2018.10.19

~楽しみながら金融に触れよう~みんなで見る映画観賞会の様子をレポート!


こんにちは!

兜LIVE!編集部です。

今回は、9月18日(火)に開催した映画イベントの様子をレポートします!

ここ兜町は、東京証券取引所を有する日本の証券取引の中心地で、世界有数の証券市場となっています。

そんなお金の街・兜町で「金融や経済の勉強を」と開催されたのが「兜LIVE!イベント ~楽しみながら金融に触れよう~ みんなで見る映画観賞会」です。


◆お金がテーマの『殿、利息でござる!』を上映


9月18日(火)の映画観賞会では、金融がテーマということで『殿、利息でござる!』を上映。この映画は、江戸時代中期に、百姓や町人に対して容赦なく重税や労役を課していた仙台藩で起こった実話が元になった作品です。

重い負担に耐えられず、破産や夜逃げが絶えなかった仙台藩の困窮をどうにかしようと、穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と菅原屋篤平治(瑛太)が、仙台藩主に千両を貸し付け、利息を巻き上げ、それを課役にあて宿場を運営しようと画策します。



当時、年利は10%。年に100両を手に入れれば、町を救うことができると考えたのです。お米や税を取られるだけの世の中で、武士からお金を取ろうとする逆転の発想は、とても画期的なものでした。

しかし、千両は、現在の価値で、なんと3億円という大金。十三郎は不安を顔に浮かべながら「そんなお金、どこにあるんですか?」と返します。まさかそんな大金が集まるのでしょうか……。



◆人間味あふれるストーリーに感動に包まれたお客さんたち


無謀とも思える挑戦に、疑問の声が漏れつつも、物語に引き込まれていった会場の皆さん。

二人の男のひょんな思い付きから始まったこの物語。果たして、計画は成功するのでしょうか?貧しい村に生きる人々が協力し、一丸となって立ちはだかる困難に向かっていく様子を、固唾を飲んで見守っていました。

イベントの最初に「食べながら飲みながらリラックスして観賞してください」とアナウンスがあったものの、その奇想天外なストーリーに釘付けになり、上映中の会場は少し緊張した雰囲気を感じました。


映画の終盤、無事千両が集まり、仙台藩主より褒美を頂戴する場面になると、参加者からは自然と笑みがこぼれ、ほっと一息つく人の様子も見られました。みなさん映画の世界にのめり込んでいるのが印象的でした!

人々が集めた千両は、利息となって吉岡宿へ恩恵をもたらしただけではありません。活気を取り戻した人々の生活は、未来永劫にわたって繁栄していきます。利息は人々を苦しめるというイメージが強いですが、逆に、利息を使いこなし、豊かな暮らしを手に入れることができたのです。映画を通して、お金がもつ力の大きさを改めて考え直す機会となりました。


◆まとめ


今回のイベントでは、お金の話を中心に人々の生き様が描かれた映画として『殿、利息でござる!』を上映。登場人物たちの想いや過去のできごとが次々に明らかになっていく、人間味にあふれたストーリーに、最後は会場が感動に包まれていました。

特に印象に残ったのは、人を動かすのは決してお金ではなく、人間の情熱や心意気だということ。登場人物たちの真っ直ぐな信念に触れ、目頭が熱くなりました。

観賞後は、参加者がお互いに感想をシェア。時に、人間はお金のことになると視野が狭くなってしまいます。しかし、決して目先の利益にとらわれることのなかった吉岡宿の人々を見習いたい、と皆さん口を揃えておっしゃっていました。吉岡宿の人々が取った大胆な行動や、一致団結して困難に立ち向かう姿に改めて感動し、しばらくの間、映画の余韻に浸っていたようです。


兜LIVE!では、今後もFinTechや金融、エンタメやグルメイベントまで幅広いジャンルでみなさんにお楽しみいただけるイベントを企画・開催予定。より多くの方が兜町にお越しいただけること、心よりお待ちしております。


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