イベントレポート

2019.09.19

第16回『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ会』を開催しました。

こんにちは!
兜LIVE編集部です。


8月24日(土)日本橋茅場町にあるFinGATE KAYABAにて『日本酒を蔵元トークとテイスティングで楽しむ』会を開催しました。


事始めの街と呼ばれている日本橋兜町・茅場町。江戸時代には酒問屋で賑わっていたこの街で、日本各地の蔵元とともに日本酒について学び、味わい、楽しく交流しその魅力を広めるため、毎月1回の頻度でイベントを開催しています。


今回は愛媛県新居浜市 から近藤酒造の五代目蔵元近藤嘉郎さんをお招きして、近藤酒造でのお酒造りの取り組みや魅力、それから愛媛県新居浜市についてもお話いただきました。




愛媛県新居浜市について

まずは、新居浜市の文化や観光地についてお話をしていただきました!
愛媛県新居浜市は四国の真ん中の上部にあり、海や山が近く、安くて美味しい魚が食べられます。


また、毎年10月中旬には新居浜太鼓祭りを執り行います。このお祭りは徳島県の阿波おどり、高知県のよさこいに並ぶ、四国三大祭りの1つでこの時期はたくさんの観光客が訪れるそうです。


このお祭りの中での一番の見どころは、太鼓台(御神輿)同士をぶつけ合う喧嘩祭りです。その時期の男性たちは引っ張られるのを防ぐために髪を短くしているのだそうです。なお、この祭りを機に結婚する人も多く、町のコミュニケーションの場ともなっています。



新居浜市ガイドブックをいただきました


その他にも観光スポットとして別子銅山産業遺産があり、”東洋のマチュピチュ”と呼ばれています。

別子銅山を通る鉱山観光列車では声優の水樹奈々さんのナレーションが流れるそうです。

新居浜市が出身の水樹奈々さんは、新居浜ふるさと観光大使を勤めており、

水樹奈々さんのゆかりの地に行ってみたい!実際にナレーションを聞いてみたい!とファンが観光列車に訪れることもよくあるのだそうです。



近藤酒造 酒造り復活まで

次に華姫桜が完成するまでのお話をお伺いしました。


平成の名水百選「つづら淵の天然水」を仕込水として使用

近藤酒造で取り扱う水は、地下110mの深井戸からくみ上げた天然水です。

井戸のあるつづら淵では年男・年女が湧水を汲んで1年の健康や五穀豊穣を願う行事を行うなど地元に愛されている清水です。


そんな街に愛され、愛媛県で唯一の「平成の名水百選」に選ばれた天然水を使って酒造りに勤しんでいます。


酒米も新居浜産の「松山三井」

日本酒に欠かせない酒米には、新居浜産の「松山三井」を使用しています。

松山三井は愛媛県を中心に生産をされています。もともとは食用のお米として生産されていましたが現在は酒米として有名なお米です。


お酒造りの背景をお聞きし、自然豊かな新居浜市の景色も浮かんできました。



酒造り復活までの道のり

新居浜市は質のいい原料が揃う豊かな町でありましたが、酒造りまでの道のりは険しいものでした。


近藤さんは、家業を継げるようにと東京農業大学を卒業したあとは飲料メーカーや、醸造試験場等でお酒のことやビジネスの仕組みを学びました。


この経験したことを酒造りに活かすときが来たと、満を持して帰省をしたところ、なんと酒蔵を閉じていたことが発覚。

その後、父上に酒造りを再開したいと希望と伝えるものの何度も反対をされ、実家に戻ってから2年間お酒造りを始めることができなかったそうです。


2年経っても熱い想いを捨てきれず、3年目には腹を決めて400kgの酒米を購入したことが、近藤さんにとってお酒造りとの格闘の日々の始まりでした。


初めての日本酒造りでは、酒母は寸胴鍋、仕込みは約700Lの小タンクを使って小さくスタートし、その年に小タンク2本のお酒を完成させることができました。

当時のことを近藤さんは「昼間はお酒を販売し、夜はお酒造りをする・・・という寝る間も惜しんで心を込めて生まれたお酒は、感慨深く譲りたくないと思うほどだった。」とお話しされていました。


もっと美味しいお酒を造り、父上やスタッフにも認められたいと考えた近藤さんは日本酒コンテストに出品し、その後、審査員からのフィードバックを参考に、造り方を工夫していきました。


発酵など製造過程はもちろんですが、お酒を入れる瓶の洗浄にまでこだわったそうです。


その努力が開花してお酒造りを始めてから3年目には「華姫桜」が愛媛県の鑑評会で金賞、8年目には全国新酒鑑評会で金賞を受賞するまで成長を遂げました。


華姫桜に込められた想い


そんなドラマティックなストーリーを経て生まれた「華姫桜」の名前の由来は次の通り♪


華:宴の席を美味しいお酒で”華”やかにしたいという願いを込めた”華”

姫:愛媛県(えひめけん)のお酒という意味を込めた”姫”(ひめ)

桜:近藤酒造さんの復活ストーリーと重なる、1970年に愛媛県を直撃した台風の影響で倒れたけれど復活した”桜”


名前の響きも素敵ですが、由来を聞くと地元への愛や復活まで物語など奥深さを感じました。


利き酒と味わうお酒を愉しむ

近藤酒造の「華姫桜」ができあがるまでのストーリーをお聞きした後は、実際にテイスティングです。

近藤さんの想いがたくさん詰まったお酒を口にすることが楽しみです。


まず「①華姫桜 昇龍」「②華姫桜 極み辛口」「③華姫桜 吟醸酒」の3種類をテイスティングしました。


私は特に吟醸酒のマイルドな味わいが好きになりました。


飲んだお酒と種類を当てた方には、近藤さんから手ぬぐいがプレゼントされました!

その他の方にも、一升瓶の蓋をモチーフにしたオリジナルのマグネットをいただきました。


VISA 2014年11月号の表紙と一升瓶をモチーフにしたマグネット


さらに味わうお酒として3種類いただきました。


・華姫桜 純米酒
・華姫桜 大吟醸酒
・華姫桜 純米大吟醸酒


大吟醸酒は2019年度「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」金賞を受賞したお酒です。




これらの日本酒を、新居浜産のいりこと&金山寺味噌、かまぼこ、えび天とあわせていただきました。


特に金山寺味噌が美味しく、いりこだけではなくかまぼこやえび天にもつけていただきました。味噌の甘辛さと華姫桜の透き通る辛さがとてもよく合いました。




最後に参加者全員で記念撮影です。素敵なイベントだったことが表情から窺えます!




会を終えて


近藤さんのお話を聞いて、想定外の出来事から、多くの苦労と努力で蔵を復活させたことに感動しました。


特にスタッフに酒造りをスタートすることを認めてもらえるように「坊主」にして、一人ひとりに頭を下げたというお話は印象的でした。


近藤酒造さんの復活までのお話を聞いた後に味わった「華姫桜」と産地のおつまみは別格でした。


熱い想いをお話いただいた近藤さんはとても人気で、イベント後も参加者に囲まれて撮影会のようになり最後の最後まで盛り上がりました。




近藤酒造株式会社



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