2024.08.19

今年で開校150周年 中央区立阪本小学校 記念祝賀会

こんにちは!兜LIVE!編集部です。
兜町にある中央区立阪本小学校が、今年で開校150周年を迎えました。

今回は、2023年11月11日に行われた記念祝賀会の様子をレポートします!



◆記念すべき150周年を迎えた阪本小学校


会場となったのは、阪本小学校から徒歩約5分、茅場町駅に直結したビル「KABUTO ONE(カブトワン)」です。



1階エントランスにある世界最大規模の大型LEDディスプレイには、開校150周年という大きな節目を迎えた阪本小学校の写真やメッセージが映し出されていました。



4階の会場前では、来賓の方々が受付を行なっていきます。



この日の午前中は阪本小学校にて記念式典が開催され、児童たちによる合唱や邦楽演奏・日本舞踊が披露されたとのこと。


午後から行われる記念祝賀会には、中央区の小中学校の校長先生やPTA会長、役員、町会団体や150周年記念事業の寄付企業様を中心に150名を超える来賓の方々が参加します。



会場の4階ホール内の様子はこちら。前方に6卓ほどの着席テーブル、後方に15卓ほどの立食テーブルが用意されています。



各テーブルには、小学校の児童たちが手がけたカラフルなイラストが席札として使用されていました。祝賀会のプログラムやパンフレットの中でも、この可愛らしいイラストを目にすることができました。



ホール後方に設置されたドリンクコーナーも準備万端です。


続々と参加者が入場し、会場内はあっという間に談笑や笑い声で包まれました。晴れやかな雰囲気の中、いよいよ祝賀会が始まります。



◆記念祝賀会がスタート!


まずは開会のことばとあいさつ、そして来賓祝辞が行われました。
阪本小学校の小川校長は、あいさつの際になんと阪本音頭の披露まで!感激の声とともに、校長の姿を写真や動画に収めようとカメラを構える人々の姿が見られました。



続いて、はんてんを着用し、纏(まとい)と共に入場してきたのは、一般社団法人「江戸消防記念会」第一区九番組の皆さん。今回は「纏の振り込み」と「木遣り唄」が披露されました。



纏(まとい)は、元々は戦場での侍大将の馬印でしたが、町火消の誕生後に各組の旗印として取り入れられたものです。その際に「纏のぼり」と呼ばれるようになり、のちに現在の形になったのだそう。



団結の中心として大切に管理され、心のよりどころにもなっている各組の象徴的な纏。その纏の振り込みと共に披露されたのが「木遣り唄」です。



「木遣り唄」は元々は労働者の歌であり、重い木や石などを大勢で運び出す際に全員の力を一つに合わせるために歌われていたものが、祝儀や祭礼などに歌われる祝い唄へ変化したといわれています。



重さ約20kgの纏が、唄に合わせて力強く振り込まれる様子に、来賓の皆さんの視線は釘付けです。



力強い見事なパフォーマンスに、会場は大きな拍手で包まれました。


◆お祝いの鏡開き


続いて行われたのは鏡開き。名前を呼ばれた方々から順番に壇上へと上がり、合図で一斉に樽のフタが割られました。



会場全員で開校150周年を祝し、乾杯です!祝い酒の香りと和やかな雰囲気に包まれながら、懇談と食事タイムに移ります。



ビュッフェ形式である今回の祝賀会。この日のために用意されたご馳走がズラリと並べられていました。



和洋バラエティ豊かで彩りも鮮やかな料理の数々に、どれにしようかと悩む人々の姿も各所で見られました。



今回の祝賀会の雰囲気にもピッタリな、色鮮やかなデザートも登場。「おいしそう!」という声とともに、どんどんお皿に取り分けられていき、大人気です。

どのテーブルからも朗らかな笑い声が聞こえてきて、皆さんの楽しんでいる様子が存分に伝わってくる懇談の時間でした。


◆華やかなパフォーマンスに拍手!アトラクションタイム


食事が落ち着いてきたところで、アトラクションが始まります。
まず登場したのは、地域スポーツクラブ日本橋・京橋(メイプル)にも属するBears Rising (ベアーズライジング)の皆さん。「がんばる女性を応援したい」という想いから誕生した、日本では珍しい実業団チアダンスチームです。



この祝賀会のために作り上げたという息の合ったスペシャルパフォーマンスと、弾ける笑顔で会場を盛り上げます。

途中で歌詞カードが配られ、会場の人たちも一緒に歌で参加するシーンもありました。



チーム理念である、「まっすぐに夢を追いかけ続け、輝く女性になる」。
まさにその理念を体現するようなパワーと輝きを放っていたパフォーマンス。ベアーズライジングの皆さんには、会場内から大きな拍手と歓声が送られました。



続いて、地域スポーツクラブ日本橋・京橋の吹奏楽実業団、Bears Wind Orchestra(ベアーズウインドオーケストラ)の登場です。先ほどのベアーズライジングと同じく、株式会社ベアーズに所属する実業団チームです。



阪本小学校のサカモトにちなんで「坂本九メドレー」や「松田聖子コレクション」など、昭和歌謡曲がメインに演奏されました。
懐かしい曲の数々に、メロディーに合わせて楽しそうに体を揺らす方々も見受けられました。



途中から、先ほど登場したベアーズライジングの皆さんも加わり、贅沢なコラボレーションが実現。



最後のドリフターズメドレーでは、会場から大きな手拍子や笑い声が沸き起こり、大盛り上がりのままパフォーマンスは終了。お祝いの場にぴったりな、心躍る華やかなアトラクションタイムでした。



アトラクションの後は、阪本小学校PTA会長の伊藤さんによる謝辞の言葉です。開校150周年記念祝賀会開催に至るまでのお話や想いを語られました。



宴もたけなわとなり、阪本小学校OBで茅場町一丁目町会今野会長による三本締めにて全演目が終了。



最後まで和やかかつ、笑顔の絶えない祝賀会となりました。


◆まとめ


2021年の新校舎竣工が記憶に新しい阪本小学校。校舎はもちろん、以前特別授業にお邪魔した際も、新たな角度からの授業を柔軟に、積極的に取り入れている印象を受けました。


参照:自分の気持ちや感覚をアートに込める!阪本小学校で「出前授業」が開催されました

150年という長い歴史と伝統を守りながら、新しい風も吹かせていく。そのバランスこそが、今の阪本小学校の魅力のひとつになっているのではないでしょうか。



また、学校関係者の方々を始め、地域や社会全体で児童たちのことを想い、サポートされていることが顕著に伝わってくるような祝賀会でもありました。
温かく見守ってくれる人々がいる心強さは、地域社会にとって代えがたい財産です。
今後も児童たちの更なる成長を楽しみにするとともに、新しい歴史を作っていく阪本小学校の取り組みにも注目です!



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