2026.07.22

お昼休みが“投資”との出会いの場に――東証主催「ランチで学ぶ、資産形成!」セミナーに参加してきました!

こんにちは!兜LIVE!編集部です。


2026年7月8日(水)のお昼どき、茅場町駅8番出口直結の「CAFE SALVADOR BUSINESS SALON」で、東京証券取引所主催のセミナー「ランチで学ぶ、資産形成!」が開催されました。お弁当付き・参加無料で、資産形成の基本から日本株・ETFの魅力までを学べるうえ、食事も学びもお昼休みのうちに完結する企画です。今回は、その模様をお届けします!


会場は茅場町駅を出てすぐ


CAFE SALVADOR BUSINESS SALON


◆ランチタイムで学ぶ、全2回のセミナー

本セミナーは、投資初心者の方を対象にした全2回の講座です。第1回(5月27日)のテーマは「投資のキホン」、筆者が参加した第2回(7月8日)は「日本株・ETFの魅力」。約1ヶ月の間隔を空けて、段階的に学べる構成になっています。


会場の入り口で受付


時間は12時5分から12時55分まで。最初に30分の講義、そのあと講師を囲んで15分のグループ質問会という流れです。参加は2回セットが基本で、両日に出席したうえで、前後に実施される全5回のアンケートに回答した方には、プレゼントも用意されています。


筆者も一緒に学びます


お弁当は、会場のカフェが用意する4種類。この日は、ネギトロ温玉ボウル、ガイ・ガッパオライス、タコライス、そしてヴィーガン対応のブッダライスボウルという彩り豊かなラインアップで、どれにしようか迷いながら選ぶのも楽しいひととき。好みや苦手な食材を考慮して選べるのは、うれしい心配りです。コーヒーや紅茶、ジュースなどが選べるドリンクバーも利用でき、参加者は食事をとりながら聴講できます。


どれもおいしそう


筆者はガイ・ガッパオライスをいただきました!


会場は駅直結という好立地で、お勤めの方が仕事の合間にさっと立ち寄れるのも魅力です。定員は35名(先着順)で、募集期間の途中で申込みが定員に達し、受付は締め切られました。お昼休みも学びに活用したいという方が、それだけ多いのかもしれません。


講師を務めるのは、東京証券取引所 金融リテラシーサポート部の担当者の方。冒頭にあったのは、「私たちは、中立な立場から正確な情報をお届けすることを心掛けています。ですので、『結局、何を買ったらいいの?』といったお話をすることはありません。最後にご決断いただくのは皆さんご自身です。私たちは、その決断にたどり着くまでの助けになるような情報をご提供できればと思います」という言葉。特定の金融商品の販売を目的としない立場から情報提供を行なっているからこそ、学ぶ人の目線で情報を届けられる――取引所ならではの姿勢だと感じました。


◆第2回のテーマは「日本株・ETFの魅力」

第2回の講義は、「この1ヶ月の間に、ご自身で調べてみたり、実際に行動に移してみたりした方はいらっしゃいますか?」という講師の問いかけからスタート。前回の内容を振り返りながら進むため、間が空いていても付いていきやすい構成です。


前半のテーマは、日本株市場の“いま”。「日本株はアメリカに比べて成長していない、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか」と講師。しかし、為替変動の影響を除いて株価指数の推移を比較してみると、日本市場も着実に成長してきたことが見えてきます。市場全体の時価総額はこの10年で約2倍。上場会社の数自体はそれほど増えていないため、1社1社の成長が市場全体を押し上げてきたのだといいます。


講義の様子


後半のテーマは、ETF(上場投資信託)。投資信託の一種でありながら、株式と同じように証券取引所でリアルタイムに売買できる商品です。大半の銘柄が少額から取引できることや、保有コストが低く抑えられる仕組みなど、投資信託との違いを軸に、初心者にもわかりやすく解説されました。東証には数百銘柄ものETFが上場していて、その多くが新NISAにも対応しているそうです。最後には、銘柄選びに役立つツールとして、東証のウェブメディア「東証マネ部!」の銘柄検索機能の紹介もありました。


「東証マネ部!」ウェブサイトの銘柄検索ページ


◆熱のこもったやり取りが続いたグループ質問会

講義の後は、少人数のグループに分かれての質問会です。参加は自由で、テーブルの札の色によって参加・不参加の意思表示ができる仕組み。その場で直接質問できるのはもちろん、質問はせずにやり取りを聴くだけでもよいので、「自分から質問するのは少しハードルが高い」という方も気負わずに済みます。講義だけ聴いて会場をあとにすることもでき、その日の予定やお昼休みに使える時間に合わせて、関わり方を選べる形になっています。


質問会の様子


質問会では、講師を含む金融リテラシーサポート部の部員の方が会場の両サイドに1人ずつつき、事前アンケートで寄せられた質問への回答はもちろん、その場で挙がった質問にも一つひとつ丁寧に答えてくれます。スクリーンには事前アンケートの質問が映し出され、「投資のタイミングを知りたい」「目論見書の見方がよくわからない」といった疑問のほか、「前回の講義を受けて、積立額の増額を検討している」「つみたて投資枠を利用し始めた」という声も。すでに行動を起こしている方の様子がうかがえ、第1回からの1ヶ月を、多くの方がしっかり生かしているようです。


「日経平均に連動するETFだけでも20種類くらいあるのはなぜか」といった話から、暴落時の心構えまで、話題は多岐にわたりました。「市場の天井や底を正確に捉えることは容易ではありません。長期的な資産形成を考えるうえでは、相場変動時にも感情に左右されず、あらかじめ決めた方針に基づいて投資を続けることが大切です。」部員の方が熱を込めて語る場面もあり、限られた時間の中でできるだけのことをお伝えしたいという思いが伝わってきました。


説明に熱が入ります


終了時刻が近づいてアンケートの案内が入ってからも、やり取りは尽きず、予定の50分に収まりきらないほどでした。講義から質問会まで充実した内容で、とてもていねいに練られた企画だと感じました。


◆「学んで終わり」にさせない、運営の工夫

セミナー終了後、講師を務めた金融リテラシーサポート部の担当者の方にお話を伺いました。


セミナー運営の皆さん


東証がこのランチセミナーを始めたのは昨年。今年になってからはこれが3回目で、2回セットでの開催は今回が初めての試みです。参加者は女性比率が高く、年齢層は20代から60代までと幅広いとのこと。


第1回と第2回の間を約1ヶ月空けているのは、前回の内容を実践してもらう期間にするため。実際にやってみてわからなかったことを、今回の質問会につなげてほしいという狙いです。今年1回目のセミナーの後には、証券口座を開設したり実際に投資を始めたりと、行動に移した参加者が7割ほどにのぼったとのことで、これには筆者も驚きました。


初心者が理解しやすいようにまとめられていながら、中身が濃いと感じた資料についても、作成の工夫を尋ねました。講義冒頭の言葉のとおり、特定の商品をすすめることはしない中立な立場。その分、銘柄の検索方法や一覧の見方など、参加者が自身で行動するための手助けになる情報を盛り込んでいるとのことでした。


学びを行動につなげてもらう工夫が、随所に効いているようです。


◆「JPXマネ部!ラボ」もチェック!

本セミナーを運営する金融リテラシーサポート部は、JPX(日本取引所グループ)の金融経済教育統一ブランド「JPXマネ部!ラボ」のもとで、幅広い情報発信を行っています。取材の中で伺ったところでは、「マネ部!」の名前は、マネーの部活、そして古語で学ぶことを意味する「まねぶ」にも由来するのだそう。ロゴの赤はJPXのコーポレートカラー、黄色は投資をモチーフにし、グレーは「銀」を表し、資産を長期でじっくり育ててほしいという思いが込められているといいます。


JPXマネ部!ラボ ロゴ


JPXマネ部!ラボにはこちらの通り、6つのマネ部!があります。



そのうちの1つ「東証マネ部!」では、Webサイト上にて資産形成に関する記事がこまめに更新されているほか、最近は発信のチャネルがさらに広がっています。2026年7月1日には書籍『東証マネ部!お金の超・バイブル』が発行されました。10年分の記事から厳選・再構成した301ページの入門書で、価格はなんと198円(税込)。漢字にはルビが付いていて、お子さんと一緒にご家族で学ぶのにもぴったりの一冊です。さらに、ポッドキャスト番組「東証マネ部!トーク」も配信中。通勤時間や家事の合間に、耳から気軽に学ぶことができます。


東京証券取引所


今後もさまざまな形でセミナーの開催が予定されているそうです。今回のような気軽に参加できる学びの機会が、資産形成への最初の一歩になるかもしれませんね。古くから金融の街として知られ、東京証券取引所が本社を置く兜町・茅場町。その金融リテラシーサポート部の取り組みから、今後も目が離せません!
(取材・撮影:柴田幸恵)


▪️東証マネ部!
▪️書籍『東証マネ部!お金の超・バイブル』
▪️ポッドキャスト「東証マネ部!トーク」




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