2025.12.02
こんにちは。
兜LIVE編集部です。
2025年11月14日に東京の兜町にある坂本町公園で開催された「しばふでナイトシネマ」。
今年で4回目を迎え、日本橋茅場町・兜町の秋のイベントのひとつとして、定着しています。
今回は、周辺にお住まいのファミリーやお仕事をされている方々がのんびりと芝生の上で映画を楽しんだ「しばふでナイトシネマ」の模様をレポートします!

11月14日(金)17時30分。坂本町公園の芝生広場にはすでに多くの人が集まっていました。
日が暮れるのが早くなったので、17時台とはいえすっかり夜の気配。この時間帯は、周辺にお住まいのファミリー層が多め。公園内を子どもたちが元気に走りまわっています。
スクリーンは、芝生広場の前に大型のものを設置。みなさん思い思いの好きな場所にゴザを敷いて、映画が始まるのを待っています。
この日の夕方の気温は約15度と少し肌寒く感じましたが、お天気に恵まれ、外でのイベントにはほどよい天候です。

「しばふでナイトシネマ」は無料のうえに、食べ物や飲み物を持ち込みできるところもおすすめ。好きな場所に座り、好きな格好で、食べたり飲んだりできます。

また、赤ちゃんがいると映画館にはなかなか行きにくいですよね。公園での野外シネマということもあって、赤ちゃんを抱っこしたお母さんの姿も多く見られました。
外の風を感じながら、映画が観られるのも「しばふでナイトシネマ」の魅力のひとつと言えるでしょう。

映画と並んで人気を集めていたのが、会場に並んだ3台のキッチンカー。
今年は、坂本町公園のイベントではおなじみのタコスやブリトーなどがおいしい「バンタコス」。韓国おでんやソックトックなど、コリアンフード系の「Koke Kokio(コケ コキオ)」。

ローストビーフ丼やサイコロステーキ丼などのガッツリ系からフリフリポテトなどのおつまみ系までそろえた「シャス・デリ」とバラエティ豊かなラインナップ。

会場でよく見掛けたのは「シャス・デリ」のフリフリポテト。袋に入ったポテトフライにすきなフレーバーの粉末をふりかけ、ふって楽しむポテトフライです。価格も300円とリーズナブルで食べやすく、映画を観ながら食べるのにベストなおつまみです。

「シャス・デリ」では、ビールやワインなどが2杯目は割引となることもあり、行列ができていました。

今回は、「Koke Kokio(コケ コキオ)」の「ソトックソトック」を食べてみました。「ソトックソトック」はお餅とピリ辛なチョリソーが串に刺さった韓国の屋台フード。ソースの辛さが選べるのがうれしいポイント。

映画を観ながら芝生の上で食べる「ソトックソトック」がおいしい!ビールが飲みたくなるスパイシーな味です。
夜が深まるにつれ、肌寒くなってきたので「シャス・デリ」の「メイプルホットワイン」と「フリフリポテト」も食べてみました。

「フリフリポテト」は、大人も子どもも好きな味。映画のお供としても最適です。

「メイプルホットワイン」は温かいサングリアにシナモンスティックが1本入ったお酒です。甘く仕上がったフルーティーな赤ワインにスパイシーなシナモンスティックが絶妙に効いた1杯。
この日は震えるほどの寒さではありませんでしたが、時間の経過と共に夜風が冷たく感じたので

「メイプルホットワイン」は体も温まり、ほっとする味でした。

今年の「しばふでナイトシネマ」は
•『トムとジェリー ジャックと豆の木』
•『言ってくれよ』
•『しまこと小豆島』
3本のショート・ムービーが上映されました。

17時半すぎ、空がすっかり暮れたころ、最初の作品『トムとジェリー ジャックと豆の木』がスタート。
この時間帯は、お子さん連れのファミリー層も多く、大人も子どもも楽しめる映画を上映。

短編映画なので、上映時間は約50分。通常のテレビ・アニメよりも少し長いサイズです。親御さんといっしょに集中して観ている子もいれば、映画そっちのけで遊んでいる子たちもいて、公園ならではのシネマであることを感じます。

ストーリーは、童話の『ジャックと豆の木』がベースになっています。封切りは2013年と少し前の作品ですが、トムとジェリー他、登場するキャラクターの躍動感のあるアニメーションは、世代を超えて愛される作品であることを改めて教えてくれます。

18時30分に1本目の『トムとジェリー ジャックと豆の木』の上映が終了し、主催・後援の方々のご挨拶、休憩をはさんで19時、2本目の上映作品『言ってくれよ』が始まりました。
1本目はアニメーションでファミリー向けということもあり、会場にいらした方もファミリー層が多かったのですが、この時間帯からは少し大人向けの映画へ。
中野量太監督の作品『言ってくれよ』は2022年に制作された作品。中華料理店を営み、男手ひとつで中学生の娘を育てる寛。ある日、娘が通う中学校から「娘がクラスメイトのお金を盗んだ」と連絡を受ける。

父親と思春期の娘の心のすれ違いを描いた作品で、先程の『トムとジェリー ジャックと豆の木』とは打って変わって静かな雰囲気。すれ違う親子の心理を淡々と描いた作品に会場にいるお客様も食い入るように見守ります。
30分程度の短い映画は意外な展開で終わり、上映終了後には拍手が送られました。
10分間の休憩をはさみ、19時40分から本日のトリを飾る作品『しまこと小豆島』を上映。
あたりはすっかり夜の雰囲気で、キッチンカーでビールなどのお酒を買ってきて飲みながら映画を楽しんでいる大人の姿が多く見られる時間になってきました。
『しまこと小豆島』は、2017年の香西志帆監督作品。主人公のしまこは脚本家の父親と二人暮らし。ある日、父親が人気女優の美樹と再婚すると言い出し、反発と戸惑いを覚える。父が不在のまま、しまこと美樹はふたりで故郷の小豆島に帰ることになってしまう。

20分程度のショート・ムービーのなかに美しい小豆島が登場し、お酒を片手にスクリーンを真剣に眺める方が多く見られました。
しまこの心の葛藤と小豆島の美しさをギュッと詰めた作品はさわやかに終了。今年の「しばふでナイトシネマ」は淡い余韻を残して終了しました。
2025年11月14日金曜日、17時30分から開催された「しばふでナイトシネマ」は20時すぎに終了しました。
今年は『トムとジェリー ジャックと豆の木』、『言ってくれよ』『しまこと小豆島』のショート・ムービー3本を上映。

茅場町•兜町、日本橋周辺にお住まいのファミリーや周辺でお仕事をされている会社帰りの方々など、多くのお客様が来場。
野外での映画上映ということで、公園内を元気に走りまわる子どもたち、お酒やフードを片手にピクニック気分で楽しまれている方を多く見かけました。
また、坂本町公園でご挨拶をされているファミリーやゴザを譲り合う人々の姿を見かけ、「しばふでナイトシネマ」は映画を見るだけではなく、地域の人と出会い、つながる場所なんだなと改めて思いました。
秋の夜風と芝生の香り、スクリーンの光。映画を通してこの街の魅力や坂本町公園のよさを再発見できるひとときをすごせました。
また来年も坂本町公園で、「しばふでナイトシネマ」が開催されることを期待しています!
取材場所:坂本町公園
住所: 東京都中央区日本橋兜町15-3
電話番号: 03-3546-5435(中央区役所)
アクセス:東京メトロ・東西線・日比谷線「茅場町」駅12番出口から徒歩約3分
主催:日本橋茅場町・兜町商店会
後援:中央区
協力: 日本橋七の部連合会町会、日本橋法人会茅場町兜町支部
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