2017.10.13
みなさん、こんにちは!
兜LIVE!編集部です。
先日、茅場町にある「FinGATE KAYABA」にて、中南米諸国の金融文化やスペイン語に触れることができるイベントを実施いたしました!
撮影:兜LIVE!編集部
スピーカーとしてお話いただいたのは、クラウドクレジット株式会社 執行役員の並木泰樹さん。
並木さんは、幼少期をスペイン語圏であるグアテマラとペルーで過ごされ、また社会人になってからはニカラグア共和国のマイクロファイナンス機関に赴任。その後、コスタリカの大学院にて開発経済学の修士号を取得するなど、中南米諸国の文化に慣れ親しんでこられた方です。(大学在学中にはキューバにダンス留学もされたそうです!)
並木さんが執行役員を務めておられるクラウドクレジット株式会社は、"投資型クラウドファンディング"という仕組みを通して、日本の個人投資家と世界中にいる資金を求めている方を繋げる事業を行なっているのですが、並木さんは当初、ペルー投資事業のスペイン語通訳として参画されたそうです。
撮影:兜LIVE!編集部
クラウドクレジットの並木さん!
まずは、参加者の方同士で、簡単な自己紹介から始まりました♪
商社にて長い間中南米を担当してきてスペイン語はペラペラだけど、現地の金融文化について知りたい!という方や、スペイン語で自分の名前を言いたい!また、英語はできるけどスペイン語もやってみたい!という方や、投資先として中南米のことを詳しく知ってみたい!という方など様々な方がいらっしゃいました。
自己紹介の後は、並木さんに「中南米諸国の金融文化」についてお話いただきました。
撮影:兜LIVE!編集部
▼このような質問から始まりました。
・今10万円もらう。
・1年後に10+α万円もらう。
という2つの選択肢があります。αがいくらなら1年待ちますか?
参加者の方からは「今もらって遊んだ方がいいからαが5万円くらいにならないと1年待たない」「国債の利回りより高ければいいからαが1万円(利回り10%)でも全然待てる」など、様々な意見が出てきましたが、中南米の方たちは、αが20万くらいならOK!という方が多いそうです。つまり、αが10万円(=利回り100%!)でも今10万円もらう方が良い、ということですね。
中南米諸国では、物価が上がりお金の価値が下がってしまうインフレーションを過去に頻繁に経験してきたことから、未来よりも"今"を大切にするという方も比較的多いとのこと。
「これからのことよりも、今ビールを飲んで楽しもうぜ!」みたいなイメージでしょうか。笑
確かに、"ラテン"と聞くととても陽気な性格という印象が強いですが、そういったことはもしかすると中南米諸国の金融情勢からきている部分もあるのかもしれませんね。
並木さんは、
・日本の人は全てがプラン通りで進む前提で動いている。
・中南米の人は全てが予測できない中で生きている。
のではないだろうか、と仰っていました。
撮影:兜LIVE!編集部
本日は、実用的なスペイン語の文法について学びました。スペイン語も英語と同じく、主語、動詞、目的語、補語、(SVOC)といった文の構造を持っていますが、動詞の活用が主語によって全て異なる為、主語を言わなくても良い、ということが英語との大きな違いであるということでした。
また、この「主語を言わなくてもよい」ということがどのように中南米の人々の物事の考え方に影響を与えているかについて考えるきっかけを与えてくれるいくつかの本も紹介頂きました!
撮影:兜LIVE!編集部
スペイン語についてわからない人でも気軽に楽しむことができるイベントとなりました。また、中南米諸国といったあまり関わる機会のない地域の金融に対する考えなども詳しく聞くができたので、楽しくもあり、学びにもなりました。
今回の中南米諸国の金融文化やスペイン語に触れることができるイベントは、全4回開催される予定です♪ 次回の日程が決まりましたら、兜LIVE!のFacebookページやWEBサイトにてお知らせいたします。
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