井県福井市の出身。東京の化粧品メーカーでプランナーとして働いた後、鎌倉に移住。不動産・建築・まちづくり会社ENJOYWORKSでの広報を経て、2018年に文筆業で独立されたというキャリアの持ち主です。この2年間は、小さめのスーツケース、PC、カメラ、ICレコーダーだけを持って全国を渡り歩きながら生活をしています。文筆業とプロデュース業、といってもその範囲は広く、インタビュー記事制作、Web制作、石川県の片山津温泉の空き家を宿にリノベーションするプロジェクト、鎌倉FMのトーク番組のパーソナリティー…など様々な手段で地域を発信しています。


お話の中では、ここ3か月ほどの生活拠点の話がありましたが、福井、東京、鎌倉、京都、伊勢、岐阜、金沢など総移動距離はいったい何キロだろう?と思うほどの多拠点生活。どこに行っても仲間がいて、必要とされる仕事がある…まさに多くの人があこがれる多拠点生活の実践者です。


しかし、多拠点生活は決して遠い世界のものではありません。角さんは、「大義<楽しみ」とおっしゃっていましたが、自分にしかできない使命、なんていうものはなくても、まずは楽しいことからやってみて、未完成な自分でも出来る範囲から力を貸すことで、生み出せる価値があるのです。そして、「仕事」と気負わずに、楽しみながら、継続的に地域で活動していくことで、様々な拠点での自分の居場所が見つかるのではないでしょうか。

人生100年時代を春夏秋冬で25年ずつに分ければ、多くの参加者の方は夏や秋のフェーズ。これから来る未来は不安なものではなく、ワクワクするものになる。そんなこともおっしゃっていました。多拠点生活は、いつから始めても遅いものではないのです。



◎住居だけじゃない!多拠点生活者にコトを提供するサービス「niclass」




続いては株式会社kijiyaの吉田浩司さんからのプレゼンテーション。鹿児島県の大隅半島の出身で、いったん就職で地元を離れつつも、大学院で鹿児島に戻り、設計事務所に就職後地元で独立。とはいえ、仕事は広範囲に及んでいるため、福岡と鹿児島で二拠点生活をしつつ、全国各地に出張してお仕事をしているそうです。


建築の仕事をする中で、各地で空き家問題が顕在化し、それでも新築住宅が増える現実の中、「新たなライフスタイルを提供する、賃貸住宅を主軸としたサービスを作りたい」という思いで、「人と繋がる多拠点サービス-niclass-」を立ち上げるべく準備に奔走していらっしゃいます。現在サブスクリプション型で、全国のゲストハウスを泊まり歩けるサービスはいくつかありますが、ここでの特徴は、


・1か所の賃貸住宅を借りることで、全国の提携住宅に短期で住み替えが可能
・基本は賃貸住宅に住むので、プライベート空間は確保される
(ただしコミュニティ活動ができる共同スペースは付与する)
・各地域で地域づくりをやっている「niclassマネージャー」と協業し、その地域での仕事や癒しのニーズにも対応


など、聞いているだけでワクワクするようなサービスです。洋服や車・自転車などのシェアリングサービスなどとも連携したいという計画もあり、本当にこれがあれば、好きな時に好きな場所に移動しながら暮らすことが現実的になってきます。
現在は月1回イベントを開催しながら、niclassのFacebookグループ内でサービス開始に向けたディスカッションや交流会も実施。Facebookグループへの参加をしたい方は、イベントで参加登録を受け付けていますので、ぜひイベントにお越しくださいね。



◎実践者のリアルに勇気づけられたパネルディスカッション


 


休憩後は、ゲストのお2人に「はじまり商店街」の共同代表・柴田と二拠点生活を実践するコミュニティビルダー・湯浅を交えてのパネルディスカッション。参加者の方からも、積極的な質問が飛び交いました。様々な地域で仕事を得るには、「私は○○ができます」といえるものを持つことは強みになります。


角さんの「企画&文筆」、吉田さんの「建築設計」などはわかりやすいスキルでしょう。しかし、大事なのはやはり、個人的に地域の方々と仲良くなり、信頼関係を築き上げること。料理、DIY、農作業、など手伝いやすい分野は沢山。たくさん街歩きをして、カフェや酒場でお店の人に少し話しかけ、気の合う人を見つけるという地道なことを、「楽しみながら」やっていくことで、いつのまにかその積み重ねが仕事につながっている、というのが共通点でした。


いきなり仕事を見つけなくては、などと気負わずに、まずは縁のある場所や居心地のいいと思える場所に行ってみること。それができたら滞在してみること。そして現地でイベントなどに参加し、つながりを作ること。一歩踏み出せば、多くの人ができそうです。そうして多拠点移動する生活者が増えていけば、そんな生き方に対応した働き方や住まい方ももっと発展していくのではないでしょうか。懇親会まで終始熱心な質問が飛び交う、熱気あふれるイベントとなりました。


次回は2020年1月24日(金)、niclassさんと共催で「地域に入り込んで暮らす楽しさとは?? ~地域と繋がるキッカケ交流会~」というイベントを行う予定です。こちらのサービスに興味のある方は、ぜひ参加してはいかがでしょうか。


▼イベント詳細はコチラ
「地域に入り込んで暮らす楽しさとは?? ~地域と繋がるキッカケ交流会~」


▼はじまり商店街のイベント詳細はコチラ



Facebook

リンク

< 前のページに戻る