2024.10.31

[LIVING GREEN FES]「満月のハニーカクテルナイト」が開催されました!

こんにちは。兜LIVE!編集部です!


ロマンチックな満月の下、日本証券会館の屋上で「満月のハニーカクテルナイト」が開催されました!


一時は天候が危ぶまれましたが、当日は18時くらいから素晴らしい満月が現れ、参加者の上に月光を降らせてくれました。
摘みたてハーブを添えた美味しい食事と、自分自身を見つめなおすマインドフルネスヨガプログラム、そしてEdible KAYABAENの豊かな自然を堪能する、「ハニーカクテルナイト」。
特別な夜の模様をレポートします。


◆ハニーカクテルナイトの会場・Edible KAYABAENへ入場


物々しい雰囲気が漂う東京証券会館入口。イベントの開催場所の屋上へ恐る恐る足を運びます。
会場に着くと、様相は一変!



目の前には鮮やかな緑のガーデンが広がり、ハーブの爽やかな香りが一面にただよいます。
受付を済ませてガーデン内のマーケットへ足を踏み入れると、ガーデナーの土屋泉さんが出迎えて下さいました。



ここEdible KAYABAENでは、ハーブや果樹も含めて100種類ほどの植物が育っています。
ビルの谷間、都会の真ん中でも、生態系豊かなガーデンを育てることができる実証となったEdible KAYABAENには、今大きな注目が集まっています。



高層ビルを背景にして実っている大きなザクロからは、植物の力強さとともに、ガーデナーの方々の努力の結晶が感じられました。


◆見どころ満載の「ハニーカクテルナイト」


さて、今回の「ハニーカクテルナイト」の催しは大きく分けて3つ。


1つ目は、蜂蜜の発酵酒「ミード」の試飲と、ハニーカクテルの提供です。
1,500円の入園チケットを出店で提示すると、ミードの試飲1回分、ハニーカクテル2杯分と交換することができます。



2つ目は、ヘルシー・ビューティーをテーマにしたナイトマーケット。
Edible KAYABAENで採れたはちみつはもちろん、グルテンフリーの焼菓子のお店や、高品質な精油を使ったワークショップなども出店しています。



3つ目は、ヨガ講師・見城佐知子さんによるマインドフルネスヨガです。
参加には事前に2,000円のチケット購入が必要でしたが、当日参加の方も柔軟に受け入れられ、プログラムはガーデンいっぱいを使って伸び伸びと行われました。



見どころ満載の「ハニーカクテルナイト」。
それぞれの催しを詳しくレポートしていきます。


◆蜂蜜の発酵酒・ミードとハニーカクテルを楽しむ


オレンジの優しい光で照らされた屋台に、はちみつやレモン、鮮やかなハーブが並んでいます。
チケットを提示すると、ボランティアを中心としたスタッフの方々が手際よくハニーカクテルを作ってくれました。



カップにたっぷりのはちみつを入れ、次に炭酸水、ビールを加え、さらにその上からはちみつを追加します。レモンと摘みたてハーブを添えれば、爽やかに香るハニーカクテルの完成です。

添えるハーブは購入者が自由に選ぶことができ、タイムやローズマリーなど、普段あまり手に取ることのないハーブを気軽に楽しむことができます。


私は定番のモヒートをチョイス。
とても香りが強く、甘いカクテルにキリッとした風味を加えてくれます。
いわゆるレモネードに近い味わいなのですが、ハーブの香りが加わるだけでガラッと味の印象が変わります。ハーブの鮮やかな緑が、キラキラしたはちみつ色のカクテルに映えます。
ガーデンに設置されたチェアに腰掛けて、満月を見上げながら頂きました。



◆マルシェで軽食を楽しむ

ハニーカクテルナイトの開催時間は17:00〜20:00。もちろん、きちんとお腹が膨れるメニューも揃っています。



私がまず頂いたのは、日本橋茅場町にある日本酒バー「米と魚 さかなさま」が販売しているおにぎりのセット。
たらこや鮭、山椒ちりめんなど、バラエティ豊かな10種類以上の味から好みの2つを選ぶことができます。


私は、韓国のりとめんたいこをチョイス。程よい塩気とふわふわのお米が食欲をそそり、思わず一気にたいらげてしまいました。めひかりの唐揚げもおかずに頂きます。



◆バラエティ豊かなワークショップを巡る


「ドテラ」の精油を並べるこちらのワークショップでは、虫よけスプレーやネイルオイルを自分好みのブレンドで作成することができます。


ラベンダーの精油をテイスティングしてみると、普段使用しているスタンダードな精油との香りの違いに驚きました。摘みたてハーブにも劣らぬ鮮やかな香りの「ドテラ」の精油は、たった一滴で気分をガラリと変えてくれます。


ガーデンには家族連れの参加者も多く、小さなお子さんが一生懸命虫よけスプレーを作っている風景が垣間見られました。



こちらの「harmoca_baked」ブースでは、素材にこだわった丸パンサンドが販売されています。ガーデンの摘みたてハーブをサンドに入れるのがおすすめらしく、お店の看板横には山盛りのハーブが陳列されていました。



私はサバサンドにバジルを入れて頂きます。バジルのすっきりさわやかな香りを思いっきり吸い込みながらほおばるサンドは、ほっぺたが落ちるほど芳醇な味わいがしました。



◆18時より、マインドフルネスヨガがスタート


お腹が膨れたところで、おまちかねのヨガプログラムが開始されます。
ヨガ講師・見城佐知子さんが準備を始めると、続々と参加者が集まってきました。


マインドフルネスヨガでは、自分自身の感覚に意識を向けながらポーズをとることにより、「今、ここにいること」を実感することができます。
時に辛い姿勢や難しいポーズを行うこともありますが、その時に感じる自分の感情・感覚を否定せず、受け止めることが重要だと見城さんは言います。



参加者は、ヨガを始める前に、ガーデンの中から自分の好みの香りのするハーブをもいで手元に置きます。いい香りをかぐと自然と呼吸が深くなるので、より一層ヨガの効果が高くなるそうです。


満月の光を浴びながら、そして新鮮なハーブの香りに包まれながらヨガを行うと、まるで別世界にトリップしたような感覚を覚えました。



◆参加者が興味津々!コンポスト講座が急遽開催

マインドフルネスヨガ終了後、ガーデナーの土屋さんがガーデンのコンポストに関する説明会を開いて下さいました。
こちらの説明会は本来イベントの予定になかったのですが、ハニーカクテルナイトの参加者から質問が絶えなかったらしく、急遽開催されました。



日本証券会館から出るゴミがこのコンポストに集まり、9か月の期間を経て、Edible KAYABAEN の肥料として利用されます。ビル全体の環境を循環させるシステムは、試行錯誤を重ね、現在の鮮やかなガーデンに結実されています。


たい肥、と聞くと動物的な匂いが気になるところですが、このコンポストからは心地いい土の香りがします。土屋さん曰く、コーヒー粕を使用したり温度を調整したりすることで匂いは抑えられるそうです。ガーデナーの方々の努力の結晶は、ランタンの柔らかな光にきらきらと輝いていました。



◆マルシェを再訪。メローサーフ養蜂園・CAFE SALVADOR BUSINESS SALON

ガーデンにはまだまだ見るべきお店があります。



こちらの「メローサーフ養蜂園」は、まさにここ、Edible KAYABAENで採取されたはちみつを試食することができます。
残念ながら私は時間切れで頂くことができませんでしたが、参加者の方からお話を聞くと、驚くほどコクのあるおいしさだったとのこと。イベントの最初に訪れなかったことが悔やまれます。



様々なサイズの瓶に、黄金に輝くはちみつがたっぷり入っています。
ハニーカクテルやミードを味わった参加者は、原材料のはちみつにも興味津々。多くの方が店先ではちみつを眺めたり、試食を楽しんだりしていました。



最後は、CAFE SALVADOR BUSINESS SALON が販売するガパオライスを頂きました。
こちらも好みのハーブを添えられるため、私はタイムとバジルを選びました。タイムは少しクセのある香りですが、意外に、ガパオライスのスパイスにマッチし、味わいが一段と豊かになりました。バジルは安定の香りとおいしさ。香り高い摘みたてのハーブとともに、ジューシーなお肉とほっくりとしたお米に舌鼓をうちました。


会場の空気を盛り上げてくれる音楽は、DJ MA$Aさんが奏でてくれました。
POPな邦楽と洋楽のミックスは、アルコールや食事を楽しむ人々の気持ちを明るくさせます。
また、ヨガプログラム中は一転してヒーリングの音楽が流れ、身も心も自然と一体になる感覚を味わいました。



◆まとめ 自然の恵みを全身で感じる「満月のハニーカクテルナイト」


天候にも恵まれ、きらめく満月の下で行われたハニーカクテルナイト。
ハーブの香りに酔いしれながら頂くグルメはもちろん、広々としたガーデンで行われたヨガプログラムも存分に楽しみました。


大都会の真ん中に広がるEdible KAYABAENは、多くの人々が協力して作り上げた循環システムによって成り立っています。今回のイベントで私たちを楽しませてくれたガーデンのハーブも、9か月以上の月日をかけてつくられた肥料によって育てられたものです。


現在の私たちの取り組みは、遠い未来の環境に直結しています。ハニーカクテルナイトの参加者は、Edible KAYABAENの理念を全身で学ぶことができたはずです。


◆「食と農・子どもたちの自然学校 アーススコーレ」

ここEdible KAYABAENでは、「食と農・子どもたちの自然学校 アーススコーレ」が定期的に開催されています。


これは、「東京中の屋上に生物多様性にあふれる場所を作る」ことを想像しながら、そのプロセスを子どもたちに体験してもらうための取り組みです。小学1年生~6年生の児童を対象に、植物や生き物を通じて環境を学ぶプログラム。興味がある方は、ぜひ下のリンクから詳細をご覧ください。


「食と農・子どもたちの自然学校 アーススコーレ 第3期」

兜LIVE!では、これからも魅力的なイベントをレポートしていきますので、お見逃しなく!
(取材・執筆 和香葉)



******************
▼兜LIVE!(かぶとらいぶ)
人と歴史と未来をつなぐ応援プロジェクト兜LIVE!では、たくさんの方が兜町・茅場町に親しみを持っていただけるような楽しく勉強になるイベントを企画・実施していきます。FacebookやInstagramをフォローして最新情報をチェックしてくださいね。
Facebook
Instagram
X(旧Twitter)

×

兜LIVE!について

運営

一般社団法人日本橋兜らいぶ推進協議会

代表者

藤枝昭裕

住所

〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町1-10
[map]

連絡先

support@kabuto-live.com